2011年3月5日土曜日

大学の宣伝だらけ・電車の中吊り広告(その2)・大学の広告費ランキング

昨年7月に「大学の宣伝だらけ電車の中吊り広告」というブログを書いた。

おりしも今ネットを使った入試問題投稿事件が連日のニュース報道を賑わせているが、

今回のブログではそのシリーズ(2)として、いま少子化による18歳人口の減少のあおりを受け、生徒獲得競争にしのぎをけずり、

益々加熱する大学の広告宣伝競争について眺めてみることにする。

ごく最近のデータによると778校ある日本の大学の内、実に「217」もの学校が「定員割れ」になっているという。

これは驚くべき数字ではないか。

近年「定員割れ」の大学が出てきたということはこれまでちらほら耳にしてはいたが、実態がこれほど酷いとは思ってもみなかった。

217校といえばに全体の3割弱に当たる数ではないか。

これはゆゆしき問題である。

こうした大学の生徒募集担当者は夜もはおちおち眠れないような状態ではなかろうか。

これがまだ僅かな数の定員割れだといいのだが、もしそれが50%以上にもなったら大変なのだ。

そうなると私学助成金がもらえなくなるからなのだ。

もうこれは諦めてすまされる問題ではなく、まさに大学の存亡にもかかかってくる深刻な問題なのである。

ちなみに217校の定員割れのうち7割に満たないのが60校、そして5割に満たないのが13校もある。

これらの大学はやがて生徒募集打切りに踏みきりそしてその後は廃校への道を歩んでいく可能性が高いのである。

それを何とかしのいで学校存続へと必至に攻防を続けているのがそうした状態にある大学の現在の姿である。

その攻防のうち、攻めの部分がいわゆる広告宣伝活動である。

この広告宣伝にかける費用はこのところうなぎのぼりで、まるで民間の営利会社そこのけの状態で生徒獲得の為になりふり構わず、まるで湯水のごとくお金を広告費に投入する物量作戦を展開しているのである。

その金額は一昔だと考えられなかったような民間会社も顔まけの金額なのである。

では主だった大学のその広告費の金額をランキングという形で下に並べてみることにする。
なおランキングはには志願者一人当たりの募集費優先で並べている。

参考文献「文学部がなくなる日」倉部史記 主婦の友新書


大学広告費ランキング(志願者一人当たり優先順位)

                         志願者1人当   広告費総額

1.東海大学    36625円   8億8千2百万円

2.北西学園    30313円   1億5百万円

3.京都産業    18058円     4億7千3百万円

4.神奈川      14809円   3億1千9百万円

5.東北学院    11659円         1億3千万円

6.学習院      11416円    1億9千4百万円

7.国学院      10902円    1億6千6百万円

8.広島修道    10311円       8千4百万円

9.甲府          8019円     2億3千百万円

10.青山学園     7835円        3億6千9百万円

   データは東洋経済(2008/10/18日号)参照

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