2021年3月27日土曜日

大阪ミナミの地下街「なんばウォーク」ってスゴくないですか?

    なんばウォークとは

なんばウォークは、大阪市中央区の千日前通地下に設けられた地下街である。東は堺筋から西は四つ橋筋までの間に広がる。 Osaka Metro難波駅、近畿日本鉄道・阪神電気鉄道の大阪難波駅および近鉄日本橋駅とも一体であり、距離のある各駅を地下で連絡している。また、南海電気鉄道難波駅やJR難波駅にも隣接する。 ウィキペディア

 


所在施設
:
 なんば駅

所在地 542-0074 大阪府大阪市中央区千日前

開業 1970年3月6日

営業時間 

営業中 ⋅ 営業終了: 22:00

施設管理者 大阪地下街株式会社

店舗数 249店

 

なんばウォークの何がすごいか

なんばウォークを語る上で見逃せないのは開業年月です。冒頭の説明書きを見てください。開業1970年3月6日になっているのをお気づきでしょうか。1970年といえば、今から50年以上前です。

50年前といえば、都市部とはいえどれほどの地下街があったでしょうか。おそらく今の半分にも及ばないはずです。言い換えれば地下街がまだ発展途上にあった時期なのです。

なんばウォークはそんな時期に登場したのです。にもかかわらず地下街が発展に発展を遂げた現在と比べても全く見劣りしないのです。それどころが新しくできた地下街のどこより斬新さが感じさせる魅力的な点が数多くあるのです。

魅力の第一はなんと言っても700メートルにも及ぶ長さです。しかも1本だけでなく並列に2本伸びているのです。

 

驚くのは700メートルの長さだけではない

道路で気持ち良いのは広さと長さです。例えば「長さが1キロにも及ぶ50メートル道路」など、なんだか聞くだけでも気持ちがスカッとします。

地上の道路でさえそうですから、これが地下となると格別です。その気持ちよさを味わえるのがなんばウォークで、地下街ながらその長さは実に700メートルにも及ぶのです。

 

同じ形状、同じ長さで2本の地下街がパラレルに連なるのは壮観

パラレルとは平行に連なっていることです。なんばウォークは1本だけでなく2本の地下街が連なって伸びてのです。これが最大の特徴であり魅力でもあるのです。

道幅の広い700メートルにも及ぶ長い地下街が、2本並行して伸びているの壮観そのものです。

 

都市のターミナルで地下街を歩くのは当たり前だが、なぜ歩くだけでも楽しいのか 

地下街はよく歩きます。特に大都市のターミナル付近だと地下鉄もありますから地下の道路は当たり前のようにどこにでもあり通過する際にも特に意識しないぐらいです。でも注意したいのは地下道と混同しないことです。 

地下道と地下街を混同してはいけない

大都市の特徴の1つに「地下が発展している」ことがあります。眼を見張るのは地上の高層ビルだけでなく、地下街の華やかさも大都市ならの魅力なのです。

華やかさだけではありません。特筆すべきはその規模の大きさです。ネットなどには、よく地下街ランキングなどのサイトを目にします。

その中に長さランキングなどというのもあって、ランキング上位に入っているものの中には、実に数キロにも及ぶものさえあります。地下街で数キロはちょっと想像できないようなすごい長さです。 

地下道は薄暗く地味で殺風景、でも地下街は明るくて華やか 

でもこれって地下道と混同しているのではないでしょうか。単に通路として歩くだけの地下道だと、都市部には確かに数キロに及ぶものもあります。しかし地下道を地下街と同列にしてはいけません。

地下街とは地味で殺風景な地下道とは異なり、あくまでデザインと照明の優れた明るくて華やかな商店街のことを言うのです。 

地下街が楽しいのはオシャレな商店街になっているから

同じ道を歩くにしても陸上の道に比べて地下街を歩くときは特別な楽しみが感じられるのは何故なのでしょうか。

それは陸上の道路と違って、地下は多くの部分が商店街になっているからです。その商店街も華やかでオシャレな作りになっていて、それが人々をウキウキと楽しい気分にしてくれるのです。

そうなのです。いま都市の地下街はを人々にとって格別な魅惑スポットになっているのです。


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あわせて読んでいただきたい記事
マイブログ10周年・アクセス数400越え170記事のご紹介シリーズNo.1No.9  全170記事一挙大公開  

 https://tuneoo.blogspot.com/2019/10/blog-post_5.html

 

2021年3月22日月曜日

コロナ禍の居酒屋・3話

 


《その1》サシミ380円均一は安いが、出てきた鯵の刺身はなんと3切れだけ


コロナ禍だが
JR駅近くの地下街に新しい居酒屋がオープンした。カウンターがコの字型になっていて居心地が良さそうなので。オープン3日目ぐらいになってさっそく行ってみた。

初めての店だけに何を注文したら良いか迷ったが、看板に大きく書いてあった目玉商品らしい380円というサシミを注文してみることにした。

魚一品によるサシミだが、380円はいかにも安い。どんな物が出てくるかと期待いっぱいで待っていたのだが出てきたものを見た瞬間に期待は失望に変わった。一見してボリュームがあまりにも貧弱だったからだ。

コストの高いサシミのことだからそれほどの量は期待しないのだが、どう贔屓目に見ても少なすぎの感は否めない。

それでも内容をよく吟味してみようという気になった。

少なそうに見えたものの、ツマの大根の細切り上に乗せられているのではっきりした量はわからない。

それで箸でサシミを1枚づつ剥がしてみたのだが、なんと3切れだけで終わってしまい、残ったのはツマの大根の山だけだ。

しかしこの店何を考えているのだろうか、コロナ禍で客足が離れた今こそ、サービスに力を入れておくべきときだろうに。

 

《その2》8時の閉店1時間前で客は2人だけ、でもスルメの天ぷらがうまくて満足

コロナ禍の緊急事態宣言下の駅前の居酒屋、20時閉店は知っていたが、1時間もあればじゅうぶんと、閉店間近い19時ごろ店に入った。

案のじょう店は空いていた。いや空いていたは曖昧な表現で、ズバリ言えば客は他に2名だけで、長いカウンターはポツンポツンのガラガラ状態。

でもコロナ禍の真っ只中では当たり前のことで別に不思議ではなく、不満や不都合は感じなかった。

それどころかかえって満足したぐらいだ。なぜなら、静かな落ち着いた雰囲気で飲めるだけでなく、注文した350円のスルメの天ぷらがボリューム満点の上、味がすこぶる良かったからだ。

ジョキに並々と注がれた酎ハイと美味しいスルメの天ぷらで、コロナ禍真っ只中の居酒屋ではあったが、安上がりにすんでじゅうぶん満足することができた。 


《その3》夜の居酒屋、前に座っている女の人、早く出てくれないかなあ、でないと○○○が出せない

このところ腸の調子が悪いのか、それとも良すぎるからか、やたらとオナラが出そうになるので困っている。

その日も例外でなく、外出しても所々で人目をはばかりながら、間隔をとって立ち止まってはプッと出さざるを得なかった。

まあ外ならニオイの方は心配しなくてもいい。でもこれから行こうとしている居酒屋の中でのことが心配だ。

いつも座るロの字型のカウンター席は空いていて、2メートルぐらい離れた前の席に、若い女性カップルがいるだけだった。

お腹の調子は相変わらず不安定でいつおならが出てもおかしくなかった。

トイレに行けばよいのだがあいにく屋内になくいったん店外に出なければいけないので面倒だ。

前の女性には距離からして音は聞こえないだろうとは思ったが、店の中でで出すのは憚れる。

なんとか店を出るまで我慢できればよいのだが、それとも前の女性カップルが早く店を出てくれるといいのだが。などと勝手なことを考えていた。

すると幸いにもその後5分も立たないうちに二人連れは退出してくれたのだ。

それを見て、つい安心して神経が緩んだのか、お尻の方でプッという軽い音が響いた。

食べ物屋の店内で大変失礼なことをしてしまい、我ながら大いに反省。

恥ずかしい思いで、むなしく反省しただけの夜だった。


 

 

2021年3月16日火曜日

マクドナルドの太っ腹なところが好き

マックはサービスが良いだけでなく色んな面で太っ腹

カフェやファストフードにはよく行きますが、数ある店の中で、一番サービスが良く、しかも太っ腹なのはマクドナルドだと思っています。

今どきですからサービスが良いところはめずらしくありませんが、マクドナドは、サービスが良いことに加えてあらゆる面で太っ腹なことが目立つのです。

以下でこれについて具体的に書いていきます。

 

《太っ腹・その1》コーヒーMサイズ300グラムがなんと150円 


カフェやファストフードで注文が多い飲み物といえばやはりコーヒーではないでしょうか。
コーヒーは言わばカフェでは定番と言って良い人気ドリンクなのです。

それ故に気になるのは価格なのですが、一部を除く多くの店ではたいていレギュラーサイズを200~300円の巾で提供しているようです。

でもマクドナルドは違っていて、値段はこの価格帯よりぐっと低くなっており、なんとMサイズで300グラムも入ったものを僅か150円で提供しているのです。

300グラムといえば他の店ではLサイズに当たるもので価格も300円を超えるが普通です。

とすればマックは半分以下の値段なのです。なんと太っ腹な値段設定なのでしょうか。

 

《太っ腹・その2》ティッシュ(紙ナプキン)使い放題

Dというどの街にもある有名カフェにもよく行きます。落ち着いた静かな雰囲気が気に入っていて好きな店の1つなのですが、一点だけ気になるのが客に提供するティッシュに関してです。

ティッシュペーパーはカウンターのグラスに入れて置いているのですが、いつ見ても少量しか入っておらず、まるで提供を惜しんでいるように見えるのです。

無駄遣いを防ごうとしているのは悪くないのですが、置いている量があまりにも少なく、これではケチくさいと思われても仕方がありません。

ではこの店に対してマクドナルドがどうかというと、こちらは出口近くのトラッシュボックス上の台には大量のティッシュペーパー(紙ナプキン)が入った大型ケースが置かれており、客はそこからいくらでも自由に取って良いのです。

ケーズはいつ見てもパンパンにいっぱい入っており、なんともおおらかな気前良さが感じられます。

テッシュペーパーは消耗品の中では決して安いものではありません。にもかかわらずこんな気前の良い提供の仕方はどこでもできることではなく、太っ腹なマックドナル故に可能なのに違いありません。

 

《太っ腹・その3》長時間いてもクレームなし

少し前の話ですが、韓国のある地方都市のマクドナルドで連日のようにやってくる老人グループがコーヒー一杯だけ注文し長時間居座り、それが店を悩ましているとネットニュースで報道されていました。

マクドナルドは大衆的で値段も安いことから、ところによっては老人にとって格好の時間つぶしの場所になっているのです。

カフェやファストフードも店によっては長居の防御策として滞留時間を制限していて、それに対するノーティスが壁など目につく場所に貼っているところもありますが、いつも行くマックはそんなことはありません。

それは他の店に比べて店が広いからかもしれません。広ければ当然キャパも大きくなりますから、客席に余裕ができ、長居する客があっても苦にならないのでしょう。

それ故に他のカフェなどに比べると長居する客が多いようですが、それも滞在時間にうるさくない太っ腹ないマクドナルド故に許されることです。

 

《太っ腹・その4》ディスカウントの日が多い

上でMサイズコーヒーが150円と書きましたが、この150円が更に安くなりなんと100円で提供される事があるのです。

マックには特定商品の期間限定割引サービスがあり、定番商品のコーヒーがそれに指定されことが多いのです。

今のような物価高の世の中で300グラムという豊富な量のコーヒーが僅か100円で飲めるとは、まるで考えられないようなことではありませんか。

2021年3月11日木曜日

作家にとってインターネットのメリットは計り知れない  でも意外なデメリットが


 作家にとってインターネットのデメリットとは?

たいていの人が作家にとってインターネットほどありがたいものはないのではないか、と考えるはずです。

言うまでもなく作家とはものを書く人ですから、必要不可欠なのが様々な情報です。

その情報を得るのにインターネットほど便利なものはないからです。

それもそうでしょう。インターネットの普及前は情報収集は主に書物に頼っており、図書館や本屋に足繁く通っていたのですが、その労力と出費は大変なものでした。

でもインターネットなら居ながらにして安い費用でどんな情報も手に入れることができるのです。

したがってありがたいことずくめなのではと思いきや、実はメリットばかりでなく、反対に大きなデメリットがあるのです。 

 

いったいどんなデメリットがあるというのだろうか

ものを書く作家にとっては、作品のために必要な情報が瞬時に手に入れることができるインターネットは良いことずくめで悪いことなど一つもないのでは、と誰もが思います。

それなのにデメリットがあるとは驚きです。いったい作家にとって、インターネットはどんなデメリットがあるというのでしょうか。

 

作家にとってインターネットのデメリットは画像検索

ご存知のようにグーグルをはじめネット検索は情報検索と画像検索の2つから成り立っています。

もちろん作家はこのどちらも利用するでしょうが、特にありがたいのは情報検索に違いありません。

では読者はどうでしょうか。情報と画像のどちらをより重視して(有り難がって)いるのでしょうか。

もちろん情報検索も作品の内容とか評判を知るために利用するでしょう。しかし作品を読むかどうか決断をするのは映像検索の結果を見て、という人は多いのではないでしょうか。 


メリットとデメリットを秤にかけてみると

作家はものを書く人です。そしてそれによって生計を立てているのです。と言うことは書いた作品が売れなくてはいけません。

そのためにインターネットで(ネットだけではないが)多くの情報を集め良い作品作りに努めるのです。その結果良い作品ができました。でもこれだけでは安心できないのです。

なぜなら読者は作品について情報検索するだけでなく、もう一つの画像検索も利用するからです。 

 

読者は作品を読む前になぜネット検索で作家の容貌を点検するのか? 

画像検索を一体何に利用するかと言えば、作家の容姿を検索するために使うのです。

つまり、この作品を良さそうだが、はたしてこれを書いた作家はどのような容姿をしているのだろうか。見た目はどうなのだろうか?イメージは作品と合っているのか?などをチェックするのです。

その結果見た目が期待の沿わず、作品のイメージに合わなければ、いくら作品の内容が良くても、「読まない」と決断を下してしまうこともあるのです。

この点だけだけをクローズアップすれば、作家にとってのインターネットはデメリットの方が大きいのでは、とも考えられるのです。

 

人気作家吉本ばななは「作家は容貌で勝負しているのではいない」と言っているが

キッチンやTUGUMIはじめ、多くの人気作品を出して熱狂的なファンも多い作家吉本ばななは、作品の一つ「エッセイ集・小さな幸せ46コ」の中で、「私が評価してほしいのは作品の内容の方で容貌ではない」とはっきり言っています。

なにかインターネットの画像で検索されることを前提に伏線を張っているように聴こえなくもないですが、言わんとすることは正論でよく理解できます。

でも読者(特に男性)が画像検索をかけて容貌を知りたくなる気持ちも人情としてよくわかります。

要するにインターネットの発達が作家の評価基準の選択肢を一つ増やしたのです。これが一部の作家にはデメリットになるというのが今回のお話なのです。

 

 

 

 

2021年3月8日月曜日

韓国に対してはこういう姿勢を貫きたい!


韓国に対する日本政府の厳しい態度

これまでずっと思っていた。「韓国が日本に対して理不尽で横柄かつ無礼な態度を取り続けるのは、なめているからだ」と。

なめられる原因のすべては、韓国政府に対する日本政府の対応が甘いからだ。

それを改めさせるのに必要なのが、今回のような毅然とした厳しい態度なのだ。

安易に妥協せず、なんとしてもこの姿勢を貫き通してほしいものだ。

こうした韓国に対する日本の今の姿勢を伝えているのが下の読売新聞の記事である。

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茂木外相と面会できない新任韓国大使、日本政府側が異例の「冷遇」…事実上の対抗措置

読売新聞電子版 2021/03/08 07:37

 韓国の姜昌一(カンチャンイル)駐日大使が1月に着任して以来、茂木外相との面会を果たせないままでいる。異例の事態は、日韓関係の冷え込みが影響しているとみられる。

 姜氏は東大大学院で博士号を取り、国会議員時代に韓日議員連盟会長を務めた「知日派」だ。1月22日に来日すると、新型コロナウイルス対策として2週間の隔離措置を経て、2月12日から大使としての活動を始めた。日韓外交筋によれば、姜氏は茂木氏との面会希望を日本政府に伝えているという。

 一方、日本政府は慰安婦問題や元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟問題で、韓国側が受け入れ可能な解決策を示すまでは面会に応じない構えだ。姜氏への厳しい対応は「問題解決に動こうとしない韓国への事実上の対抗措置」(政府関係者)とされる。

 日本の外相が各国の新任大使と面会するのは、儀礼的な意味だけではない。面会のタイミングは「両国関係を測る尺度」(外務省幹部)とされる。

 歴代の駐日韓国大使は、着任直後に外相のもとを訪れてきた。姜氏の前任の南官杓(ナムグァンピョ)氏は着任4日後に当時の河野外相と面会した。2代前の李洙勲(イスフン)氏も14日後に河野氏と面会している。

 なお、2月9日、韓国の外相に就いた鄭義溶(チョンウィヨン)氏と茂木氏の電話会談も実現していない。

 

2021年3月6日土曜日

この文庫は絶対におすすめ!

 日本文学100年の名作・全10巻(新潮文庫)

絶版になり本屋では購入不可だがAmazonには中古本在庫あり

 

日本文学100年の名作」がすごい! 

1914年(第一次世界大戦勃発)から10年区切りで纏められた日本の短編小説アンソロジー。

第一次世界大戦(1巻)、関東大震災(2巻)、第二次世界大戦(3巻)、戦後復興(4巻、5巻)高度成長期(6巻)、オイルショック(7巻)、バブル(8巻)、阪神・淡路大震災(9巻)、東日本大震災(10巻)、

それぞれの10年間は、その時代に生きた作家にどのような影響を与えたのだろうか、また、作家は時代にどのように抗ったのだろうか。激動の100年を文学で振り返る。

 

(全10巻内容) 

【第1巻】第一次世界大戦が勃発し、関東大震災が発生――。激動の10年間に何が書かれていたのか。 

荒畑寒村「父親」/森鴎外「寒山拾得」/佐藤春夫「指紋」/谷崎潤一郎「小さな王国」/宮地嘉六「ある職工の手記」/芥川龍之介「妙な話」/内田百閒「件」/長谷川如是閑「象やの粂さん」/宇野浩二「夢見る部屋」/稲垣足穂「黄漠奇聞」/江戸川乱歩「二銭銅貨

 


【第
2巻】
関東大震災からの復興、昭和改元、漂う大戦の気配――。この10年だから生れた、厳選15編。 

中勘助「島守」/岡本綺堂「利根の渡」/梶井基次郎「Kの昇天」/島崎藤村「食堂」/黒島伝治「渦巻ける烏の群」/加能作次郎「幸福の持参者」/夢野久作「瓶詰地獄」/水上瀧太郎「遺産」/龍胆寺雄「機関車に巣喰う」/林芙美子「風琴と魚の町」/尾崎翠「地下室アントンの一夜」/上林暁「薔薇盗人」/堀辰雄「麦藁帽子」/大佛次郎「詩人」/広津和郎「訓練されたる人情」 

 


【第3巻
】日中戦争、第二次世界大戦が勃発、史上最大の戦時に。過酷な時代を文学はどう生きたか。 

萩原朔太郎「猫町」/武田麟太郎「一の酉」/菊池寛「仇討禁止令」/尾崎一雄「玄関風呂」/石川淳「マルスの歌」/中山義秀「厚物咲」/幸田露伴「幻談」/岡本かの子「鮨」/川崎長太郎「裸木」/海音寺潮五郎「唐薯武士」/宮本百合子「三月の第四日曜」/矢田津世子「茶粥の記」/中島敦「夫婦」

 

 


【第4巻】
第二次世界大戦の敗北、GHQによる支配――。日本に激震が走った10年間の15編を収録。 

織田作之助「木の都」/豊島与志雄「沼のほとり」/坂口安吾「白痴」/太宰治「トカトントン」/永井荷風「羊羹」/獅子文六「塩百姓」/島尾敏雄「島の果て」/大岡昇平「食慾について」/永井龍男「朝霧」/井伏鱒二「遥拝隊長」/松本清張「くるま宿」/小山清「落穂拾い」/長谷川四郎「鶴」/五味康祐「喪神」/室生犀星「生涯の垣根」

 


【第
5巻】
敗戦から10年。描かれたのは戦争の爪痕か、未来の日本の肖像か。16編の傑作を収録。

梅崎春生「突堤にて」/芝木好子「洲崎パラダイス」/邱永漢「毛澤西」/吉田健一「マクナマス氏行状記」/吉行淳之介「寝台の舟」/星新一「おーい でてこーい」/有吉佐和子「江口の里」/山本周五郎「その木戸を通って」/三島由紀夫「百万円煎餅」/森茉莉「贅沢貧乏」/井上靖「補陀落渡海記」/河野多惠子「幼児狩り」/佐多稲子「水」/山川方夫「待っている女」/長谷川伸「山本孫三郎」/瀬戸内寂聴「霊柩車」 



【第
6巻】
 五輪に万博。好景気に沸く時代にも、文学は実直に鮮やかに日本の姿を映し出す。厳選12編。 

川端康成「片腕」/大江健三郎「空の怪物アグイー」/司馬遼太郎「倉敷の若旦那」/和田誠「おさる日記」/木山捷平「軽石」/野坂昭如「ベトナム姐ちゃん」/小松左京「くだんのはは」/陳舜臣「幻の百花双瞳」/池波正太郎「お千代」/古山高麗雄「蟻の自由」/安岡章太郎「球の行方」/野呂邦暢「鳥たちの河口」

 


【第
7巻】
 石油危機、ロッキード事件、日航機ハイジャック――。混乱と狂騒のなか生まれた17の名作。 

筒井康隆「五郎八航空」/柴田錬三郎「長崎奉行始末」/円地文子「花の下もと」/安部公房「公然の秘密」/三浦哲郎「おおるり」/富岡多惠子「動物の葬禮」/藤沢周平「小さな橋で」/田中小実昌「ポロポロ」/神吉拓郎「二ノ橋 柳亭」/井上ひさし「唐来参和」/李恢成「哭」/色川武大「善人ハム」/阿刀田高「干魚と漏電」/遠藤周作「夫婦の一日」/黒井千次「石の話」/向田邦子「鮒」/竹西寛子「蘭」

 


【第
8巻】
バブルが芽生え、やがて弾けて平成不況に突入する転換点。この時期に生まれた名作14編。 

深沢七郎「極楽まくらおとし図」/佐藤泰志「美しい夏」/高井有一「半日の放浪」/田辺聖子「薄情くじら」/隆慶一郎「慶安御前試合」/宮本輝「力道山の弟」/尾辻克彦「出口」/開高健「掌のなかの海」/山田詠美「ひよこの眼」/中島らも「白いメリーさん」/阿川弘之「鮨」/大城立裕「夏草」/宮部みゆき「神無月」/北村薫「ものがたり」

 


【第
9巻】
阪神・淡路大震災と復興。情報革命。変わるものと変わらぬもの。世紀を跨ぐ十年を彩る16編。 

辻原登「塩山再訪」/吉村昭「梅の蕾」/浅田次郎「ラブ・レター」/林真理子「年賀状」/村田喜代子「望潮」/津村節子「初天神」/川上弘美「さやさや」/新津きよみ「ホーム・パーティー」/重松清「セッちゃん」/村上春樹「アイロンのある風景」/吉本ばなな「田所さん」/山本文緒「庭」/小池真理子「一角獣」/江國香織「清水夫妻」/堀江敏幸「ピラニア」/乙川優三郎「散り花」

 


【第
10巻】
 自衛隊のイラク派遣、東日本大震災と原発事故。激動の現代を鮮やかに映し出す傑作16編。 

小川洋子「バタフライ和文タイプ事務所」/桐野夏生「アンボス・ムンドス」/吉田修一「風来温泉」/伊集院静「朝顔」/恩田陸「かたつむり注意報」/三浦しをん「冬の一等星」/角田光代「くまちゃん」/森見登美彦「宵山姉妹」/木内昇「てのひら」/道尾秀介「春の蝶」/桜木紫乃「海へ」/高樹のぶ子「トモスイ」/山白朝子「〆」/辻村深月「仁志野町の泥棒」/伊坂幸太郎「ルックスライク」/絲山秋子「神と増田喜十郎」

  


購入前にネットで読んでみたい方におすすめ

青空文庫に26作品が収録されている

 

青空文庫収録作品 


(第1巻)

森鴎外 「寒山拾得

宮地嘉六 「ある職工の手記」

芥川龍之介 「妙な話」

江戸川乱歩 「二銭銅貨」

 

(第2巻)

中勘助 「島守」

梶井基次郎 「Kの昇天」

島崎藤村 「食堂」

黒島伝治 「渦巻ける烏の群」

夢野久作 「瓶詰地獄」

水上瀧太郎 「遺産」

林芙美子 「風琴と魚の町」

堀辰雄 「麦藁帽子

 

(第3巻)

萩原朔太郎 「猫町」

武田麟太郎 「一の酉」

菊池寛 「仇討禁止令」

幸田露伴 「幻談」

岡本かの子「鮨」

宮本百合子 「三月の第四日曜」

矢田津世子 「茶粥の記」

中島敦 「夫婦」

 

(第4巻)

織田作之助 「木の都」

豊島与志雄 「沼のほとり」

坂口安吾 「白痴」

太宰治 「トカトントン」

永井荷風「羊羹」

室生犀星 「生涯の垣根」

2021年3月3日水曜日

今どきの文章の値段について

 

1文字10銭から1文字10円まで、その差なんと100倍

1文字10銭と言っても、今どき「銭」というお金の単位など使うことは滅多にありませんので、あえて説明しておくと1円は100銭のことで、10銭は1円の10分の1のことです。

今回のブログは、インターネットの様々なサイトの出現で、素人が書いた文章にもお金を払ってくれるようになったのは良いことなのですが、書く人や内容の違いによって値段には実に100倍もの差がある、というお話です。

 

この下手くそなエッセイに2万円も払うのはおかしい

そもそもこの記事をブログに書こう思ったのは、ある作家のエッセイ集を読んだからです。ベテランの女性作家の作品でメジャー出版社から出たものです。

なにしろ売れっ子作家の作品だけに、どんなに面白いことが書いてあるかと、期待して読み始めたのですが、最初の作品3編ほど読んだところで、なにこの下手くそなエッセイは、とテーマと内容ののつまらなさに辟易してきたのです。

そして、この作家はなぜこんなつまらないエッセイを書くのだろうかと、色々と理由を考えていたのですが、結論として言えるのは、作家活動が長すぎて多くの作品を書いてきたため、ネタ切れで、良いテーマが思いつかないのに違いない、ということです。

でも読者があくびをかくような、こんなにつまらないエッセイに、出版社はいったいいくら原稿料を支払うのでしょうか。

それについていろいろ調べてみたところ、この出版社ぐらい一流になると、作家が書いたエッセイには1文字につき10円ぐらい払っているようです。

とすると2,000文字程度のこのエッセイは2万円ということになります。2,000文字だと2時間もあれば優に書けますから、時給にする1万円です。

上に書いた文章の値段、1文字10銭から1文字10円まで、の最高ランクになるではないですか。

 

クラウドソーシング記事募集サイトの文章の値段は文字単価0.1円~6.0円と多彩

今はインターネットのおかげで素人が書いた文章でも値段がつく時代になったのですが、上に書いたとおり、その金額は1文字10銭から1文字10円というように、記事によって大きな差があります。

それを知るためにはネットの記事募集サイトであるクラウドソーシングを見てください。

主なものはランサー、クラウドワークス、サグーワークスなどですが、のような報酬金額の巾で多くの募集記事が出ているはずです。

それにしてもインターネットの記事の報酬にはなぜこのような大きな差があるのでしょうか。

その理由は、ネットサイトにはリライトといって、すでにある記事を書き換えるだけでいい安易に作成できる記事分野が台頭しているからです。

このことが大きな社会問題になったのが5年前のDeNAの医療健康サイトの安物記事の問題です。 

 

文章の値段は書く人や内容の違いで1文字につき100倍の差

インターネットが素人の文章に値をつけた

一昔前までは文章を書いてお金になる人はいわゆる文筆業に身を置く、新聞記者とか物書きとも呼ばれるプロの作家などに限られていて、間違っても素人が書いた文章が(懸賞などを除いて)お金になることはありませんでした。

ところが1995年頃インターネットが出現してからは事情が一変して、素人が書くブログのような文章でも値段がつき文章が売れるようになったのです。

4年前に大きな社会問題になり世間を騒がせたディエヌエーの粗悪記事乱造問題を覚えているでしょうか。

DeNAは、同社が運営する医療健康情報サイトの「ウェルク(WELQ)」に記事募集サイトで応募してきた素人のライターが書いた学術的根拠の乏しい大量のリライト記事を載せ、それによって多額の利益を上げたことが大きな社会問題になったのです。

 

DeNA問題原稿料が極端に安い素人ライタークローズアップ

クラウドソーシングなどの記事募集サイトには、1文字0,1円という驚くほど安い報酬によるライター募集が載っていますが、問題になったDeNAの記事を執筆に当たったのがこうしたライターなのです。

前述のようにリライト記事は日本語ができる人なら元記事さえあれば誰でも記事制作ができるので、安価な報酬でライターを集めることができるのです。

その報酬巾は概ね1文字0.1円から0.5円程度です。

これは前述のエッセイを書いた作家の1文字10円に比べて、何という大きな差でしょうか。

ちなみに1文字0.1円という超安物記事を書いたライターの報酬は同じ2,000文字でも、たった200円にしかならないのです。

これがこのブログで問題にしたい大きなテーマなのです。

 

安い原稿料でも件数をこなせば何百万円もの報酬を得ることが可能

上でも書いたように日本語のできる人なら誰でも書くことができるリライト記事ですが、インターネットの普及でそうした記事の募集は大量にあります。

したがってタイピングスキルがある人は数をこなすことができます。

例えば1文字0.5円の記事を1日に6,000文字書けば報酬は3,000円になります。ということは10日で3万円、20日で6万円になります。

かくしてこれを数年続ければ、ズブの素人ライターでも数百万円の報酬を得ることができるのです。一昔前は考えられなかったことで、これこそがインターネット出現のすごいところなのです。

 

2021年3月1日月曜日

チャラい男と言われてはいけない


コロナ禍で
派手な絵柄のマスクをする男はチャラい

コロナ禍で人々のマスク姿が当たり前になった昨今、白マスク姿が圧倒的に多い中で派手な柄物のマスクをかけた政治家を時々テレビで目にしますが

こうした人たちはなんとなく軽薄に見え、重厚であるべき政治家にはあるまじきチャラい人、と人々から思われているかもしれません。

該当する人としては、南の方の県知事をされている方や、最近テレビによく出ているなんとか大臣をされてる方どが思い浮かびます。

  ちゃらい」とは  

[形]俗に、服装が安っぽく派手なさま。ちゃらちゃらしているさま。また、軽薄で浮ついて見えるさま。「―・い男」

 

チャラいは広辞苑にも載っている

広辞苑は、1955年に初版が発行され、今回で7版を数える。6版の発売以来、10年ぶりの改定となる。

10万にものぼる収録候補から、新たにちゃらい「お姫様抱っこ」「小悪魔」「無茶振り」「がっつり」などが収録された。

 

チャライは男性に対する?侮蔑語

チャライは主に男性に向けた表現としてよく使われるようですが、上の説明でも分かる通り言われて嬉しい言葉ではありません。

それどころか相手から軽く見られたり、軽蔑の眼を向けられた結果のいわゆる侮蔑語なのです


チャラいと言われる人、芸能人ならまだしも政治家だと致命的

上の説明でも分かる通り、チャライは一言で言って「チャラチャラしたイメージの軽い人(特に男性)に対する侮蔑語です。

対象になるのは軽いノリが売りになる芸能人などに多いようです。

したがって重厚な感じを良しとする政治家などの硬い職業人にはあまり見られません。とはいえ冒頭に上げたように例外もあるのです。 

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注:マスクの色 

マスクは感染症を予防するためにものです。したがって清潔感が大事です。そのため望ましい色は白です。でも絶対ではなく色物も許されますが、許容範囲は、黒、グレー、青、の3色程度でしょう。

 

世界・マスクの色事情


白色の無地:
香港、韓国、トルコ、カンボジア、オーストラリア、スペイン、ドイツ、アルゼンチン、サンフランシスコ、ホンジュラス.日本


色付き無地:
スイス、ニューヨーク、イタリア、ブラジル


柄物:
フランス、南アフリカ

 

出典:PRTIMES

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