堂島ホテル |
新大阪ホテル |
かつて大阪中島に「新大阪ホテル」(写真右)というクラシカルな概観の中にも格調と風格を備えた堂々とした建物があった。
このホテルは米国の建築家ライト氏設計の帝国ホテル(旧館)の外観や様式をまねて建てられたものであった。
しかしその建物も今から40年ほど前、保存か取り壊しかの賛否両論の中、結局は取り壊されてしまい、今は後進の「リーガロイヤルホテル」がホテルとしてのその伝統を引き継いでいる。
実は私も研修で数ヶ月間このホテルで働いたことのあるのだが、今でも天井の高い建物内部の格調ある雰囲気や、まるで迷路のように入り組んだ地下スペースのことなどをよく覚えている。
帝国ホテル(旧館)の設計を手がけたライト氏は、米国の高名な建築家であり、帝国ホテル以外にも、わが国の多くの建築物を手がけており、日本人にはよく知られている人物である。
さて時は変わったが、今でも建築年こそ浅いとはいえ、クラシカルで風格のある建物をたまに目にすることがある。
その一つが大阪堂島の「堂島ホテル」(写真)である。
規模こそ「新大阪ホテル」には及ばないが、正面から見る建物の様子は、なかなか現在の建物には見られないクラシカルな威厳と風格を備えている。
外観だけでなく一歩ロビーに踏み入れても、その雰囲気は落ち着いていてシックで格調がある。
この堂島ホテル、場所も大阪駅から近い堂島にあり、まわりの瀟洒なオフィスビルによくマッチしているようである。
この堂々とした外観を見れば、是非一度利用してみたくなるのは決して私だけではないだろう。
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