2017年2月26日日曜日

新聞は、なぜ女子高生の不純バイトをJKビジネスと言って持て囃すのか?

           

JKビジネスってなんのこと?

日新聞電子版にJKビジネスに関しての記事が載っていました。


JKビジネスという文字を見た瞬間は何のことかピンときませんでした。

でも、しばらく考えていると、以前何かで見たことのある女子高生の不純バイトのことを指す言葉であることを思い出しました。

しかしJKビジネスというような妙な言葉はいったい誰が言い出したのでしょうか。

だいいちJKを女子高生の略語とすること自体おかしなことです。

この言葉を知らない人がJKという文字から最初に思い浮かべるのは何でしょうか。

おそらく初めはJの意味を考えるでしょうが、Jが最初につくアルファベット2文字だとJRJAJT、のように、Japan、の略と考えるのが普通です。

したがって日本国有鉄道、農協、日本たばこ産業、などのような、何か国家規模の組織名だと考えるのではないでしょうか。

それ故に次のKについても何の略語だろうか?と考えるのですが、色々考えを巡らせても答えは思いつきません。

それもそうかもしれません。答えが思い浮かばないのは考える方向が間違っているからです。

JKJは日本の意味でなく、女子のことなのです。そして次にくるKは高校生を意味します。したがってJKは女子高生のことなのです。

それにビジネスがつくのですから、JKビジネスとは女子高生ビジネスということになるのです。

でもビジネスといっても普通のビジネスではなく、売春を含んだ性風俗ビジネス、つまり不純交際ビジネスのことなのです。



JKビジネスと誰が言い始めたのか

しかしこれをJKビジネスなどと、いったい誰が名付けたのでしょうか。

そもそも女子高生がまともなビジネスに参加できるはずがなく、ビジネスと呼ぶこと自体が不自然です。

それに言葉としての完成度も低く、人前で堂々と使えるような言葉ではありません。

にもかかわらず、ネット検索してみると、なんとウィキペディアにも解説が載っているではありませんか。

おそらくサブカル分野の新語としての位置づけなのでしょうが、2000文字はありそうな堂々とした解説文が載っているのです。

しかし、どう見てもJKビジネスという言葉には品がなく、センスもなく、その上言葉としての完成度も高くありません。

にもかかわらす朝日新聞がこの言葉を記事のタイトルに使ったのはウィキペディアに載っていることで、つい気を許して油断したではないでしょうか。

朝日新聞の記事といえば、誰もが知っている名コラムの天声人語のように、学校の入試問題にも使われたりして、人々が文章にの本にするほど信頼されています。

それだけに、今回の記事のこの言葉の安易な使用が悔やまれます。

以下はその記事の一部です。



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JKビジネスで補導の10代、「性行為やむを得ぬ」3

日新聞電子版 2017217



 警視庁は、女子高生による接客などを売りにする「JKビジネス」で勤務経験がある少女たちへのアンケート結果を公表した。

家庭や学校に不満がない「普通の女の子」たちの多くが、金銭目的でJKビジネスに関わっていた実態が明らかになった。

 少年育成課は、昨年6~7月に児童福祉法違反などで摘発した都内のJKビジネス2店舗に勤務した15~17歳の少女42人に聞き取り調査を行った。

いずれもが補導し、現役高校生が7割に上った。

 42人のうち、約半数が勤務を通じて、客との性行為の経験が「ある」と回答。

見知らぬ客と性行為をすることについて「場合によってはやむを得ない」と回答した人は28%にのぼり、抵抗感の希薄さが浮き彫りになった。

 家庭での生活に満足していると答えた人は全体の66%を占め、学校生活に満足している、とした人も全体の33%いた。
 

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