2016年10月10日月曜日

東大39位 京大91位! ・ 大学の国際ランキングがこれほど低い日本がなぜノーベル賞が多いのか?


信じられますか?東大39位 京大91位! 

言うまでもなく、今年ノ-ベル賞を受賞した大隅さんをはじめ

これまでの日本人受賞者のほとんどが日本の一流大学を出ています。

ところがそうした大学の国際的な評価はこのところ下がる一方なのです。

今年発表されたランキングを見ても、東京大学が39位、京都大学が91位という、実にお恥ずかしい順位です。

でもなぜ米国に次いで多くのノーベル賞受賞者を輩出している日本の大学の評価がこれほど低いのでしょうか。

これだけ多くのノ-ベル賞を輩出していれば、世界中の人々は、「日本にはさぞかし世界有数の立派な大学があるに違いない」 と思うはずです。

でも現実は大違いで、この情けない有様なのです。

おまけにアジアの中でも、シンガポ-ル大学(24位)や中国の北京大学(29位)、精華大学(35位)などにも遅れをとっているのです。

アジアの中ですら、東京大学は4位に過ぎないのです。

ノーベル賞受賞を喜ぶのは良いのですが、一方では、この大学の体たらくぶりが大いに気になります。

これでは今のノーベル賞ラッシュも長くは続かないのではないでしょうか。

というより、ノーベル賞が過去の業績に対して与えられるものだとすれば、今の中国や韓国のように、今後日本がノーベル賞から遠ざかる時代がやってくるのではないでしょうか。

こう危惧する人はおそらく多いはずです。

以下は今年の大学世界ランキングとその解説です。


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THE 世界大学ランキング2016 トップ10

1位 オックスフォード大学(イギリス)
2
位 カリフォルニア工科大学(アメリカ)
3
位 スタンフォード大学(アメリカ)
4
位 ケンブリッジ大学(イギリス)
5
位 マサチューセッツ工科大学(MIT、アメリカ)
6
位 ハーバード大学(アメリカ)
7
位 プリンストン大学(アメリカ)
8
位 インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)
9
位 チューリッヒ工科大学(ETHチューリッヒ、スイス)
10
位 カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)
10
位 シカゴ大学(アメリカ)



THE 世界大学ランキング2016にランクインした国内の大学トップ10 ※( )内は総合順位

1位 東京大学(39位)
2
位 京都大学(91位)
3
位 東北大学(201-250位)
4
位 大阪大学(251-300位)
4
位 東京工業大学(〃)
6
位 名古屋大学(301-350位)
7
位 九州大学(351-400位)
7
位 豊田工業大学(〃)
9
位 北海道大学(401-500位)
9
位 東京医科歯科大学(〃)
9
位 首都大学東京(〃)
9
位 筑波大学(〃)
13
位 広島大学(501-600位)



イギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」は921日、201617年の

世界大学ランキングを発表した。

日本の大学は東大が前回の15年の43位から39位に順位を上げてアジアでは4位となり、15年に続き2年連続でアジア首位を逃した。1位はイギリスのオックスフォード大だった。

オックスフォード大は、イギリスの大学としては初めてこのランキングで首位を獲得した。一方、これまで5年連続で首位だったアメリカのカリフォルニア工科大が2位に順位を下げた。

アジアの首位は2年連続でシンガポール国立大(24位)で、中国の北京大(29位)と清華大(35位)が2位、3位と続いた。上位980校中、日本の大学は69校が入って数ではアジアでトップだが、上位200位以内に入ったのは東大と91位の京都大(1588位)だけ。400位以内には東北大、大阪大、東京工業大、名古屋大、九州大、豊田工業大がランク入りした。

THEのフィル・バディ編集長は、日本の大学の資金不足や海外の大学との共同研究の少なさを指摘し、周辺国の大学が順位を伸ばす中で「日本は後れを取らないようにしなければならない』と。警告した


(出典)The Huffington Post (The Asahi Sinbun)




2016年10月1日土曜日

新規開店はヤル気がいちばん! ・ 新しく開業するならこの店を見習え!




うーん! この店ヤル気がある!

駅前の一等地とはいえ、すべての店がはやるわけでなく、中には開業後わずか1~2年以内にあえなく閉店してしまうところもあります。

そうしたケースを目の当たりにすると、他人事ながら

・いったい何のためにこの店を開店したのだろうか?

・開店前にしっかりした計画を立てていたのだろうか?

・見込みが甘かったのではないか?

などと、考えさせられてしまいます。

1~2年で閉店してしまうとなると、おそらく大きな損失を被るでしょうが、やりようによっては、それを避けられたのではないか、という気がしてなりません。


ふとこんなことを考えることになったのは、先日思わぬ光景を目にしたからです。

いつもよく通る駅前の繁華街を歩いていたときのことです。

このところしばらく空いていた店舗の中で、なにやら造作工事をやっているようでした。

「ははーん、改造してまた何か新しい店がオープンするな」

そう思って店舗の内部に目をやってみました。

内部には少し高めのコの字型のカウンターが作られており、飲食店らしく、カウンターの高さから察するとバーか、立ち飲みの店のようでした。

新しい店ができる時は、前を通ったりすると、どんな店ができるのだろうか?と

なんとないく期待感を抱くのは誰にもあることでしょう。


そんな場合、できることならオープンの前に、店に関する情報が知りたくなるのが人情です。

でもたいていの場合、オープン直前にならないとそれは分かりません。

店側が早めに情報を開示することがあまりないからです。


でもこの店は違いました。

写真でご覧のとおり、なんと店の前には大きなボードを設置して、その上に短冊状のメニューがずらっと並んでいるではないですか。

これほど大掛かりなメニューをオープン前の店の店頭に掲げているのは見たことがありません。

しかも開店の1週間も前からです。


これを見ただけでこの店のやる気がじゅうぶん伝わってきます。

と同時に、開店したらすぐ行ってみよう、という気を起こさせます。

そう思わすのは、この店頭のメニュー表示に魅了されたからです。

なぜなら、これには経営者の並々ならぬ「やる気」がみなぎっており、人を惹きつける力を持っているからです。

店を開店する以上はハヤラセたい、店主ならそう思うのが当たり前です。

そのために考えに考えて、こうした方法を採ったものだと思いますが、これに大喝采を送るのは、おそらくわたしだけではないでしょう。

この店の名前は「飲み処もみじ」といいます。

オープンが待ち遠しくて仕方ありません。