今回のWBC日本大会で非常に気になったことが一つある。それはハーフスイングの問題である。
これまで国内のプロ野球中継でこのハーフスイングのシーンでは、審判は70%ぐらいの割合で「振った」と見なして、アウトの判定を下している。
球審が1人で判定する場合、あるいは塁審に判定をゆだねる場合があるが、両方あわせても、だいたい7割ぐらはアウトの判定を下している。
でも見る側としては納得できないことも多くあった。
「何であれがアウトなのか、半分どころか、3分の1も振っていないではないか、ビデオを見て判定し直せ!」などと、腹立たしく思うことがしばしばあるのだ。
ところが今回のWBCはどうだ。ハーフスイングのほとんどを審判は「振っていない」と見なし、セーフの判定を下しているではないか。
見た試合は3試合だったが、ハーフスイングのシーンは少なくとも10回前後はあったはずだ。
その中で、「空振り」と見なされたのは1回だけで、後はすべて「降ってない」として、ボール判定が下されていた。
これは日本の野球を見慣れたものにとっては不思議であった。
聞くところによると、今回の大会ではハーフスイングを取らない、という約束が事前に審判間で交わされたそうだが、それにしても大きな変わりようである。
でも、どうだろう。これが国際試合で今後ずっと続くのだろうか。
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これが今後の日本チームにとって、吉と出るか、凶と出るか。それは今のところ分からない。