2017年8月8日火曜日

地元出身者が少ない甲子園出場高校野球チームはどこ? ・ 高校野球強豪チームの秘密

高校野球 ・ 県外からの野球留学選手が幅を利かす甲子園出場チーム

高校野球の強豪チームには野球留学生が多いことは良く知られています。

野球留学についてはの是非が問われていますが、ここではそれについては触れません。

でも強いチームの秘密を探るには、野球留学の問題を避けては通れません。

このブログでは,報知「高校野球3月号」の記事を引用して、甲子園常連の強豪チームに、どれぐらいの留学者がいるかについてのデータを載せてみました。

野球留学とは

「野球留学」とは「自宅が所在する地域からの通学者以外の者」を言います。

野球留学に1学年5人までとするルールがある特待生と、それ以外の他県出身生徒の2種類があります。

こうした留学生がいる学校には、驚くべきか、ベンチ入り全員が他県出身者チームもあります。

たとえば明徳義塾(高知)秀岳館(熊本)がそれに当たります。

あまりの留学生の多さに対して、一部のファンからは高校野球の精神に反する、という批判もありますが、是非について白黒をつけるのはなかなか難しい問題です。

週刊ベースボール別冊春季号)によれば、明徳義塾秀岳館いずれにも、高知出身、熊本出身の部員は在籍していますが、ポジション争いにより結果的に全員他県出身者となってしまった、ということです

以下、他府県出身の野球留学生が多い学校をご紹介します。



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府県からの野球留学が多く、地元出身者が少ないチームは?

地元出身者が少ない高校ベスト5

1位:秀岳館(熊本)→1

福岡:5
京都:4
大阪:4
佐賀:2
岡山:1
熊本:1
沖縄:1

2位:滋賀学園(滋賀)→2

沖縄:7
大阪:6
兵庫:3
滋賀:2

3位:明徳義塾(高知)→3

大阪:4
高知:3
奈良:2
岡山:2
京都、兵庫、香川、徳島、愛媛、福岡、熊本:1

4位:盛岡大附(岩手)→4

神奈川:6
岩手:4
大阪:3
東京:2
宮城、福島、栃木:1



5位:健大高崎(群馬)、日大三(東京)、福井工大福井(福井)、大阪桐蔭(大阪)、創志学園(岡山)→5
※日大三は東京都内の中学校出身者のみを「地元」としてカウント



多くの都道府県出身者が含まれる高校ベスト5

1位:健大高崎(群馬)→12都府県

群馬:5
東京:2
沖縄:2
栃木、茨城、千葉、神奈川、愛知、岐阜、三重、大阪、兵庫:1

2位:明徳義塾(高知)→11府県

大阪:4
高知:3
奈良:2
岡山:2
京都、兵庫、香川、徳島、愛媛、福岡、熊本:各1

3位:大阪桐蔭(大阪)→10府県

大阪:5
岐阜、和歌山、滋賀、奈良:各2
愛知、三重、兵庫、広島、徳島:各1

4位:日大三(東京)→9都県

東京:5
神奈川:4
茨城:3
栃木、埼玉、千葉、長野、三重、長崎:各1



5位:盛岡大附(岩手)/早稲田実(東京)→7都府県
秀岳館(熊本)→7府県



出典・報知「高校野球3月号」 (数字は春の選抜高校野球を元に集計)







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