2025年11月11日火曜日

AIエッセイシリーズ(1)秋がすき (by GEMINI)

 


🍂 秋がすき


私が四季の中で最も愛してやまない季節


れは秋である春の萌えるような希望や


の燃えるような情熱冬の静謐な厳しさとは


また異なる秋だけに許された奥ゆかしい魅


力に毎年心は掴まれてしまう

 

秋の訪れはまず匂いによって知らされる。」


真夏の照りつけるような日差しが遠のき


朝夕の空気に混じるようになるあの切なく


も甘い香りそれは干し草の匂いにも似


た大地の熟成した気配とどこか懐かしいキ


ンモクセイの残り香が織りなす複雑なアン


サンブルである深呼吸をするたび肺の


奥まで澄んだ空気が流れ込み五感がリフレ


ッシュされるのを感じるこの清涼感こそ


秋の醍醐味の第一歩だ

 

そしてその香りに導かれるように景色は


劇的に変化していくとしていた山肌や


公園の樹まるで画家のパレットの上で


混ざり合ったかのように橙の暖色


系へと大胆に色を変えていくことに風に


揺れるイチョウの黄金色や燃えるようなモ


ミジの緋色は一瞬たりとも見逃したくない


絶景だこれらの紅葉が空の青さと陽の


光の透明感と相まって目にも鮮やかなコン


トラストを生み出すこれらの色調は生命


の終わりではなくむしろ豊かな稔りみの


を祝福しているようで見る者の心を穏


やかに満たす

 

秋がもたらす変化は自然界だけにとどまら


ない人間の営み特に食と芸術の分野で


秋は圧倒的な存在感を示す。「食欲の秋


という言葉が示す通りこの季節は地球が人


類に与える最大の恵みの時期だ新米のふっ


くらとした甘み焼き魚から立ち上る香ばし


い煙そして栗や芋カボチャといった自然


の甘みが凝縮された食材の数々。テーブルに


並ぶ料理は夏を耐え忍び大地が力を蓄え


た結果であり感謝の念を持って口に運ぶた


びに生命の循環を感じずにはいられない


また、「芸術の秋私を惹きつけてやまな


い要素だ気候が安定し日が短くなること


内省的な時間が自然と増えるこの季節


には読書や映画鑑賞あるいは静かに音楽


を聴くといった的な活動への意欲が湧き


やすい日中の活動的なエネルギーが収ま


落ち着いた環境の中で深く思考を巡ら


せる夏の喧騒から一歩引いたこの静寂な時


間が創造性や感受性を高めてくれるのだ


一枚の絵画をじっくり鑑賞したり難解な小


説の一節に心を傾けたりする行為は秋とい


う季節の静かなる祝福の中でこそ真価を発


揮する気がしている

 

秋のもう一つの顔は、**「寂寥せきりょ


の美」**である賑やかだった夏の祭り


の余韻が消え冬の冷たい沈黙が訪れるまで


の短い期間世界はどこか物憂げな表情を見


せる落ち葉が風に舞い冬支度を始める生


き物たちの姿は避けられない時の流れ


ぎ去るものへの切なさを喚起するかし


この寂しさは決してネガティブなものでは


ないむしろ儚さを知っているからこそ


今この瞬間の美しさが際立つという日本的


な美意識、「もののあわれに通じる深みがあ



秋の夕暮れのあの濃い群青と茜色のグラデ


ーションを目にするたび私はこの季節を好


きになって良かったと心から思うそれは


一年の中で最も感情が揺さぶられ最も美


しさに敏感になれる季節だからだ

 

秋はただ過ぎ去る季節ではない豊かな収


穫と静かなる思索そして別れと再生の予


感を同時に提示する最も人間的で情緒に


満ちた季節なのであるだからこそ私は秋


がすきだ今年もまたこの恵まれた季節


ゆっくりと大切に味わい尽くしたいと


願っている

 


 

文字数1200文字

2025年11月8日土曜日

神戸三宮 オシャレなSanticaにこんな店がある

  

   神戸三宮サンチカ 今八商店



神戸三宮 変わりゆく地下ショッピングアーケード

サンチカ(Santica)は神戸にある地下ショッピングアーケードですが誰もが認めるのはオシャレで垢抜けたイメージです。

それを求めて若者を中心に多くの人々が集まるのです。

ところが近年そのイメージに一部で変化が現れてきたことにお気づきでしょうか。

写真上はれっきとしたサンチカにある店舗ですが回りの店舗に比べるとどこか違うようです。

そうなのです。この店舗はここサンチカには珍しい主に野菜を扱う八百屋なのです。

八百屋といえば大根やキャベツなどの生鮮野菜を陳列台に所狭しと並べて販売するいわゆる庶民的イメージが頭に浮かび、これまでのサンチカのようなオシャレなイメージとは異質のように思われます。

でも、ご覧になったらお分かりのように、店内には五層にも及ぶボックス型の陳列ケースに商品が整然と並べられており、何とかして周囲の雰囲気に近づこうとしている努力が伺えるではありませんか。

ますます競争が激化する地下ショッピングアーケードにあっては、今や生き残りのためにはテナントの業態を選んでいる時代ではないのかもしれません。



  Santica




2025年11月6日木曜日

T.Ohhira エンタメワールド〈4〉直線コースは長かった(3)

  

adobe stock

        


それから涼子さんは延々と話し続けた。


「二週間ほど前なんだけど、わたし、新聞広告見てある会社のアルバイトの面接に行ったの。その広告には〈アルバイト、当社会長の秘書、期間二ヶ月、給料面談〉って出ていたわ。会長秘書ってちょっと魅力的じゃない。


それに短期アルバイトというのも学生の私には都合がいいし。その会社、駅前のビルの六階にある輸入アパレルの商社なの。難しい筆記試験はなく、最初は四十年配の人事課長だという人の面接。


始まって十五分くらいは質問もありきたりで、好きな学科とか趣味だとか、家族についてとか聞かれたわ。それから応募動機なんか聞かれて、その次に原稿用紙二枚が渡され、作文書けって言われたの。題は〈わたしの男性観について〉っていうの。


一時間ほどかけてそれを書いて、三十分のお昼休みの後、またさっきの課長さんの面接。今度は。質問はあまりせず、仕事の内容について話しはじめたの。


『今回募集した短期間の会長秘書の仕事ですが、秘書といっても、主にその仕事は、海外出張に出向く当社の会長に同行して、主にその身辺の世話をしていただく仕事でして、いわゆるデスクワークではありません』

『へー、外国へ行けるんですか、それで行先はどちらなんですか?』


海外へいけると聞いて、わたし嬉しくなって、すぐそう聞いてみたわ」

「主に私どもの取引先のあるロンドン、パリ、ニューヨークです。最もニューヨークは昨秋行ったばかりなので、次の予定はロンドンとパリになっていますが」「ロンドンとパリですか。すてき!それで会長さんの身辺の世話と言われましたが具体的にはどんなことをするのですか?』


肝心なのは仕事の内容だと思って私がそう聞くと、課長さん答えたわ。『それについては、この後にある第二次面接で会長自身が説明します。第二次面接お受けになりますね』『ええ、もちろん』


その質問に、ここでやめる人っているのかしら、と少し妙に思いながら、私としては当然「受けます」と答えたわ。その日応募してきた人は、私を含めて全部で七名。でも会長さんの第二次面接の時には三人減って四人になっていたわ。あの三人どうしたのかしら? いずれも知的できれいな人たちだったのに、作文でも駄目だったのかしら? 


そう思いながら、わたし会長室の前の小さな部屋で面接の時間待ってたの。わたしの順番は四人中三番目。一人二十分ほどだと聞いてたので、四十分もそこで待たなければならないのよ。いやだなあ、とは思ったんだけど、でも実際はそんなに待たなくてもよかったわ。


最初は私より二〜三歳上に見える背のスラーと高い、どこかいいとこのお嬢さんふうの人が入っていったわ。でもその人、わずか五分ぐらいしかたたないのに、もう部屋を出てきたの、どうしたんだろう、ずいぶん早いようだけど、わたしチラッとそう思ったんだけど、自分の面接時間が早くなったことのほうに余計気がまわって、そのことについては深く考えなかったわ。


二番目の人はさっきの人のように五分では出てこなかったんだけど、十分少したった頃にやはり早く出てきたの。


 みんな早いなあ、まだ始まって十五分しかたっていないのに。

そう思っているとき、『今井涼子さん』って、私の名前が呼ばれたの。わたし、ドキドキする胸を抑えながらゆっくりと会長室へ入っていったわ。


さすがは会長室、正面に明るい大きな窓があり、その横の壁には高そうな絵がかかっており、その下のサイドテーブルにはこれまた高そうな置物があったわ。それにフロアに敷かれたじゅうたんは私のハイヒールの踵がほとんど隠れるほど厚いの。


入ったとき会長さんは窓を背にした大きなデスクの前で背の高いアームチェア―にどっしり腰かけてたわ。頭は白髪でやや小柄のようだったけど、顔の色はつやつやしていて目も光っており、いかにも精悍そうで、あとで聞いた年齢の六十九歳にはとても見えなかったわ。


「まあ座りなさい」と、すぐ前にある低い背もたれの椅子をさしてそう言ったのが会長さんの第一声。その声は低音だったけど、耳にビーンと響いてすごくとおりがいいの。


『なんだねえキミ、近ごろの若い娘さんは世間知らずが多いねえ』私が席に着くや否や、会長さんは私の顔と机の上の履歴書を交互に見ながらそう言うの。わたし意味がよくわからなかったので、ただ『えっ、ええ』とだけしか答えなかったわ。


『一番目と二番目の娘、ありゃあ駄目だ。まったく話が通じん。三人目のキミにはそうであってほしくないねえ」と会長さん。


『は、はい。それでお仕事の内容なんですけど』わたし、会長さんのよく響く迫力のある声におされたのと、前の二人がずいぶん早く帰ってしまったことの不安があいまって、入ってきたとき以上に胸をドキドキさせながら聞いてたわ』


『仕事の内容はねえ、人事課長からわたしと一緒に海外へ行くということは聞いたと思うが、今の質問はそこで何をするかということだね?』 


『は、はい』


『つまりだ。通訳は別に専門の者がいるからその方はやらなくていい。キミがするのはわたしの、身のまわりの世話だ。わたしは今年六十九歳になる。来年は七十歳。女房は二年前に死んで、今は独身。


お手伝いさんが一人いるが、歳をとっているのでセンスが悪い。したがって海外へ出かけていくときの服装の準備なんかはどうもね。それでまずキミには海外出張へ出かけるための支度をしてもらう。


今度のロンドン、パリは滞在が四週間にもなるので、身のまわりのものを揃えるだけでも大変なんだ。やはりこう言うことは女手でないとな。それから約二週間後にわたしと一緒にロンドン、パリに行ってもらう。もっとも、もう一人男性通訳が同行するがね』


つづく


次回 11月13日(木)


2025年11月3日月曜日

Webライター原稿料入金票のリアル(シリーズ1~4)の3


年金生活Webライターの告白 ネットで稼ぐのは楽でない(2)

シリーズ(1~4)




シリーズ(その3)


Webライターにタッチタイピングは必要不可欠


Webライターは記事執筆でいろいろな資料を目にしながらタイピングします。これで必要になるのがタッチタイピングです。


タッチタイピングとはキーボードを見ないでタイピングすることです。つまり参考資料を手元に置いて執筆する場合は、キーボードに目をやらずに資料に目を置いたまま行うのです。これだと資料からキーボードへ目を移し替える手間がいりませんからそれが時間短縮につながるのです。


これまでにも述べてきましたが、Webライターの報酬は1文字いくらで計算されます。ということは文字数が多いほど報酬は高くなるのです。決まった時間内に文字数を多く書くためにタイピングスピードの速さが求められます。その要求を可能にするのがタッチタイピングなのです。


これでお分かりのようにWebライターが仕事の生産性を上げるためにはタッチタイピングは必要不可欠な条件なのです。



リライト記事が盛んだった頃のWebライターは玉石混交


Webライター新人の私でもなんとか仕事にありつけたのですから、時期的に仕事がたくさんあったのじゃないでしょうか。その証拠の一つを上げると、リライト記事の募集がやたら多かったように思います。


リライトとは元の記事のテーマとか内容を損なわずに別の記事に書き直すことです。つまり趣旨は同じで表現を変えるのです。


方法は多様で、例えば主語と述語を入れ替えたり、単語を同義語の言葉に書き換えたり、フレーズを別の表現に直したり、などいろいろです。


これだと文章を一から書くより難易度が低くなりますから、たとえWebライター初心者でも対応しやすくなります。


ライター募集の広告などを見ていますと、時として「初心者でも書けます」という文面のキャッチコピーを見ることがありますが、そうしたものはたいていリライト記事の執筆を指しているようです。


プロ野球のDeNAもネットのアフィリエイト事業に参加していた


今のプロ野球チームとしてのDeNaしか知らない方は、こんなことを聞いても信じがたいかもしれませんが、一時事業の多角化をはかっていたDeNaは広告収入の獲得を目指してインターネットのアフィリエイトにも手を伸ばしていたのです。


なにしろ」DeNaという大企業がやることですからスケールも大きく、膨大な量の記事を扱っていたようで、それを調達する手段として大量のリライト記事を募集したのですが集まったものの中にはクオリティが低いものも少からず混じっていたのですが、それらを省くことなく採用したのが問題のもとだったのです。


つまり信憑性の低い劣悪記事が多い、と問題になったのです。これについては当時の新聞に深刻な社会問題として大きく報道されました。


詳しく書くと長くなりますので、詳細は下の記事を参照ください。


(参考記事)

起こるべきして起きたDeNAのまとめサイト問題(その1) ・ 粗製乱造?インターネット ウェブサイトの素人ライター

 

DeNAまとめサイト問題は起こるべきして起きた(その2) ・ そもそもの原因はリライト記事にあるのではないか?




(表9)

日付

会社名(相手先)

金額

累計

備考



2015/04/13

〇〇〇〇

10,000

1,124,640

注文住宅

2015/05/15

〇〇〇〇

20,000

1,166,100


2015/06/11

〇〇〇〇

40,000

1,225,309



(表9)前の章でも書きましたが、新人Webライター時代に原稿料が一番高かった業種は1文字2円の注文住宅です。この表で注目したいのは3件の入金金額はすべて万単位でまとまっていることです。これについて説明しますと、最初の10,000円は2千文字5記事分、2番目は同じく10記事分、そして3番目が同20記事分で、すべて1文字2円の計算で入金されています。


(表10)

日付

会社名(相手先)

金額

累計

備考


2015/12/02

〇〇〇〇

18,153

1,373,280

精神科医

2016/01/04

〇〇〇〇

22,658

1,395,938



シリーズ1で、「発注者には医師も含まれていた」と書いていますが、

これがその時の入金内容です。USBに保存している記事内容を調べてみたところ

記事内容は精神病(双極性障害、PTSD)などで、いろいろな資料を調べながら苦労して書いたことを今でもよく覚えています。



(表11)

日付

会社名(相手先)

金額

累計

備考


2016/01/08

〇〇〇〇

12,800

1,408,738

ビジネスホテル

2016/02/08

〇〇〇〇

49,600

1,458,338

"

2016/03/08

〇〇〇〇

46,400

1,504,738

"

2016/04/08

〇〇〇〇

38,400

1,543,138

"


(表11)職務経験豊富な得意分野のホテルに関する記事です。文字単価は1文字1円でしたが、ワードプレスへ直接入力による納品というのが初めての経験で少し厄介でした。とはいえ、Webライター新人の私にすると高単価の注文で、そのうえ毎月発注があり、量的にもまとまっていて不足はなく、しばらくの間当方の懐を大いに潤してくれました。ちなみにこの表の2016/1〜2016/4の4か月間だけでも入金額は15万円弱に及んでいます。