2017年10月24日火曜日

小池百合子氏の排除発言で考えさせられた差別意識




「排除します」の一言で人気は地に落ちてしまった

好事魔多し、は今の小池百合子氏にピッタリ

好事魔多し、と言いますが、これほど今回の衆院選挙で予想外の大敗を喫した希望の党党首小池百合子氏にピッタリの言葉はありません。

東京都知事選挙に圧勝して以来、都民だけでなく国民の多くから絶大な人気を集め、飛ぶ鳥落とすほど絶好調であった小池氏の身に、一転して魔の手が下りたのです。

その原因がいったい何にあるかと言えば、それはたった一つの言葉です。

氏が不用意に発した「排除します」という一言なのです。この一言で人気絶頂だった氏が、国民から総スカンを食らったのです。


「排除します」から感じる おごり、慢心、冷たい響き

でもたった一つの言葉で人気が急落してしまうというのも極端な話ですが、「排除します」という言葉にはそれほどインパクトがあるのでしょうか。

はっきり言って「排除します」は厳しい言葉です。言われた側にっとては身震いするほどの冷酷な言葉です。

なぜなら、「あなたを仲間から除外します」と言われているのですから、いわばイジメにあっているのと同じことだからです。

学校でのイジメが今大きな社会問題になっており、まだ年端のいかない子どもが自殺にまで追い込まれることに対しては、多くの人々が胸を痛めています。

いじめは仲間から差別され排除されることです。排除された当事者にとって、これほどつらくて耐え難いことはありません。

「排除します」というような厳しい言葉は明らかに上から目線で発せられます。

つまり発する側の優越感による、おごりと慢心がなせる業なのです。

それゆえに、端から見れば厚顔さや傲慢さがうかがえ、許しがたく思えるのです。

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