2011年2月6日日曜日

それでは人は話を聞いてくれませんよ!・本を読まない人の話はつまらない

どちらかと言うと人前で話すのは嫌いな方ではない。

以前営業会社の所長をやっていた頃は朝の朝礼でいつも部下に向かって何か話さなければならなかった。

その話題なのだができるだけ過去において聞いたことのないような新鮮なものにしたいといつも心がけていた。

なぜなら人は誰もが知っているようなありふれた話など少しも聞きたくもないだろうし、どうせ聞くのなら何かハッとするようなフレッシュな話題を期待しているからである。

したがって国内のテレビで放送されていたり、新聞で報道されたような事柄はなるべく避けて、もし新聞に頼るとなら人があまり読んでない英字新聞などに出ている話題を選ぶことにしていた。

でも圧倒的に多いのは本から得た話題であったように思う。

そのほうが聞く人の耳には新鮮に響くようで、毎朝私の話を当時の部下である所員たちは喜んで聞いていてくれていたようである。

したがって何も朝礼のネタだけが目的ではなかったが本はできるだけ多く読むように心がけていた。

では今回のタイトルにも上げてある「本を読んでいない人の話がつまらない」のは何故なのだろうか。

以下私自身が普段から思っているその理由を下に列挙してみることにする。

・ TVで見たり新聞で読んだりしたことがあるような誰もが既に知っている内容の話題が多いので「新鮮さ」がなくてつまらない。

・ ボキャブラリーが貧弱でハッとさせるようなフレッシュな言葉が出てこない。

・ 話にストーリー性がとぼしく組み立てや展開もまずい

・ 自分自身の体験を通してないため話が他人事のように聞こえ客観的で聞くものに共感や感動を与えない。

・ 話し手に話題について自信が持てないのでメリハリに欠け迫力もない

とにかく本を読まなくては
以上5項目のうちでも特に最初の2項目が決定的なマイナス要素だと思っている。

私は人に話すときの言葉の使用には相当気を使ったいる。

なぜなら私自身が人の話に感銘したり感動するのは話し手のボキャブラリーの多様さと新鮮さであるからである。

間違っても陳腐であったり古くて手垢のつきまくっているような表現は避けなければならないと常日頃から思っている。

したがって私はスピーチに当たっては次のことを実行するようにしている。

人前で話すときの心得5か条

・ じゅうぶん相手をひきつけて話し始める

・ 気合を込め、迫力と抑揚のきいた話し方をする

・ 話題は新鮮で魅力的なものを選ぶ

・ ボキャブラリーに気をつけ、古くさい手垢のついたような表現は聞き手を惹きつけないと心得る

・ 笑顔でゆっくりと自信をもって話す

私は常日頃から、人の話というのには金を払ってでも聞きたいものと、金を貰っても聞きたくないものの二種類があると思っている。

どうせ人前で話すなら人を惹きつけるおもしろい話をしなければ話す価値はなく、話し手、聞き手両者にとって時間の無駄でしかないのだ。

したがって私自身としては今後も人前でおもしろい話ができるように本だけは読み続けていこうと思っている。

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