2012年7月7日土曜日

水不足の宇宙ステーションでは ”尿から作った水”を飲んでいる!

宇宙ステーション

 7月6日の朝日新聞「天声人語」に「宇宙ステーションは水不足で尿から作った水を飲んでいる」と書いてあった。


 別にそれほどの違和感もなく、味もまずくはないという。


 では尿からどのようにして水を作るのだろうか。


 その方法などについてネットで探ってみた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

尿から水をリサイクルし、国際宇宙ステーションの定員を倍増へ

 現在は3名に過ぎない国際宇宙ステーション(ISS)の定員を倍の6名に増やす為の積荷が、今秋打ち上げ予定のスペースシャトルに搭載される。

 定員を増やす為の設備として、新しいトイレ、就寝用設備、そして尿から水を取り出すリサイクル装置をISSに新たに設置するという計画だ。

 蒸留や濾過など複数の処理を行うことで尿から水分を取り出し、飲料水や食糧の準備、そしてISS内の酸素生成用途に使用されるとのこと。

 SSは慢性的に水不足であり、スペースシャトルから補給を受けているが、この設備によって水不足を解消できるそうだ。テストを行い、問題がなければ来春から定員を増やす。

 ちなみに新たに設置されるトイレは米国がロシアから1900万ドルで購入するとのこと。日本円に換算すると20億円以上となるが、それでも米国で新しいトイレを製作するよりも安く抑えられるのだという。 

インターネット「スラッシュドット」より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宇宙ステーションで飲料水を製造 栗田工業とJAXAが共同研究 

 水処理大手の栗田工業は17日、独立行政法人の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、国際宇宙ステーション(ISS)から出る水分を回収し、飲用可能レベルまでにする技術を共同研究すると発表した。

 実現すれば、宇宙空間内で長期、安定的に飲料水を獲得することにつながるという。 

 両者は、宇宙ステーションの実験棟「きぼう」内での実証実験を目指して、水の再生処理に必要となる要素技術と処理方式の研究を進めるという。 

2011.10.17 新聞記事より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

尿からスポーツドリンク、 宇宙で実験へ 

 スペースシャトル最後となる12日間のミッションでは、尿などの汚水から飲料を作る道具のテストも行われる。 

 テストされるのは、「Forward Osmosis Bag (FOB: 正浸透バッグ)」と呼ばれる2重になった教科書サイズの袋だ。

 FOBの内袋は半透膜になっており、内袋に糖分を含む溶液を入れて外袋に汚水を入れることで、内袋側に水分だけが透過してスポーツドリンクに似た飲料ができるのだという。

 既に軍隊では尿や泥水などの汚水から寄生虫や細菌、ウイルス、その他の汚染物質の除去するのに同様の技術を利用しているとのこと。

 FOBの場合、地上では4〜6時間で1リットルの飲料を作ることができるが、宇宙環境で試すのは初めてのこととなる。 

 以前のストーリーにもあるように、国際宇宙ステーション(ISS)では数年前から尿をリサイクルして飲料水を作る装置を導入しているが、ISS内の限られた電力を消費してしまう。

 FOBは液体の正浸透を利用するもので、電源を必要としない点がメリットといえる。

 なお、FOBを実験するのは、今回アトランティス号に搭乗している4人の宇宙飛行士のうち1人だけとなる。

 また、実際に尿を使用するのではなく、実験用に用意された液体を使用するということだ。 
」「
2011年07月10日 
インターネット「スラッシュドット」より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サバイバル時に自分の尿から水を作る方法!
日本は水に恵まれた国です。
適度に雨は降るし、蛇口をひねれば普通に飲める水が出てきますし、上水道・下水道という話になれば、日本は本当に素晴らしい国です。

頭で理解していても、飲み水がすぐ手に入るありがたさをなかなか実感できません。

日常で、わざわざ尿から飲み水を作るなんてことは、考えたくもないですよね。

しかしながら、災害や事故、断水といった命に関わる極限の状況になったとき、尿で生きながらえたなんて話は珍しくありません。

いざサバイバルに追い込まれたときのために、直接は抵抗があっても飲み水に変えることで生きながらえる確率は上がるかもしれない「飲み水の作り方」の紹介です。 

用意するもの
地面の大きな穴 バケツなどの水受け 防水シート 石 日光 尿 
ステップ1 
まず地面に大きな穴を掘ります。そのときに出来るだけ湿った土が露出するまで掘ってください。

そして清潔な水を受けることのできるものを掘った穴の真ん中に置きます。そして尿は全て、水を受けるもの中ではなく、その周りに放出してください。 
ステップ2 
夕暮れになったら大きなビニールシートか防水のシートを掘った穴の上にかぶせます。

飛んでいかないようにコーナーは大きな石で止めておきます。シートが穴の両サイドに決して触れないようにし、水受けから約1020cm離れるようにしておきます。
ステップ3 
水受けからちょうど真上の部分が少し下がっているようにします。

石や缶などを置くとそこが結露と蒸留の焦点となります。昼間の日照時間に太陽光線によって尿を土から蒸留させ始めます。

蒸発してきた水分がシートの上に集まってきます。
ステップ4 
尿内の無機質成分や他の汚染物質は重すぎるためにほとんど蒸発せず、その結果閉じ込められた水分だけがシートに結露し水受けにたまっていくという仕組みです。 


聞くところによると、フランス外国人部隊とかチリの陸軍ではよく使うそうです。

ちなみに尿はいやだという人は涙でも同じ効果が得られるそうです(ってそんな泣けるのか)

この方法を使わずにすむことを祈るばかりですが、海水の蒸留なんかでもこの方法を見かけたりするので、飛行機が不時着して無人島〜なんてことになったら役に立つ日がくるかもしれません。やはり役に立たないことを願いますが…。

インターネット「らばQ」より


0 件のコメント: