2020年4月27日月曜日

一気に薄らいでしまった・ 人々の東京オリンピックへの関心



昨日のヤフーニュース180件余のうち東京オリンピックに関する記事は一つもなかった

例えば4月26日のネットのヤフーニュースですが、180件以上ある記事タイトルの中に東京オリンピックに関する文字は一つもありません。目を皿のようにして探しても一文字もないのです。

少なくても2ヶ月ほど前のコロナ騒動が始まるまでは連日華々しく紙面を飾っていた東京オリンピックに関する記事がまったくなくなってしまっているのです。

他のことならともかく、長い間国民が待ち望んでいた何十年に一度という大イベントの東京オリンピックに関する記事がないのです。

もし延期がなければわずか3ヶ月先に迫っているはずなのにニュースメディアは一切取り上げなくなっているのです。

人々の気持ちを先導するはずのメディアさえ、オリンピックへの関心を失ってしまっている、というのが今の現実の姿なのです。

いま世の中で起こっているコロナ禍は、メディアをはじめとして人々の気持ちを根底から覆してしまったのです。

連日200件近くあるヤフーニュースにこのところ記事としてまったく取り上げられないのが何よりの証拠です。


コロナ禍は人心をすっかり変化させたてしまった

人の心は移ろいやすいと言われますが、わずか2ヶ月ほど前まではあれほど人々を捉えていた東京オリンピックに対する期待が、ここへきて一気に失われてしまったのです。

言うまでもなくその原因はコロナ禍です。

人々は新たな出来事によって少しづつ過去の出来事を忘れていきます。少しづつというように、一気に忘れてしまうことがないのが普通です。

しかし今回は例外で、人々は短期間に急速に忘れてしまいつつあるのです。

それは新たな出来事であるコロナ禍のインパクトがあまりにも強すぎたからです。

人々は新しい出来事の衝撃が強ければ強いほど、過去に心を取られたいた事を取り去ってしまうのが早いのです。

今回のコロナ禍はまさにそれに相違ありません。


人心がメディアをつくるのかメディアが人心を先導するのか

テレビにしろネットにしろ、ニュースとして提供される情報は、人々の気持ちを忖度して(おもんばかって)流されるのが普通です。

要するにメディアは人々が関心をもつだろう、という事柄を記事にして流すのです。

ということはメディアをつくるのは人心なのでしょうか。

いまメディアが東京オリンピックのことを報道しなくなったのは、これに対する人々の心が冷めている、と忖度してのことなのです。


でもそうだと断言することはできません。世の中にはメディアが伝えることをそのまま鵜呑みにして信じる人が少なくないからです。

この点から考えると、メディアが人心を先導する、とも言えるのです。昨今話題になっているフェイクニュースもその例かもしれません。

この問題もまた「ニワトリが先かタマゴが先か」の範疇に違いありません。


失ってしまった東京オリンピックへの関心を再び取り戻すことはできるのか?

それにしても1年後に延期されたことは事実としてもコロナ禍が終息したら、はたして人々の東京オリンピックへの関心は再び戻ってくるのでしょうか。

はっきり言ってこの問に答えられる人は少ないのではないでしょうか。なぜなら未来の人の気持ちの変化を予測することは難しいからです。

でもあえて言えば、元のような強い関心を取り戻すことは困難なのではないでしょうか。

人にとって一度失った気持を取り戻すことはとても難しい問題であるからです。恋愛の破局で冷めてしまった相手に対する気持ちが取り戻せないように。

とはいえ国にとって大切な大イベントですから、なんとしてももう一度人々の関心を取り戻さなければなりません。

そのためには再び労力とお金を使った啓蒙と宣伝のための一大キャンペーンを展開することが必要になるのではないでしょうか。

2020年4月24日金曜日

テレワークは人によって労働時間に差が出る


テレワークで労働時間に差がでるのは何故なのか?

仕事には生産性が必要です。なぜなら生産性が良いほどコスパが高くなり、逆だと低くなるからです。

どの企業でも、生産性が優れ、コスパが高いことが求めていることは言うまでもありません。

いま新型コロナウイルスの影響で通勤を控えてテレワークにシフトさせる企業が増えていますが、在宅ワークになると人によって労働時間に大きな差が出てきます。

つまり2~3時間で仕事を終えてしまう人やフルタイムの8時間働く人というふうに異なってくるのです。

要するに人によって生産性が異なってくるのです。でもなぜ差がつくのでしょうか。


テレワークではオフィスの時より「早く仕事を終えよう」という意識が強くなる

オフィスでの仕事時間はたいてい8時間と決められています。したがって、仕事のスキルが長じている人でも、どうせ終業までは帰れないのでから特に仕事を急がなくても、と考え、仕事にスピードはそれほど重視しないでしょう。

ところがテレワークではその考えは一変します。つまり、タスクを速く達成して労働時間を短くしよう、という考えが働くからです。

こうしてパソコンやスマホなど、IT機器の知識とスキルに長じた人ほど労働時間を短縮することができるのです。


差が出るのはITの知識とスキルが一様でなく千差万別だから

テレワークでは主にIT機器を使用して仕事に当たることが多くなりますが、その主役になるのがパソコンやスマホです。

ということはこれらに対する知識や使用スキルによって仕事の結果に差が出るのは言うまでもありません。

つまり知識、スキルに長じているほど仕事で良い結果が期待されるのです。それ故に仕事の成果は人によって大きく異なってきます。

となれば当然生産性やコストパフォーマンスに影響し、IT機器をスマートに使いこなせる人ほど好結果を残すことになります。

要するにテレワークではIT機器の扱いが上手な人ほどよい仕事を早く達成することができるのです。

それ故に機器の知識と使用スキルの差でテレワークに当たる人々の間には大きな差が生じてくるのです。


2~3時間で終わる人、きっちり8時間働く人

テレワークで生じる最も大きな差は人々の労働時間です。なぜならIT機器の知識とスキルの違いで仕事の所要時間が異なってくるからです。

例えば仕事が企画書をつくることだとすれば、たとえ同じテーマでも知識とスキルの優れた人ほど短い所要時間で終える事ができるのです。

IT機器が効率を考えて導入されたものだとすれば、これは当然のことです。

機器に対する知識やスキルに難がある人ほど、所要時間が長いのは言うまでもありません。

その結果一方は3時間で仕事を終え、もう一方は8時間目一杯働いても未完成に終わる、ということも珍しくないのです。


PCタッチタイピングやショートカットキー操作技術だけでも大きな差がつく

上ではIT機器の知識やスキルで仕事の成果に差がつくことについて述べましたが、ここではなぜそうなるかを具体的にわかりやすく書いていくことにしましょう。

例えばテレワークの主役になるパソコンについてです。

テレワークでパソコンを使用する際、最も多い作業はタイピングです。例えば企画書やレポートでは文章作成がメインになり、それに必要なのがタイピングです。

これはぜひ覚えておいてほしいことなのですが、このタイピングこそが仕事のスピードに差がつく最大の要因なのです。

この要因はタッチタイピングとショートカットキーの操作にあります。つまりタッチタイピングが上手で、ショートカットキーの知識が豊富な人ほど仕事を速くこなすことができるのです。

この二つのスキルについて具体的に見ていきましょう。


・タッチタイピング

タッチタイピングとはキーを見ずにパソコン入力ができる技術のことです。

キーを見ずに入力できれば、キーを見ながら一文字づつ入力するのに比べてスピードが格段に早くなります。

したがって文字入力が主な作業の仕事では効率が格段に上がるのは言うまでもありません。

それだけではありません。キーボードを見ないで入力できれば文字を探すことに気を使わない分、意識を他のことに向けられます。

つまり、内容をよく考えながら入力することができるのです。その結果、スピーディに充実した内容の制作物を生み出すことができるのです。


・ショートカットキー

ショートカットキーとはパソコン操作手順を短くして目的を達成するための手段です。

したがってこれを使うかどうかで、仕事のスピードが大きく異なってくるのです。

例えば入力した文章をすべてコピーするためその部分を選択するとします。この場合普通は左クリックボタンを押さえながらマウスポイントを移動して文章を選択していきます。

一方、ショートカットキーを使う場合はコントロール(ctrl)キーを押しながらAのキーを押すだけでいいのです。それだけで文章全体が一発で選択されるのです。

スピードの差が歴然であることは言うまでもありません。一作業だけでこれだけの違いがあるのですから、積もり積もれば大きな差がつくのは明白です。

こうした便利なショートカットキーが何十種類もありますから、使わないのはまったく時間を浪費することに他なりません。



テレワークはITスキルを磨く良い機会

いかがでしょうか。テレワークは人によって効率の違いが大きいことの理由を理解していただけたでしょうか。

いま予期せぬコロナウイルス禍が人々を苦しめています。そのしわ寄せの一つが人々に強制されているテレワークです。

どちらかといえばパソコンなどのIT機器が苦手なのが中高年ワーカーでしょうが、この機会を好機と捉えて、ITスキルの向上に励んでみてはいかがでしょうか。

それでこそ、まさに「災い転じて福となす」の結果がもたらされるのではないでしょうか。

2020年4月21日火曜日

横浜で2300室の高層豪華ホテルが1棟丸ごと新型コロナウイルス患者の施設に


いま国や地方はコロナウイルスの軽症、無症状患者が病院に代わって滞在するためのホテルの客室確保に努めていますが

始めて間もないにもかかわらず成果は順調に上がっているようです。

というのもホテルの需要はコロナ禍で激減しており、実に8割以上の客室が空室状態にあるからです。

オリンピックの延期とコロナ禍のダブルパンチで、いまホテル業界は存亡の危機にあると言っても過言ではないのです。

とはいえ、危機をもたらした原因であるコロナ禍が、空室の新たな需要をもたらしているのは、なんとも皮肉なことではありませんか。


こんなに大きくて豪華なホテルが丸ごとコロナ仮施設になるとは

こうした中で注目されるのは横浜市が確保したホテルです。

なんと1年前(2019年)に開業したばかりの2300室もある巨大ホテルを1棟まるごと借り切ったといいますから驚きです。

まず、このホテルがいかに凄いかは下を御覧いただくとよくわかります。


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アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の概要

みなとみらい線「馬車道駅」から徒歩3分、JR・市営地下鉄「桜木町駅」「関内駅」からも10地上35階建、地下2階、総客室数2,311室
日本最大級を誇るホテルとなり、高品質・高機能・環境対応型を理念とする最新仕様の新都市型ホテル
大浴殿・露天風呂で様々な種類のお風呂が楽しめる他、アーバンリゾートを体験できるプール・フィットネスも完備。

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いかがでしょうか。このホテルの凄さがご理解いただけたではないでしょうか。

しかし、こんなに豪華で立派なホテルがコロナウイルス患者の治療用に使用されるとは驚きの他の何ものでもありません。

コロナ対策としては良いことに違いありませんが、それにしてもこれほど豪華で立派な新築ホテルさえ1棟丸ごと貸し出ししなければいけない状況に至っている現在のホテル業界が気になります。

コロナウイルス禍の空前のホテル不況がもたらした驚きの事実

しかし何度考えても、これほどの大きなホテルを丸ごと貸し切りにできることが不思議に思えてなりません。

人気のない古くて設備の悪いホテルならまだしも、東京オリンピングを目指して新しく建てられた最新設備の高級ホテルなのです。しかも2300室すべてを借り切るのです

しかしどうしてこんなことが可能になったのでしょうか。

丸ごと借り切るということは、他の客はまったくいないということを意味します。要するにホテルの一般利用客はゼロなのです。

とはいえ、落ち込んだとはいえ10~20%の利用はあったでしょうから、そうした客はおそらくチェーンの別のホテルに振り替えたのかも知れません。

そして全館をお客がゼロの空の状態にして借り出すことにしたのでしょう。


いま日本のホテルの客室数はどれくらいあるのだろうか?

コロナ禍で空前の不況を迎えているホテル業界だとはいえ、2300室もの大型ホテルを1棟丸ごと貸し切りにできるほど、今のホテルは客室が余っているのでしょうか。

利用率が10~20%しかない今の状況なら、客室が余っていることはじゅうぶん想像できますが、コロナがいつ終息するのかはわからないはずですから、終息後のことを考えると安易に丸ごと貸し出すことはできないはずです。

もちろん規模の小さなホテルはムリでしょうから、できるとすれば大規模なホテルチェーンではないでしょうか。

そうなのです。今回2300室のホテルを丸ごと貸し出したのは、日本最大のホテルチェーンであるアパホテルグループなのです。

このホテルグループが持つホテルの客室はなんと10万室を超えているのです。

この規模からすると今回貸し出した1棟2300室は微々たるものと言えるかも知れません。


全国で21万室ものホテル客室がコロナ軽症患者用に確保された

コロナ患者用にホテルを貸し切りにしているのはこの横浜だけではなく、今や全国に及んでいます。

いったい日本全体ではどれくらいの客室が使われることになるのでしょうか。

4月21日の新聞は、コロナ軽症者向けのホテル客室が21万室確保されたと報道しています。

21万室といえば、今回の横浜のホテル2300室の約100倍です。

しかし今がいかにホテル不況とはいえ、210,000室もの客室が短期間に簡単に確保できたというのは驚きです。

これほどの数の客室は貸し切りにできるということは今のホテル業界の不況に深刻さを如実に示していますが、それにもまして気になるのは、いったい日本のホテルにはどれくらい客室があるのかという点です。


日本のホテルは東京オリンピックを機に客室数を大きく伸ばした

日本全国の宿泊施設数は、2020年1月現在、51,987施設、部屋数て1,625,219室となっています。

2019年1月時点では、全国の宿泊施設は50,552、部屋数にして1,541,517室であったことから、宿泊施設数については1,435施設(2.8%)、部屋数にして83,702室(5.2%)増加しました。
客室数でビジネスホテル7.6%増、リゾートホテル4.5%増
カテゴリー別では、ビジネスホテルが2019年1月時点の696,862室(7,994施設)から2020年1月現在で753,961室(8,416施設)へと57,099室(7.6%)増加した。
旅館は、2019年1月時点の241,864室(13,958施設)から2020年1月現在で243,853室(14,050施設)へと1,989室(0.8%)増加した。
シティホテルが、2019年1月時点の186,792室(1,156施設)から2020年1月現在で191,549室(1,179施設)へと4,757室(2.5%)増加した。
リゾートホテルは、2019年1月時点の114,883室(1,512施設)から2020年1月現在で120,259室(1,576施設)へと5,376室(4.5%)増加した。

出典・HOTELBANK


2020年4月18日土曜日

日本はなぜ米国のスピード感が学べないのか?


新型コロナウイルス給付金で
またもや目の当たりにした日本とアメリカの大きな差

かねてより「日本は米国に20年ぐらい遅れている」と言われてきましたが、はたして今その差は少しは縮まっているのでしょうか。

そう思いたいのが日本人としての人情です。しかし、ここへ来て、新型コロナウィルスの給付金に関しての日米の大きな差を目の当たりにして、それはムリなことだとハッキリ気付かされました。


新型コロナ給付金、日本は未だに支給方法でもたついているのに米国では早くも$1200の振り込みが始まった

4月16日、日本では新型コロナウィルスの給付金が特定の人への30万円支給から、一律10万円に変更することが決まりましたが同じ日に米国では早くも1200ドルの国民への振込が始まりました。

日本の10万円支給が早くて5月下旬に始まるとすれば、その差はなんと1ヶ月半にも及びます。1ヶ月半といえば45日です。いったいなぜこれだけ大きな差がつくのでしょうか。

ズバリ、それは日本とアメリカの仕事のスピードの差が原因なのです。


このスピードの違いはいったい何なのだ!

しかし、同じ人間が同種の問題を処理するのに、なぜこれだけ大きな差がつかなければいけないのでしょうか。

その答えは簡単で、たとえ同じ人間がすることであっても、仕事に対する判断とスキルには人によって大きな差があるからです。

かねてより日本は何かにつけて米国に比べて遅れていると言われていますが、この遅れを生み出しているのが判断力とスキルの差なのです。


仕事のスピードはどこで差がつくのか? 《仕事ができる人=仕事が速い人》

スピーディで的確な判断が良い仕事の土台になる

仕事を始めるには判断と決断が必要です。つまりどのような仕事を、いつ、どのように始めるかを決めなければいけないのです。

しかもこれにはスピードが要求されます。仕事は速いほど良いとされ、もたもたして遅ければ無能というレッテルを貼られるからです。


仕事ができる人=仕事が速い人

仕事は速いほど良しとされています。それはそうでしょう。世の中何事も生産性が大事だからです。

生産性は時間との勝負です。良い仕事を早くこなしてこそ、コスパの高い仕事として認められるからです。これには次のような条件が必要になります。


・判断力が優れている
仕事にはアイデアが必要です。それを生み出すのが判断力です。優れた判断力こそが良い仕事の原動力になるのです。逆に判断力が乏しければ仕事は順調には進まないばかりか、間違った方向に進むかもしれません。方向性を間違わず速くて良い仕事ができる人には優れた判断力が備わっているのです。

・決断力がある
上で述べたようにスピーディな良い仕事には優れた判断力が必要です。しかしそれだけでは不十分で決断力が伴わなければいけません。決断がなければ仕事が前に進まないからです。優れた判断力は決断力が備わってこそ仕事に対してスピーディに対処できるのです。

・知識とスキルが備わっている
スピーディな仕事に必要なのは判断力と決断力だと上で述べました。しかしこれら二つは精神面のことです。仕事は精神論だけでは成り立ちません。それに加え、知識と技術が伴うことが必要です。



まとめ:日米の差は判断力とスキルの優劣が生み出したもの

以上いろいろ書いてきましたが、今回の新型コロナウイルス給付金において、日米における大きな差が生じた原因を突き詰めて考えてみますと、結局は問題に対する判断力と処理のためのスキルに差があるからです。

今回の問題に限らず、あらゆる点でいつまでたっても米国に追いつけないのは、日本は米国に比べて判断力と問題処理スキルの面で大きく劣っているからに他ならないのです。

2020年4月15日水曜日

Don’t give me silly question ! (バカな質問をするな)


首相など要人の記者会見や国会の質疑応答などの場面で、質問者の質問の内容のつまらなさに対して、上のようなフレーズ(日本語の方)を口に出したり、呟いたりしたことはありませんか? 

欧米の会社の会議などでは上司が部下に対して、しばしばDont give me silly question ! と言うそうです。



記者会見で思うこと・馬鹿な質問にまともに応えてはいけない

Silly Question とはつまらない馬鹿な質問のことをいいます。総理の記者会見のような限られた大事な時間をそんなことの対応に費やしてはいけません。

たとえば4月7日の新型コロナ緊急事態宣言での安倍総理の記者会見でもそう思われる質問がありました。個人的見解ですが、5~6件の質問の中で2件「バカな質問」と思えたものがありました。

こうした質問に対してはたとえ冷たいと思われても、まともに応答しないで、突っぱねるべきではないでしょうか。

でないと、人々が期待している正しい質問に応える時間が奪われてしまい、結果として不満の残る記者会見に終わってしまうからです。


馬鹿な質問であることを認識させることが必要

新聞記者のような賢い人ばかりが出席している記者会見では、つまらない馬鹿な質問など出てこないだろう、と思いたいのが人情です。

ところがさにあらず、どうしてこの場でこんなどうでもいいような質問を、と思うような愚問が出てくることも少なくないのです。

とはいえ、挙手で指名した以上応えてあげなければいけないと、たとえ渋々でもなんらかの応答の発言をして時間を費やします。

しかし、聴いている人達にとって、これほどイライラする事はありません。ほとんどの人が「くだらん質問に時間を費やすな」と怒っているのです。

聴く人を怒らせたのでは良い記者会見で終わりません。主催者としてはそれだけは避けなければなりません。

ではどうしたら良いのでしょうか。答えは簡単です。つまらない質問と思ったら、勇気を出して応答を拒絶すべきです。

とはいえ「くだらない質問はしないで!」などと言う勇気が出ないかも知れません。

そういう場合はせめて「聴く方々の期待に反するかも知れませんので応答できません」とでも言って、きっぱり応答を拒否するのです。

そうすることによって質問者は自らの質問内容のつまらなさに気づくことにつながるのです。


質問者を決める際は
挙手ではなく質問内容を記入したパネルを上げさせてはどうか

記者会見の終わりには必ず質疑応答が行われます。この際質問者の指名は挙手で行われます。

しかし、この方法ではたして良い(正しい)質問者を選定できるでしょうか。ズバリ、それは無理です。

挙手した人の中からなるべく賢そうな人を選んだとしても、必ずしも期待したような良質問者であるとは限りません。

愚問と言わずまでも、どうでも良いようなことを質問することも少なくないのです。短い質問時間をそうしたことに費やすのは無駄です。

ではどうしたらよいかといえば、上に書いたうに挙手の代わりにパネルに質問内容を書いて上げさせてはどうでしょうか。

そのパネルの内容を観て(よく見えなければ双眼鏡を使う)その内容を吟味して選ぶのです。

こうすれば、間違いなく良い質問者だけが選択できるはずです。

2020年4月8日水曜日

パソコンが苦手な中高年も今やテレワークが避けられない!


新型コロナ緊急事態宣言で待ったなし!

新型コロナウィルスで緊急事態宣言が発令されると、業務をテレワークへシフトしていく企業がますます多くなっていくに違いありません。

これはサラリーマンにとって満員電車での通勤が無くなるのですから、楽になることこの上ありません。

でも皆が皆喜んでばかりいられるでしょうか。中にはテレワークになることを「いやだなあ」と嘆いている人たちもいるはずです。

それがどのような人たちかといえば、パソコンが苦手な中高年の社員です。

でもテレワークばパソコンでの仕事が主になるのですからパソコンが苦手だと仕事にならないのです。


パソコンスキルが低いとテレワークはムリ!

オフィスの仕事では「書く」作業は避けられません。レポートや資料作成など、あらゆる場面で書くことが必要になってきます。いわばオフィス業務の中心が書く作業であると言っても過言ではないのです。

この書く作業に使われるのがパソコンです。読み安さや効率の点から言っても、今では手書きよりパソコンが圧倒的に多く使われているからです。企業の中には「手書き不可」としているところもあるぐらいです。

というわけでオフィスワークではパソコン作業は必須です。となれば、パソコンスキルが低いとテレワークはムリ、とも言えるのです。


中高年の皆さん、あなた大丈夫ですか?

オフィスの仕事がテレワークになればパソコン作業が避けられません。もはや苦手だとか嫌いだとかは言っていられないのです。

通常のオフィス内の仕事だとこうした苦手なパソコン業務を部下に代わってもらうことができるのですが、在宅勤務ではそれは不可能です。苦手なことも自分でこなすしかないのです。

でも何事もピンチはチャンスです。この機会にパソコンスキルを磨いて苦手を克服していこうではないですか。

とはいえ、いったいどういったスキルを磨けばいいのでしょうか。

そんな中高年の悩みを解決するために、ここではテレワークに必要なパソコンスキルについて述べていくことにします。


テレワークの必須スキルとは?

・タイピング

テレワークでの仕事で中心になるのはなんと言ってもパソコンによるタイピングです。

上でも書きましたが、オフィスワークで多いのは文章を書く作業なのですが、その作業に必要なのがタイピングです。

このタイピングで最も要求されるのはスピードです。オフィスの仕事は効率が要求されますから、そのために第一に要求されるのがスピードなのです。

ではタイピングのスピードを上げるには何が必要なのでしょうか。ズバリ、それはタッチタイピングの技術です。

タッチタイピングはプラインドタッチとも呼ばれるようにキーボードを見ずに打つ方法です。

この方法だと同じタイピングでもキーボードを見て文字を探しなら打つより格段にスピードが上がります。

タッチタイピングができるだけでも周囲からは仕事ができる人であると認められること請け合いです。

中高年の皆さん、今からでも決して遅くはありません。先程も言ったように、ピンチはチャンスです。この機会に是非ともタッチタイピングのスキルをマスターすることがおすすめです。


・メールの送受信など

同じパソコン作業でもメールになれば文章も短くてすみますからレポートなどを書くより手間はかかりません。

とはいえメールには書くことだけでなく、資料の添付や開封などの作業が伴います。

これらの作業についても、この際その手順をしっかりマスターしておきましょう。


・チャットワーク

いま他とのやり取りでメールと並んでよく使われているのがチャットワークです。

チャットワークはメールのライブ版とも言え、相手との文章のやり取りがライブでできる便利なツールです。

メールに似ているとはいえ、ライブで相手とやり取りするとなれば要求されるのはスピードです。

なししろ相手がパソコンの前でこちらの応答を待ち構えているのですから、一瞬ももたもたしている暇はありません。

したがって要求されるのは会話並みのスピートですから、ここでもタッチタイピングのスキルが必要なのは言うまでもありません。

要するにレポートなどの書く仕事だけでなく、チャットワークにもタッチタイピングのスキルが必要不可欠なのです。

このような今の時代にあっては、オフィスワーカーにとってはたとえ中高年といえ、是が非でも習得しなければならないのがパソコンスキルなのではないでしょうか。


2020年4月5日日曜日

言ったもん勝ちの世界がおもしろい

「言ったもん勝ち」の意味

発言提案をした人が、発言しない人よりも有利であったり得をしたりする、といった意味で用いられる語。先に陳情した者が採用されやすい、言い争い先に主張した者の意見引っ張られやすいなど、状況によりさまざまな意味合いで用いられる。 

 出典:Weblio辞書



言ったもん勝ちは非難されるべきことだろうか?

世の中には、言ったもん勝ちを自分勝手で行き過ぎた行為のように考える人がいますが、はたしてそうなのでしょうか。

言ったもん勝ちは文字通り物事の優先順位を早さで決めることです。つまり早いものほど良しと考えるのです。

とすれば遅れをとった人は良しと認められないことになりますから、中には不満が高じて不公平感を募らせる人がいるかも知れません。

その結果遅れをとった人が言ったもん勝ちを非難する事につながるのです。果たしてこうした非難は正当と言えるでしょうか。


言ったもん勝ちは積極性と行動力の現れ

言ったもん勝ちは早いもの勝ちと言っても差し支えないように思えます。なぜなら人より早い発言が勝つことだからです。

ということは言ったもん勝ちに必要なのは行動力だとも言えます。あれこれ考えてばかりいずに、とにかく発言してみよう、という積極性に裏打ちされた行動に移す力です。

こう考えれば言ったもん勝ちは積極的な行動力の現れとみなすことができますから、称賛されるべき行為なのです。

とすれば、言ったもん勝ちを非難したり、認めたがらない人たちは、消極的で行動力のない人になるのかも知れません。

つまり自分の行動力のなさを隠すために相手を非難するのです。


「言ったもん勝ち」がなければ世の中は前へ進まない

上でも書きましたが「言ったもん勝ち」あるいは「やったもん勝ち」は積極性と行動力の現れです。したがってどちらかといえば、世の中を前の方向に引っ張っていきます。

前の方向には色々あります。例えばプレゼンでの積極的な企画力の発信、優れたアイデアによる新規事業の立ち上げなど、世の中に新しいエネルギーを注入していくのです。

これがあってこそ、個人の地位向上、組織の発展、社会の発展へと繋がっていくのです。


インターネットは言ったもん勝ちの情報で溢れている

インターネット全盛の今、社会は情報に溢れています。そうした情報の多くはインターネットを通じて流されています。

その中で特に多いのはニュース関連を始めとしたネットの情報サイトです。そうしたサイトは国内だけでも数え切れないほど多くあります。

こうした情報サイトで流される各種情報のタイトルに目を通してみると、よくもまあこれだけ好きなことが言えるものだ、と思うほど、独断的なタイトルが並んでいます。

例えばヤフーニュースという人気サイトがありますが、これ一つをとっても毎日100件以上のニュースのタイトルがスラリと並んでいます。

これらの情報の全ては、元は個人が発信したものです。要するに個人が勝手なタイトルを付けて流した情報なのです。

これぞまさに言ったもん勝ちの世界ではないでしょうか。