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2024年9月21日土曜日

図書館で借りた本、どれもが新品のようにきれいなのはなぜ?


図書館の本 一昔前は汚れたものが多かったが

最近図書館を利用して嬉しいことがある。それは借りる本が、ことごとくきれいで汚れていないことである。それどころか誰も読んだ痕跡が見当たらないまるで新刊書のようなものが多いのだ。

図書館の本といえば、《汚れていている》というイメージを抱く人は少なくないと思う。

確かにそうした傾向は無きにしも非ずだが、でもそれは一昔前のことで、今ではそうしたイメージは通じない。

今では汚れていないどころか、どの本も、まるで新刊書のように新しいのだ。したがって借りる人は、まるで本屋で買ったばかりのような真っ新な本が、いつでもタダで読めるのだ。

 

なぜこれほどきれいな本が多いのか

図書館で借りた本があまりにもきれいなので、これって、まさか新刊書ではないだろうかと、発行年月を見てみると

やはり新刊書ではなく、たいていは5年以上前に出た本が多く、中には10年ぐらい前のものもある。しかし10年も前に出た本が、なぜこれほどきれいなのだろうか。


きれいな本が多いのは利用者が少なくなったからなのか

10年も前に出た本がきれいなのはなぜだろうと考えて、まず挙げられるのは、人の手にあまり触れられてないことである。

人の手に触れられていないということは、これまで借りる人(利用者)がいなかった(少なかった)ということになる。

でもなぜ10年間もの長い間借り手がいなかったのだろうかと、ここでまた別の疑問がわいてくる。

図書館はこの10年ぐらいの間、だんだん利用者が減って少なくなくなってきたのだろうか。

といううことは、図書館は衰退してきているのだろうか。

 

きれいな本が読めるのは喜ばしいが、図書館が衰退していくのは悲しい

図書館できれいな本ばかり読めるのはありがたいことだが、一方その理由が利用者が減って図書館が衰退に向かっているとしたら喜んではいられない。

いや喜んでいられないだけでなく、悲しむべきことかもしれない。なぜなら図書館の利用が減るということは、本を読まない人が増えるということになり、人々の勉学心や向上心が心配になるからである.。


そういえば、最近「国民の読書調査」が行われ、本を月に1冊も読まなかった人が60%以上、ということが分かったという。


もしこれが本当だとすると、図書館の利用者が減っていることは容易に頷ける。


下に載せたのは、「2024年読書調査」の結果を伝える毎日新聞の記事である。


「月に1冊も読書しない」が6割超 

進む読書離れ 国語世論調査

 月に1冊も本を読まない人が6割超に上ることが、文化庁が17日に公表した2023年度の「国語に関する世論調査」で判明した。同じ調査項目が設けられた08年度以降では最も多く、初めて5割を超えた。スマートフォンやネット交流サービス(SNS)の普及が原因とみられ、文化庁の担当者は「読書離れを顕著に示しており、国語力の養成に影響が出かねない」と危機感を示している。 調査は24年3月、全国の16歳以上の個人6000人を抽出して郵送で実施。59・3%にあたる3559人から有効回答を得た。

出典:毎日新聞









2024年8月6日火曜日

こんな人たちは図書館で本を借りる資格はない

 


「だいいち 本に失礼だろう」と テレビの人も言っている?


 図書館の本にやってはいけない五つのこと


・本のページを折る

つい最近もあったのだが、確か「ベストエッセイ2022」という本だった。

この本の多数のページに渡って、下端の部分に斜めの折あとがついているではないか。

分厚い本だが、その数はおそらく20か所(20ページ)以上に及んでいたのではあるまいか。

はっきり言ってこれを知ったときは心が痛んだ。なぜなら大切な本を傷つけているからである。

実はこの本は1年に1冊出るシリーズもので、もう10年ぐらい毎年借りて読み続けているのだ。

それだけに愛着もあり、大事に思っている本である。それに20か所も折りあとをつけるとは何という暴挙だろうか。

第一この本は図書館のプロパティであり、言うまでもなく借りる人は丁寧に扱って、間違っても傷などつけてはいけない。

折跡はいわば傷をつけることである。修復不可能で後々まで残り、今後借りる人がすべて不快な思いをするのだ。

こんな人に図書館の本を借りる資格があるはずがない。

 

・本を汚す

図書館の利用を好まない人たちがいるが、その理由として「本が汚れているから」ということがある。

とはいえ今の図書館の本は一昔前と比べるとずいぶんきれいになっていて、新刊でもないのに、まだ誰も手にしていないようなきれいなものに当たることも珍しくない。

しかし、稀にだとはいえ、表紙やページが汚れているものに当たるときもある。

図書館の本も、昔のようにくたびれて薄汚れたものがほとんどだった頃は気にならなかったのだが、今のようにきれいな本ばかりの時だと、たまに汚れた本に出合うと、ことさら汚く見えるから不思議だ。

表紙のカスレや汚れはまだしも、ページを繰っていく途中で、見苦しく汚れたページに出会うと気が滅入ってしまう。

汚したのはかつてこの本を借りた人に違いない。不可抗力か不注意からか、いずれにしても「図書館の本を汚さないようにしよう」という気遣いが欠如しているに違いない。


・唾をつけてページを繰る

新しい本にありがちなのだが、ページがくっついてめくれないことがある。こんなときにやるのが指に唾をつけてめくる方法である。

これって不衛生だし、見ると気持ち悪いものだ。だいいち紙が水分で膨張し、ページにシミができたり汚れたりするではないか。

根気よく指でめくることにに務め、なんとしても唾をつけてページをめくることだけは止めてほしい。


・本を床の上へ直に置く

図書館では借りる前に、閲覧室で内容を下調べする人が多い。

その際数冊の本を運んでくるのはいいのだが、机の上に置くべきものを、なんとフロアの床の上に直に置く人がいるのだ。こうした光景を少なくとも過去2回目撃した。

床は来館者が履物のまま歩くところだから、言うまでもなく汚れていて、何が落ちているかわからない。

そんなところに直に置くと、本が汚れるし、ばい菌が付着するかもしれない。

こういうことをする人が本を愛する人とは決して思えない。

 

・借りた本の返却日を守らない

本の端を折る人や汚したりする人たちとは少し性質が違うが、返却日を守らず期日が来ても返さない人たちがいる。

図書館で借りた本には返却期日が決められていて、その日まで返さないといけない。

個人的にはこの返却期日を非常にありがたく思っている。なぜなら、この日までに読み終えようという努力が実って無事読み終えることができるからだ。

いわば何かの締め切り日のようなもので、これがあるから完了させることができるのだ。

その証拠に本屋で購入したものは、いつでも読めるからとまた別の日にと、途中でほったらかしているものが多くあるのだ。

図書館の返却日を守らない人は「締め切り日のおかげで読み終えることができる」という有難さ知らないに違いない。

ということは本当の本好きではないのであるまいか。


2023年4月18日火曜日

あかし市民図書館 ウィークデイでも人があふれていた

 


本好きの人がこんなにいたのか 活気あふれる広い館内

他の図書館に比べて利用者が抜群に多いと評判になっている「あかし市民図書館」、前々から一度行ってみたいと思っていたのだが

この町に在住してない身としては、たしょう敷居が高いこともあって、これまではなんとなく遠慮していたのだが、今回思い切って訪れてみることにした。

それにしても人が多い。図書館でこれほど活気あるところなど、久しく見ていない。

ひょっとして今日は土日?と思ったが、そうではなく紛れもないウィークデイの日の午後であった。



きれいで広
々とロビー、窓際に並んだ明るくて眺望の良い閲覧席

エントランスを入ると、目を見張ったのはロビーである。図書館と知らずに入った人なら、どこかのホテルのロビーにきたのか、と思っても不思議でないほど広くて美しく、しかも落ち着いたたたずまいなのだ。

でもここはホテルではなく、まぎれもなくあかし市民図書館のロビーなのだ。

目を見張ったのはロビーだけではない。窓際にずらりと並んだ図書閲覧席の明るくて眺望の見事なこと。ここだと居心地がよく、きっと長時間の読書に耐えられること請け合いだ。




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あかし市民図書館・施設詳細

所在施設: パピオスあかし

所在地: 〒673-8567 兵庫県明石市大明石町1丁目6−1 パピオスあかし4F


●館内施設
・一般書エリア…一般向け図書、ティーンズ向け図書、ふるさと資料(明石市や郷土資料)、ユニバーサル資料(大活字本・点字・録音図書など)
・ラウンジ…雑誌、新聞、サービスタワー(利用案内、ドリンクサービス)
・児童書エリア…児童書、おはなしのへや
・郷土資料室…明石市と近隣地の郷土資料
・電子閲覧室…インターネット用パソコン
・閲覧室1・2
・ユニバーサルルーム


●
館内バリアフリー情報

・洋式トイレ、車いす利用者が利用できるトイレがあります
・カウンターに筆談ボードがあります
・授乳室(調乳用温水器)、こどもトイレ、おむつ交換台があります
・AEDがあります

開館時間
平日:午前9時30分~午後9時
土日祝:午前9時30分~午後7時

●休館日
毎月第3火曜日(祝・休日と重なる時は開館して翌日休館)、長期整理期間(4月~6月の間において10日以内の連続した日)、年末年始(12月29日~1月3日)

2019年3月29日金曜日

夏目漱石と岩波書店看板のおはなし

 
出版界名門企業の看板は文豪の手によって
 
出版社名門である岩波書店は1914年(大正3年)創業の、わが国屈指の老舗企業です。
 
出版界の雄にふさわしく創業時に造られた看板は文豪夏目漱石の手によるものであることは知る人ぞ知るところです。
 
でもこの看板は決してスムーズに完成したものでないことについては人々にはあまり知られていません。看板が出来上がるまでには創業者岩波茂雄の並々ならぬ苦労があったのです。
  
 
看板完成までには紆余曲折があった
 
この看板は最初、岩波の友人であった安倍能成を通じて製作の依頼が夏目漱石に持ち込まれました。
 
世に流れている定説では、話はスムーズに進み漱石は快諾し書を書いてくれ、その文字が岩波の額になった、ということになっています。
 
でもこの説は、その後夏目漱石の長男である純一氏が語ったこととは大いに異なっているのです。純一氏の話のよれば・・・
 
 
漱石の長男純一氏が語る岩波書店看板の真実
 
『頼まれた看板の文字を書き始めた漱石だが、文字はなかなか書きあがらなかった。いろいろ書いてみたものの、おやじの気に入った字はかけない、それで渡さないままで暫くすぎたんだね。
 
せっかちな岩波茂雄は待ちきれず漱石山房へちょこちょこ顔を出して書きあがるのを待っていたが天下の文豪に催促することはできない。
 
それで、おやじが気に入った字が書けなくて渡せない理由を知らばこそ、しびれを切らして、ある日、漱石山房を訪ねると「岩波書店」と大書した書き損ないの紙が、書斎に何枚も散らばっているのを見ると、おやじがちょっと席をはずしたすき隙に無断で、その何枚かを懐に入れてしまったんだね。
 
おやじは気に入った文字以外には署名をせず、反故は焼いてしまう習慣があった・・・」
 
その後岩波はあたふたと書き損ないの文字を持ち帰り「岩はこの字」「波はこれにしよう」と気に入った字を選んで、切り張りしてしまった。
 
49歳で死去にした漱石より40年も長生きした純一は、岩波書店のそ看板のいわれを、いかにも愉快に語った上で、次のように決定的な証拠を明らかにしてくれた。
 
『岩波書店の看板に、おやじの署名も捺印もなく、よく見ると不揃いなのは切り張りのせいだよ』
 
 
(参考資料と引用)
「出版界おもしろ豆辞典」 塩澤実信著  北辰堂出版

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●あわせて読んでいただきたい記事
マイブログ10周年・アクセス数400越え170記事のご紹介 ☆シリーズNo.1~No.9  全170記事一挙大公開  

 https://tuneoo.blogspot.com/2019/10/blog-post_5.html

2018年5月3日木曜日

これを知れば韓国の見かたが変わるかもしれない


汝の隣人を愛せよ、でも韓国は?


慰安婦や竹島問題などで日本をしつこく刺激し続ける韓国に対する日本人の印象はこのところ下降を続けています。

汝の隣人を愛せよ、と言う言葉も韓国に対してはいまのところ及んでいないようです。

しかし日本に対する韓国の良いところはいろいろあるはずです。

中でも次に紹介する韓国の事情を知ると、日本人の韓国に対する印象はうんと良くなるのではないでしょうか。

韓国の書店に並ぶ
日本の文学書

日本人があまり知らない韓国の翻訳出版事情

韓国では浅田次郎の作品だけでも13冊も翻訳されている


浅田次郎のエッセイを読んでいると、「韓国で自分の著書の翻訳が13冊も出ている」と書いていました。

これは少なからずの驚きです。なぜなら浅田次郎は日本で人気作家の一人に違いありませんが、韓国でこれほど読まれているとは思わなかったからです。

もちろん代表作である「鉄道員」は海外で広く翻訳されているのは知っていましたが、それ以外の作品がそれほど海外に紹介されているとは思っていませんでした。

それが韓国で13冊も翻訳されている、と言うのですから驚かないはずがありません。

しかもこのことを書いているエッセイが出たのは10年前ですから、今は13冊どころか、もっと翻訳されているのに違いありません。

でも浅田次郎だけで驚いてはいけません。このところの韓国での日本文学作品の発行数は増える一方で、売上はうなぎのぼりなのです。

下に挙げている韓国での日本文学書に関するデータを見ると、韓国人に対する考えがうんと変わってくるのではないでしょうか。

韓国で日本の小説がベストセラーになるのは珍しくない


ソウルには有名な大型書店に教保文庫がありますが、ここでは韓国人客に交じって、日本人観光客の姿もチラホラ目にします。

この店でいつも人だかりができるのが文学書新刊コーナーです。

このコーナーには韓国の人気小説、エッセイなどとともに海外の翻訳作品も数多く並べられています。

その中で特に目立つ場所に置かれているのが日本の文学作品ですが、特に村上春樹、東野圭吾、江國香織の作品はベストセラー入りするほどの人気になることも珍しくありません。

このコーナーの他にも日本文学専門コーナーがあり、ここには大きな平台と書棚が並んでいて、源氏物語や万葉集にはじまり、松尾芭蕉、夏目漱石、森鴎外、宮沢賢治、川端康成、谷崎潤一郎、井上靖、三浦綾子、大江健三郎、など、日本を代表する作家の作品が所狭しと並んでいます。

なかでもいま日本でも売れ筋の作家、村上春樹、東野圭吾、江國香織、奥田英朗、吉本ばなな、浅田次郎、宮部みゆき、渡辺淳一.など有名作家の代表作や最新作が何点も並んでいます。

日本と違って韓国には文庫版がありませんから、陳列されている本はすべて存在感のある46判か菊判サイズばかりですから見ていて壮観です。

吾輩は猫である
韓国語版


年間800点以上にも及ぶ日本文学の翻訳作品


韓国での日本の小説の進出ぶりは出版統計を見ても明らかです。

韓国では2010年(1〜12月)に約4万点の新刊書が刊行されていますが、このうち文学は8192点で全体の20.3%を占めています。

この中で翻訳された文学書は2323点で、文学書全体の28.3%を占めています。

これは日本の翻訳書が8%弱にも満たないのに比べれば、韓国がの翻訳書がいかに多いかがよくわかります。

こうした中で注目すべきは翻訳文学書の国別順位ですが、日本は832点(35.8%)で断然トップを占めており、アメリカ(21.4%)、イギリス(12.5%)、フランスなどを大きく引き離しています。

文学書全体の比率をみても、日本書は10.2%と際立って多いことがわかります。

つまり文学の新刊書が10冊のうちの1冊は日本文学の翻訳書なのです。

いかがでしょうか?韓国では日本の文学書がこれほど多く読まれているのです。


このアンバランスを見よ!・日本での韓国文学翻訳作品は年間わずか21点

では日本における韓国書の翻訳出版状況はどうなのでしょうか。
これに関しては、年間800点台という韓国での日本文学の翻訳出版に比べると、日本での韓国文学の翻訳出版点数は比較にならないほど少ないのが現状です。
2001年からの10年間の実績は次のとおりですが、10年間の合計は212点、1年平均では21.2点でしかありません。
800点対21点、この信じられないような差はいったい何でしょうか。
人口比も考えて計算すれば、日本は韓国の40分の1しかなりません。


韓国人の日本に対する関心より日本人の韓国に対する関心の方がうんと小さい

これは韓国の日本の関心が100対して、日本の韓国への関心が2.5しかない、ことを意味していると言っても過言ではありません。
慰安婦や竹島に関するマスコミ報道などで、表面だけを見るのでなく、韓国人の日本に対する意識を見極めるには、このデータを直視する必要があります。
と同時に日本人の韓国に対する理解度についても、改めて考えてみる必要があります。


韓国における文学翻訳作品国別ランキング

・日本 832点(35.8%)
・アメリカ (21.4%)
・イギリス (12.5%)

韓国の翻訳文学書で興味深いのは国別翻訳数です。
上の数字を見ると日本は832点(35.8%)に上っており断然トップで、アメリカ(21.4%)、イギリス(12.5%)、などを大きく引き離しています。
文学書全体に対する比率も、日本書は10.2%と際立って多いのが分かります。
これは文学の新刊書10冊に対して1冊は日本文学の翻訳書であることを意味します。


出典・をちこちMagazine