日本の劣化の原因がここにある!
日本のAIの現状についての記事を探すためネットサーフィンをしていると、とつぜん「世界一勉強しない日本のサラリーマン」という記事のタイトルが目に飛び込んできました。
ずいぶんセンセーショナルなタイトルなので気になって中身を読んでみて驚きました。なんと日本のサラリーマンは先進国中もっとも勉強時間が少ないというのです。
でも、これって本当なのでしょうか?
いわれてみればなんとなく納得できるような気もします。なぜなら、このところ様々な分野における日本ブランドの地位が下降傾向にあるからです。特にひどいのは日本企業の凋落です。
最近発表された下記Urlのデータによりますと、世界のトップ企業50社の中に入っている日本企業はトヨタ1社だけです。しかもその1社であるトヨタはランキングで中国や韓国の企業に負けているではないですか。
トップ50社中、トヨタは42位ですが、中国のアリババは7位、韓国のサムスンは17位で、いずれもトヨタより上位を占めているのです。
世界トップ50社の中にわずか1社しか入っていない上に、その1社が中国や韓国の企業に遅れをとっているのです。
信じたくありませんが、これが現在の日本企業の力なのです。こうなったのも、すべて日本のサラリーマンが世界一勉強しないからなのではないでしょうか。
(参考データ)
世界の大企業ランキング
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先進国一、勉強しない日本の会社員に明日はあるのか?
ワーク“アズ”ライフの時代、「ワークライフバランスなんて、クソ食らえ! ですよ」2017年11月6日の夕刻。経済産業省17階の特別会議室に、「現代の魔法使い」こと筑波大学学長補佐の落合陽一氏の声が鳴り響いた。リカレント教育(大人の学び直し)や柔軟な働き方を審議する「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」での一コマだ。落合氏がゲストスピーカーということで、オブザーバー席は満席。
「今の時代、仕事と余暇を切り分けるなんてことは崩壊しています。これからはワーク“アズ”ライフの時代です」
落合氏がそう宣言すると、会場からはドッとどよめきが起こった。
自分の時間を切り売りし報酬に変える、ワーク“フォー”ライフからワーク“アズ”ライフへ──。
ワーク“アズ”ライフとは、落合氏の著書『超AI時代の生存戦略』によると、その定義は「差別化した人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける」ことだ。
それを実現するためには、「自分の中で価値創出のポートフォリオ・マネジメントが出来ること」が重要で、その価値を生み出すために、サイエンス、アート、エンジニアリング、デザインの教育の拡充が急務だ、と落合氏は力説した。
「5年前までは、修士論文レベルだった価値が、今では15歳ができるようになりました。8歳の年齢差がわずか5年でなくなる時代なのです
自己投資の概念が希薄
第4次産業革命による急激な産業構造の変化が起き、本来、“経験豊富”であるはずの社会人も、勉強しなければ「次世代の子ども」にも劣る存在に落ちてしまう時代……。
ましてや、人が100年も“健康に”生きる時代が到来する時、「教育を受ける」「仕事をする」「引退する」という従来の3つの人生ステージを送るモデルは通用しなくなる。
だからこそ、今後は、大人になっても新たな技能や知識を習得するための教育や経験、人的ネットワークを蓄えることが重要だ──。
現在、政府では「リカレント教育(仕事と学びが循環すること)」の推進や、それを可能にする「柔軟な働き方」の実現に向けて、審議を重ねている。
だが、現状、「大人の学び直し」には課題が山積している。先の研究会の第2回に登壇した慶應義塾大学特任教授の高橋俊介氏は、「日本のホワイトカラーは、先進国で最低というほど、自己啓発していない」と断言する。
「そもそも、日本は、自己投資するという習慣や概念が希薄です」
事実、日本のサラリーマンは、他の先進国とくらべて、大人が勉強していないことは、データにも現れている。
OECDのデータによると、25歳以上の社会人が、短期高等教育機関へ入学する割合は、OECD諸国中で最下位。30歳以上の「修士」課程への入学者の割合も、3.2%と低く、トップのイスラエルの53%とは大きな開きがある。
高橋氏は、「社会人が勉強しない」のは、「自分のキャリアは自分で創るという自律的なマインドセットがない」からだと分析するが、なるほど、「首都圏管理職の就業意識調査」(日本人材機構)において、キャリアに目標があると答えた人は4割程度しかいない。
キャリア目標もなく、仕事力を高める学びも不足しているせいだろうか。同調査によると、「同世代の中で『活躍している人』の割合」は、「3割以下」と答えた人が過半数を占めた。
このデータだけを見ると、まるで日本のサラリーマンは、先進国一勉強もしておらず、目標もなく、活躍していない人が大半のように見えてしまう。
もちろん、一口に「学び」と言っても、いわゆる大学院など教育機関での学習だけではない。仕事や読書、社外活動からの学びも大いにあるはずだ。それにしても、あまりに寂しいアンケート結果ではないか。
だが、この現状を、日本の会社員のやる気のなさのせいだと考えるのは早計だ。
というのも、新卒一括採用、年功序列、終身雇用という「日本型雇用システム」において、社会人は勉強しても、報酬や待遇という形でそのでその見返りが期待しにくい。これでは、勉強することに対する意欲が低下するのは自明の理。
いや、それどころか、日本の会社の中にはいまだ、社外で活動する余裕があるなら働けといった圧力が働く場合もある。実際、社会人大学院の学生中には会社に内緒でこそこそと通っている人も多い・・・。
(続きは下記ブログでお読みください)
出典:先進国一、勉強しない日本の会社員に明日はあるのか?https://newspicks.com/news/2647674/body/