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2026年7月18日土曜日

誇るべきか、恥ずべきか、世界で最も多くインターネットを使っているのは《日本人》

インターネット使用頻度の国際比較

出典:社会実情データ図録



日本人のIT・情報化対応が後手に回っており、その証拠にインターネット利用率が低いというデータがしばしば紹介されてきたが、ここにきて逆にインターネット利用率が高いというデータも見かけるようになった。しかし、日本は世界の潮流から遅れているから改善が必要だというマスコミ特有の論調に合わないためか報道されることもない。


 ここで取り上げたのは、ピューリサーチセンターが行っている国際調査の2025年春の結果であり、インターネットを「ほとんど常に」(Aimost constantly)利用している人の割合が日本は56%と世界24か国中もっとも高くなっている。


 2位は韓国の49%、3位はアルゼンチンの43%、4位はイスラエルの42%と続いている。図は大陸別に「ほとんど常に」の高い順に並べてあるが、欧州諸国や北米諸国はこれらの国を下回っている。例えばインターネットを「ほとんど常に」利用しているドイツ人の割合は24%と日本人の半分以下に過ぎない。


 日本人の使用頻度の高さは、むしろ、スマホ中毒という好ましからざる状況の指標として引用される可能性があろう。


 一方、これと矛盾するようであるが、日本人は「ネット不使用」の比率が14%と北米や欧州のどの国より高くなっている。ここに日本のインターネット利用のかねてよりの特徴、すなわちネットを使わなくても支障なく暮らせるア ナログ的に便利な社会であるという特徴があらわれている。


 以下には年齢別のインターネット利用率のグラフを掲げた。いずれの国でも若い世代ほど利用率が高いという結果になっているが、日本の場合、50歳以上の中高年層の利用率の高さが38%と、全体同様、世界1となっている点が目立っている。かつてと違い中高年もスマホをしょっちゅう使いようになった生活実態が明らかである。フランス人は保守的であり50歳以上の中高年で「常に使用」比率は8%と非常に低い(ドイツ人も11%)。




出典:社会実情データ図録


2025年5月30日金曜日

ミシュラン三つ星レストラン:国別年次別店数

 

         出典:社会実情データ図録


世界の三つ星レストランは149軒、フランスが30軒で1位、日本が20軒で世界2位


ミシュランガイドによる世界の三つ星レストランは149軒、そのうちフランスが30軒で最も多く、日本が20軒で世界第2位。スペインが16軒、イタリア、米国が14軒でこれに次ぐ。

 英国エコノミスト誌がミシュランの三つ星レストランの国別の年次別授与店数、合計店数を見やすいグラフにしているので図録として引用した(合計店数の棒グラフ化、及びミシュラン本社があるクレルモン・フェランで購入したおみやげマグネットの画像は当図録による)。

 1900年、アンドレとエドゥアールのミシュラン兄弟は、タイヤの売上を伸ばす手段として、フランスの道路ガイドをつくることにした。最初の本は、地図や自動車整備工場の所在地といった実用的な情報を集めたものだった。その後、ドライバーは自分の燃料も必要としていることに気づき、レストランのおすすめ情報も充実させた。同社は1926年に初めて星によるランキングシステムを導入した。そして1世紀がたってミシュランガイドは3,000万部以上を売り上げ、ヨーロッパを中心に世界のレストランの標準的な評価基準となっている。


「星を獲得できるのは、最高ランクのレストランだけだ。世界中の飲食店約1,180万軒のうち、現在1つ星以上を獲得しているのはわずか3,647軒(0.03%)である。そのうち82%は一つ星を獲得しており、「独特の風味を持つ料理が一貫して高い水準で提供」されていることを示す。

一方、13.6%は二つ星を獲得しており、「シェフの個性と才能」が光る「洗練され、インスピレーションに富んだ」料理を提供していると認められている。最高の栄誉である三つ星を獲得しているレストランはわずか149軒(図録参照)。ミシュランによると、三つ星は「料理が芸術の域にまで高められ」、シェフが「その職業の頂点に立つ」場所である」(The Economist、2025.2.1、以下引用は同記事から)。


食を取り巻く環境は時代とともに大きく変わりつつある。ミシュラン・ガイドはそうした環境変化に対して以下のようなそれなりの対応を図っている。 インターネットによってレストランを紹介・評価するサイトを皆が見るようになり、「料理批評を民主化」している。投稿者やブロガーのおすすめ発言が影響力をましている。料理店や地域自治体からの資金で動くインフルエンサーの活動やそうした資金による料理店PRも多くなっている。しかし、ミシュランはレビュアーによる複数回の秘密訪問による覆面調査にこだわり続けている。 


自国料理だけでなく世界各地の料理に多くの関心が払われるようになっている。これに対応し、ミシュランの三つ星レストランは世界に広がっている。 

ミシュランガイドによる世界の三つ星レストランは149軒だが、図録に掲げた通り、国別では、そのうちフランスが30軒で最も多く、日本が20軒で世界第2位。スペインが16軒、イタリア、米国が14軒でこれに次ぐ。


ヨーロッパ以外では日本のほか、香港、台湾、シンガポールなどにも広がっている。 ミシュランの三つ星レストランが多い国はグルメ国といえよう。グルメ国の判定基準として食事時間の長さを取り上げた図録0210、あるいはエンゲル係数の高さを取り上げた図録0211も参照されたい。「2004年には、星が輝くのはヨーロッパだけだった。星付きレストランの数では、依然としてフランスが最多だ。


しかし、今日ではミシュランは4大陸、30カ国以上にレビュアーを派遣している。同社は43カ国でガイドを発行しており、その数は2020年以降、約50%増加している」。しかも、地方にも目を配るようになっている。例えば、米国では20年前、ニューヨークだけが評価に値すると考えられていたが、今では、アトランタ、シカゴ、オーランドなど様々な都市でおすすめレストランを見つけることができる。最近はテキサス州にも進出したという。 


高級レストランの料理だけでなく、屋台料理やB級グルメにも関心が払われるようになった。1997年「質の良い充実したメニュー」を「手頃な価格」で提供するレストランとして、ビブグルマンというカテゴリーが登場している。また、環境志向、ベジタリアン志向、ビーガン志向に対応して「ミシュランは2020年、持続可能性への取り組みを示すレストランに与えられる「グリーンスター」制度を導入した(現在までに認定を受けたレストランは608軒のみ)」。 


エコノミスト誌は、こうした取り組みでこれまでの100年同様、これからの100年もミシュランは存続できるかという問いを発している。答えはイエスだ。カネで動くインフルエンサーでは得られない覆面調査の専門レビュアーへの信頼があるからである。


「今日では誰もが食について意見を持つことができるが、誰もが権威になれるわけではない。ミシュランは常に批判されるだろうが目の肥えた食通はこれからもミシュランを探し求め続けるだろう。劇作家であり批評家であったジョージ・バーナード・ショーがかつて書いたように、”食べものへの愛ほど誠実な愛はない”のだ」。


出典:社会実情データ図録

2024年8月28日水曜日

このデータに注目!リスクを危険と取るか、好機(チャンス)と取るか

 

                出典:社会実情データ図録

日本は「危険と取る」が80%で 世界7位

人生にリスクや失敗はつきものである。しかし、それを恐れるだけなのか、それともむしろチャンスととらえるかでその後の人生は大きく異なって来よう。

ここでは、成人と子どもの両方で、リスクや失敗に対する姿勢を各国間で比較した意識調査結果を見てみよう。

 結論的から言うと、リスクを好機ではなく単に脅威と感じる傾向があり、世界の中で最も失敗を恐れる日本人の姿が明らかである。慎重さが共通と見られるドイツ人と日本人だが、ドイツ人のプラス思考とは対照的な日本人のマイナス思考が目立っている。

 まず、成人の意識調査結果から見てみよう。

 OECDのスキル報告書は、ロイズが2019年に行ったリスクに対する各国意識調査の結果を掲載している。これは、リスクを「危険」と考えるか、「好機」と考えるかの違いを探った調査である。

 OECD全体では、リスクを「危険」と考える回答率、「好機」と考える回答率がそれぞれ68.2%、22.3%となっており、一般的には「危険」と考え、「好機」とするのは2割強の少数派であることが分かる。

 対象40カ国の中で日本は、「危険」回答が79.6%と7番目に高く、「好機」回答が15.3%と28番目と少ない。

 ちなみに「危険」回答の最大、最小は、それぞれ、メキシコ、ラトビアであり、「好機」回答の最大、最小は、それぞれ、ドイツ、クロアチアであった。

 「危険」回答の高い国は、メキシコ、コロンビアなど中南米の国が多く、実際、犯罪などの危険が多い国だから回答も「危険」が多くなっていると考えられる。

日本は安全な国であるはずなのに「危険」回答が多い点が目立っているといえよう。ヨーロッパでも、スペインやスウェーデンは日本以上に「危険」回答が多くなっているが、これは日本と同様に用心深い国民性によるところが大きいと考えられよう。

 以下では主要先進国(G7諸国と韓国)のデータを抜き出して表にした。日本が「危険」回答がトップ、「好機」回答が最低であるのが目立っている。同じく慎重で用心深いと考えられているドイツが「危険」回答最低、「好機」回答最高であるのは意外である

出典:社会実情データ図録。


2024年6月3日月曜日

このデータは見逃せない! 子どもを生まなかった女性比率の国際ランキング


不名誉にも日本女性がトップ

いま日本では少子化が極めて深刻な問題になっており、政府がこれに対して様々な対策を打ち出している。

たとえば高額な出産費用を1回につき50万円支給というような、一昔前では考えられないような太っ腹で大胆な施策も打ち出している。

その他、国が打ち出している子供の育児、養育に対する支援策は、多すぎて数えきれないほどたくさんある。

それなのに、このほどOECDが発表したデータ(上のグラフ)で、日本は「子どもを産まない女性比率」が国際ランキングでトップになっているのだ。

これを見た国民は、「本当なのか?」と、大きな驚きを抱くと同時に強いショックを受けるに違いない。

それに加えて、当事者である女性は、なんとも言えない屈辱感に苛まれるのではないだろうか。

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OECD 子どもを産まなかった女性の比率国際比較データを発表

 1970年に生まれ、2020年に50歳を迎えた女性の出産未経験比率をOECD各国について見てみると、最低はメキシコの6.3%、最高は日本の27.0%となっている。

 日本は2位のフィンランドの20.7%を大きく上回っており、子どもを産まなかった女性が先進国トップ、事の性格上、ほぼ確実に世界1多い国である。

 韓国のデータがないが、現在の合計特殊出生率はOECD諸国の中でも韓国の方が日本より低い(図録1550)。すなわち現在では子どもを産む女性が韓国の方が少ない。とはいえ、2000年以降にそうなったのであるから50歳時の出産未経験率は韓国の方が低いと思われる。

 データのある主要先進国(G7諸国)の順位を高い方から掲げると以下である。

 1.日本 27.0%
 2.英国 20.5%
 3.カナダ 19.9%
 4.米国 11.9%

 ドイツやフランスのデータがないのが残念であるが、この範囲でも差が大きい点が目立っている。米国の場合特に値が低いが、図録8650で見たように黒人やヒスパニック系の出生率が以前はかなり高かった影響もあろう(今では非ヒスパニック白人とそう大きな差はない)。

 2005年(一部2000年)段階の出産未経験女性比率からの変化を見ると、比較可能な21か国中、低下したのは6カ国と少数派であり、大方は上昇していることが分かる。世界的に子どもを産まない女性が増えているのである。

 特に日本は11.9%から27.0%へと2倍以上に増加している点が目立っている。増加幅も世界1となっている。

 こうしたデータをもとに「日本人50歳女性”27%が生涯子供いない”の示す事~未婚、貧困、子育て難、不安、価値観の多様化~」と題されたオンライン記事(2023/01/30)が東洋経済オンラインに掲載されているので参照されたい(ここ)。


 このデータと関連して、女性は子どもを産むべきかについての考え方が政界、言論界で大きな波紋を呼ぶ事態が最近も起こった。

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 2024年5月18日に静岡県知事選応援演説における地元選出の上川陽子外相のこの発言の「うまずして何が女性」の部分が見出しとして報じられ、衆議院総選挙がいずれ行われるという気運の中、総理候補の1人という声もある上川外相の考え方が女性への配慮に欠ける自民党の古い考え方だのあらわれだと批判された。

 翌19日、真意と違う形で受け止められかねない発言だったとして上川外相は発言を撤回。同日、岸田文雄首相も「誤解を招く表現は避けるべきだと私も思う」と語った。一方、発言が撤回された後も「言葉狩り」「切り取り」などとして発言を擁護し、女性への配慮を求める側を批判する言説がSNSで広がった(東京新聞「こちら特報部」2024.5.23)。

 なお、上川発言と関連して、同じ静岡県選出で当時厚生労働大臣だった柳澤伯夫衆議院議員が講演の際に例えで使った「産む機械」の発言がやはり切り取られて報道され大きな波紋を呼んだ事件が思い起こされる。静岡の県民性からは、県民が保守的ということではなく、気候が温暖でのんびりした風土ゆえ、自分の発言の影響力について警戒心が足らぬのであろ

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データの対象国は、図の順にメキシコ、ポルトガル、チェコ、エストニア、ノルウェー、スロバキア、ハンガリー、米国、スウェーデン、リトアニア、スロベニア、デンマーク、ギリシャ、ポーランド、オランダ、アイルランド、スペイン、カナダ、英国、オーストラリア、フィンランド、日本である。

出典:社会実情データ図録
(2024年5月23日収録)。


2023年9月18日月曜日

いまだにロシアを高く評価する国とは

 



もともと厳しいロシアに対する世界の国々の評価だが、1年前のウクライナ侵攻以後は一層厳しさが増していて、世界のほとんどに国が最低レベルの評価を下している。

だが少数とはいえ、こうした傾向に反していまだに高評価を継続している国もあるのは驚きだ。

なかでもインドは群を抜いており、ウクライナ侵攻後も逆に上昇を続けているのだ。これは平和を願う国々にとって驚異の他の何物でもない




          出典:社会実情データ図録

2023年9月3日日曜日

このデータがユニークで面白い 「米国の女の子の名前ベスト3」の推移

 いつもユニークなデータを提供してくれる「社会実情データ図録」というサイトだが、今回も非常に興味深いテーマの図表を公開してくれた。

「米国における女の子の名前ベスト3の推移」というものだが、日本では近年キラキラネームという奇抜なネーミングの流行が一部で顰蹙(ひんしゅく)を買っているが

ではアメリカはどうなのろうか、と思っている方は多いのではないだろうか。そうした人たちの問題意識に応えてくれるのがこの図表なのだ。



いつの時代もオーソドックスで日本のようなキラキラネームはない

上のアメリカと日本の女の子の名前の年代別リストを見てわかる通り、米国の女の子の名前は年代によって変化はあるものの

日本のようにある年代を境に名前の傾向が大きく変わってくるようなことはなく、いつの時代もオーソドックス路線のネーミングが守られている。

要するにアメリカでは日本のある年代以降に見るような理解不明なキラキラネーム出現は見られないのだ。


         
       出典:社会実情データ図録


2023年5月20日土曜日

この図表がユニークでおもしろい


 
ネットには各種データや図表を集めたサイトがいろいろある。
そのなかでもっとも古くからあって、圧倒的に資料の種類が多いのが社会実情データ図録というサイトで、個人的にも10年以上前からブログなどに利用させてもらっています。

もちろん今も更新が続いていますが、古くからつづいている

ため、これまで様々なネタを集めてきたこともあって

最近ではややネタ不足の感があり、これは!と思えるような

データ図録が少なかったようです。

でも、久々に本日、これユニークでめっちゃおもしろいとい

うものに出会ったのです。

 

このデータ図録 いったいどこがユニークでおもしろいのか

このデータのいったいどこがおもしろいのか、なぜおもしろ

いのかを検証してみると、まず面白い点はデータに取り上げ

たネタがユニークだからです。

およそことわざなどをデータと図式であらわすようなこと

は、これまでどこもやったことがありません。

そもそもことわざを数値で表して、それをデータにし、さら

にランキングを図式化することなど、これまで誰も考えつかな

かったからです。今回それをあえてやったところがとてもユニ

ークでおもしろいのです。


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たとえが的確過ぎる「ことわざ」ランキング


百聞は一見に如かず

時は金なり

二兎を追う者は一兎をも得ず

三日坊主

塵も積もれば山となる

知らぬが仏

花より団子

灯台下暗し

好きこそ物の上手なれ

後悔先に立たず

火の無い所に煙は立たぬ

出る杭は打たれる

良薬は口に苦し

焼け石に水

鬼に金棒

喉元過ぎれば熱さを忘れる

七転び八起き

縁の下の力持ち

仏の顔も三度まで

遠くの親類より近くの他人

憎まれっ子世に憚る

金は天下の回りもの

長い物には巻かれろ

飼い犬に手を噛まれる

馬の耳に念仏

対岸の火事

目と鼻の先

青天の霹靂

泣き面に蜂

弘法にも筆の誤り

光陰矢の如し

五十歩百歩

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

怪我の功名

目糞鼻糞を笑う

朱に交われば赤くなる

虎の威を借る狐

取らぬ狸の皮算用

重箱の隅をつつく

鶴の一声

諸刃の剣

残り物には福がある

目の上の瘤

腐っても鯛

棚から牡丹餅

爪の垢を煎じて飲む

馬子にも衣装

濡れ手で粟

風が吹けば桶屋が儲かる


出典:社会実情データ図録

 

 

 

 

2022年11月27日日曜日

こんなに多くいる! 孤独感を抱いている人たち

 秋から冬にかけては、寂しさを感じ人恋しくなる季節だが

「人は寂しい動物である」と言ったのは誰だっただろうか。

ことに秋から冬に移ろうとしている今の季節には、とりわけ身に染みる言葉である。

以下でご紹介するのは孤独感に関しての「社会実情データ図録」サイトに掲載された図表と記事である。


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 人はどのぐらい孤独感を抱いているのだろうか。内閣官房の孤独・孤立対策担当室が行った「人々のつながりに関する基礎調査」ではこの点が調べられているので紹介しよう。

 質問は「あなたはどの程度、孤独であると感じることがありますか」であり、「決してない」、「ほとんどない」、「たまにある」、「時々ある」、「しばしばある・常にある」の5択から選ぶ方式である。これは直接質問であり、参照のため、つきあい、取り残され感、孤立感の3つの設問の総合点から得る間接質問も行われている。ここでは直接質問の結果だけを扱う。

 男性の4.9%、女性の4.1%が「しばしばある・常にある」と回答しているが、年齢や未婚か既婚かの配偶関係によって違いが大きいと思われるので、「しばしばある・常にある」の回答割合について、性・年齢・配偶関係別の集計結果をグラフに示した。

 以下のような点が読み取れて興味深い。
・孤独感の強い30代未婚男女

最も孤独感を抱いている者が多いのは、男女とも30代の未婚者(男16.7%、女15.3%)である。10代、20代ではさほどでなかった孤独感が30代に入ると急増する点が印象的である。勉学や遊びの仲間が結婚して減ってくるからだろうか。

・結婚で解消する孤独感

未婚と既婚と比較すると男女・年齢別で、いずれの層でもほぼ、未婚者の方がより大きな孤独感を抱いている。

・孤独を紛らわせない未婚の中高年男性

女性の未婚者は40代以上は年齢を重ねるにつれて孤独感を抱く者がほぼ10%程度をピークにだんだんと少なくなるが、男性の場合は、50代~60代でなお13%台とかなり多い。友達や親族とのかかわりの違いなのか、男性の場合、女性と比べて未婚ゆえの孤独を紛らわすことが難しいようだ。

・孤独な既婚者も一定の割合で存在する

既婚者は孤独感を抱く者が少ないが、それでも男性の場合は40代で4.5%、女性の場合は30代で3.8%とそれほど少なくもないし、性別や年齢を問わず孤独感の一定割合が認められる。配偶者がいたとしても人間が根本的に抱く孤独感ゆえなのか、それとも配偶者と折り合いが悪く孤独感を抱かざるを得ないのかの判別は難しい。

・離婚で孤独になるのは男女とも

離婚後再婚していない離別者の孤独感は男女とも5~10%と既婚者よりもずっと大きくなる傾向が認められる。女性は離別しても子どもと一緒の場合が多いから孤独感は男性より小さいと思ったがそうでもないらしい。シングルマザーの社会的孤立を反映した結果とも言えよう。

・死別で孤独がます高齢層

死別の場合も離別ほどではないが、当然ともいえるが特に高齢層で既婚を上回る孤独感となっている。

    出典:社会実情データ図録 (2022年11月22日収録)

2022年3月15日火曜日

本当なのか! 日本が認知症患者数で世界一

 

出典:社会実情データ図録



「社会実情データ図録」というインターネットのサイトに上のような驚くべきグラフが出ていました。

なんと日本が認知症患者で世界一という恐ろしいようなデータを図で示したものです。

以前から日本の認知症は世界でも多い方であることは知っていましたがまさか世界一とは思っていませんでした。

それだけにこのデータを目の前にしたときは驚きの他の何ものでもありませんでした。

いったい日本人はこの先どうなっていくのでしょう。




2021年12月17日金曜日

このデータがユニークで面白い





世界各国のセックス頻度と性生活の満足度
(41カ国) 

男性向け避妊具の大手メーカーDurex社は毎年セックスに関わる国際比較調査をウェッブサイトで行い、これをホームページで公開している。

調査方法の情報、あるいは調査対象者にどのような片寄りがあるか明確にされていないので、科学的な価値は低いが、いろいろ面白いデータが掲載されており、話題性は高い。世界各国の生活上、文化上の違いをうかがうことのできる調査結果として、これまでいくつかのデータを取り上げてきたが

同様の関心から、ここでは2005年の結果から「世界各国のセックス頻度と性生活満足度」を図にした。セックス頻度はDurex社調査結果の中では新聞等で最もよく引用されものであるが、多ければ満足なのか、という問題関心から国ごとの相関図にしたものである。

日本人のセックス頻度は年45回と世界最低である。性生活の満足度(性生活に幸せを感じている人の割合)も24%と中国を除くと世界最低である。これは、やはり、憂うべき状況だと単純に考えた方がよかろう。

 世界トップのギリシャ人は、意識上も、「ギリシャの男性は、ベッドの中では世界一」という自負をもっている。 

出典:社会実情データ図録

2019年6月12日水曜日

驚愕のレポートが出た!・30代の150万人が性交渉未体験!!

 
「30代の150万人が性交渉未体験」という記事に驚いた!
 
近頃の30代の人々についていろいろ言われていることは知っています。
 
例えば引きこもりの人が何パーセントもいるとか、一昔前に比べて独身者が激増しているとかの話題です。
 
そうしたこともそれなりに深刻な問題でしょうが、今回のテーマはそれらとは次元の違うもっとシリアスな問題です。
 
文芸春秋6月号の記事によれば、なんと30代で性交渉の経験がない人が150万人に達したというのです。
 
しかし150万人とは驚くべき数字ではありませんか。
 
30代といえばいわずと知れた30~39歳までの人ですから、この中の40に近い人たちは、おじさんやおばさんとも言ってもいい年代です。
 
そんな人たちに性交渉をしたことがない人たちがゴマンといるというのですから、想像すると気持ちが悪くさえなります。
 
そうした実情を書いたレポートが文芸春秋2019年6月号で発表されたのです。
 
 
30代の150万人が未体験、どれぐらいの割合?
 
150万は大きな数字に違いありません。でもこの数字の世代全体に占める割合を知らなければ多いかどうかの実態は分かりません。いったい30代の人口はどれぐらいなのでしょうか。
 
人口統計によると平成30年度(2018年)のおける30代の人口は30~34歳が男359万人、女346万人の計705万人、35~39歳は、男396万人、女385万人の計782万人となっています。
 
ということは30代全体の人口は1,487万人ということになります。
 
つまり30代の人々はざっと数えて1500万人いるのです。これだと割合を知るには150万と1500万の二つの数字を並べるだけで十分です。
 
つまり約10%になりますから、30代にうち10人に1人が性交渉未体験者ということになるのです。
 
 
いつのまに草食男子がこんなに増えたのか?
 
上の数字ではっきり分かったのですが、30代の人たちのうち、実に10%もが性交渉が未体験というのです。
 
男性に限って言えば、30代後半なら、そろそろおじさんと呼ばれてもおかしくない人たちの10人に1人がまだ童貞なのです。
 
一時、草食男子という言葉が持てはやされましたが、それが実態としてこの数字に良く現れているではないですか。
 
それにしても10人に1人が童貞とは、草食男子がここまで増えているのは驚きの他の何物でもありません。
 
でも驚くだけでは終わりません。実はこの性交渉未体験は他にも人口減少というシリアスな問題の原因になっているのです。
 
 
性交渉未体験者増加が少子化の原因になっている
 
30代の性交渉未体験者の増加は、単なるサブカルチャーの話題だけではすみません。
問題が深刻なのは、これが日本の人口減少の原因になっているからなのです。
 
つまり性交渉未体験は未婚の増加につながり、少子化の原因になっているのです。
 
少子高齢化での人口減少が余儀なくされている中、性体験未経験者の増加が、新たな人口減少の原因を作っているのです。 
 

 
日本の30代性交渉未体験者の割合は欧米諸国に比べ異常に高い
 
日本のこの数字を海外と比べてみるとどうかといえば、やはり高いと言わざるを得ません。
 
各国のデータを見てみますと、イギリスの男性の性交渉未体験者は16~24歳で19.8%、25~34歳で5.2%、35~44歳で1.5%でした。
 
アメリカの男性は20~24歳では14.4%、25~29歳で3.8%、30~34歳で3.1%、35~39歳で1.4%です。
 
オーストラリアでは20~29歳で9.6%、30~39歳で1.2%でした。
 
以上欧米3国を見ると、だいたい同程度で、今回のタ0ーゲットになる30代では%おおむね1.2~1.5%というところでした。
 
これに比較すると日本の30代の10%という数字はどう見ても異常に高いと言わざるを得ません。
 
 
性交渉未体験は雇用形態や収入にも関係がある
 
上で日本の性交渉未体験者の比率は欧米に比べて格段に高いことを述べましたが、特筆すべきことはこれ以外にもあります。それは性交渉未経験は職業の雇用形態や収入にも関係がある点です。
 
今回のレポートによれば、仕事がアルバイトや非正規雇用の男性は正規雇用の男性に比べて性交渉未体験率が4倍も高くなっており、さらに無職の場合は8倍も高くなっているのです。またこれ以上に影響があるのが収入です。
 
それを示す例を挙げますと、年収800万円以上の男性に比べ、年収99万円以下の男性は、未経験の確率が20倍にも及ぶとされています。
 
これはなんという大きな開きでしょうか。これで分かるとおり、性交渉未体験は雇用形態や収入と大きな関係があるのです。