すでにご存知の方も多いと思うが一応そのやり方を書いておこう。
天声人語デジタル版 |
私の趣味の一つにタイピングがある。
振り返ってみればタイピングとの付き合いは実に長い。
始まりは高校生のときの英文タイプである。
そのころはタイプといえば英文タイプと和文タイプに機種が二つに分かれていて、
今のようにパソコン一台で和文も英文も打てるということはなかった。
つまりローマ字や英文を打つときは英文タイプで、日本語を打つときは和文タイプでという使い分けが必要だったのである。もちろんどちらもが手動である。
高校で英文タイプ部に所属して、そこで始めたタイピングだが、さいわい英文タイプの文字の配列は今のパソコンのキーボードと同じなのだ。
もっとも手動と電動という大きな違いはあり、スピードの点では今と比較にならないのだが。
でもタッチタイピングの指使いは今と同じなので、わたしがこれを覚えたのは実に40年以上前になるのだ。
職場へ入ってもタイピングとの縁は切れなかった。ホテルマンになって、職場で最初に触れたのが電動タイプであった。
確か「レミントン」という外国の機種であったと思う。これを使って毎日宿泊客リストなどをローマ字で打っていた。
私が勤めていたホテルは外国人客が多かったせいか、客の氏名は国籍を問わずすべてローマ字で打っていたのだ。したがって使っていたのは英文タイプのみである。
ホテルマン生活は20年ぐらいも続いたので、その間ずっとタイピングとは縁が切れなかった。
前置きが長くなってしまったが、そんなこともあって今ではタイピングは趣味の一つになっている。
指先を活発に動かすことは脳の刺激にもなって老化防止にもなると聞けばなおさら止められない。
いまでもタイピング訓練は毎日やっているが、普通のテキストを使っての例文を打つだけでは味気ないので、3年前ぐらいから始めたのだが、「朝日新聞の天声人語」を打っているのである。
この方法だと価値あるコラムを読みながらタイプしていくのだから、まさに趣味と実益の一挙両得である。
すでにご存知の方も多いと思うが一応そのやり方を書いておこう。
まずパソコンでネットの朝日新聞デジタル版から「天声人語」を開く。
次に画面はそのままにしてタスクバー左端の「スタート」からワードパットを選択する。
ワードパットの画面が出てきたら、まずタスクバーに表示されている項目から「新聞ニュース」を右クリックし×印で消去し、もう1回タスクバーの何も書いていないところで右クリックする。
そして出てきた指示文から「上下に並べる」(左右に並べるでもよい)を選択する。
すると同一画面の上にワードパット、下に天声人語が出てくるので、あとは上下を入れ替えたり、天声人語の文章の位置などを調節して打ち始めればよい。
すると同一画面の上にワードパット、下に天声人語が出てくるので、あとは上下を入れ替えたり、天声人語の文章の位置などを調節して打ち始めればよい。
ざっとこうした手順だが、なにもテキストは天声人語でなくてもいい。ためになるコラムは新聞各紙いろいろあるし、社説だっていい。
とにかくこの方法だと毎日忘れずにコラムが読めて、同時にタイピングの練習ができる、という時間の有効利用にもつながるのである。あなたも是非一度お試しみになってはいかがですか。
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