2019年3月8日金曜日

このヘンなタイトルの本が気になる


本はタイトルで売る

「本はタイトルで売る」という出版社のキャッチコピーを見たことがあります。人が本を買う動機を考えると、なかなか的を得たフレーズではないでしょうか。
 
なぜなら人が「どの本を買おうか」と迷ってとき、内容はともかく、ついタイトルのインパクトが強いものを選んでしまう傾向があるからです。
 
本のタイトルは非常に大切です。それもそうでしょう。人々が本に接して最初に見るのは表紙だからです。いかにせっかちな人でも表紙のタイトル見ずに中身を覗く人はいないでしょう。




タイトルが変な本の草分けともいっていいミリオンセラーとなった『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 』はそのユニークさに思わず手に取ってみたくなる書名ですが、これを真似てなのかその後 《質問系書名が大量に発生しました。

中には別に質問系にしなくても良いようなテーマまで、無理矢理に質問型にしているようにも見えます。
 
この型のオリジナルが刊行されてから既に十年近く経っているにも関わらず、未だにこれを踏襲した書名が出て続けている状況です。
 
今回は数あるそうして本の中から、よりすぐった5点をご紹介することにしますが。とは言え期待した割には「看板に偽りあり」と思われるような、タイトルと中身が合致しないものもありますので悪しからず。
 
 

ヘンなタイトルの本を5冊ご紹介



軽自動車に乗る人妻はなぜ不倫に走るのか?

内容(「BOOK」データベースより)

人妻・美熟女ブームの火付け役として知られる、カリスマAV監督・溜池ゴローが、20年に渡る経験と出逢った人妻1000人以上のデータを元に明かす真実。なぜ、“普通の”人妻が簡単に不倫にハマるのか?なぜ、“あんな美熟女が”AV出演をOKしたのか?そんな数々の疑問に対する「あっと驚くような答え」と、溜池流「とっておきの人妻交渉術」を一挙公開。



 
 
 
 
 
 
 
 
なぜビニール傘を3本以上持っている人は貧しいのか?

内容(「BOOK」データベースより)

仕事、恋愛、投資に災害対策まですべてに求められる不可欠な能力―予見力。あなたに足りないのは“未来を読む力”だった。70万円の貯金を1年で3億円に増やした著者が明かす、予見力の重要性と今からできる実践的トレーニング法!   



 
 
 
なぜ皇居ランナーの大半が年収700万以上なのか?


内容(「BOOK」データベースより)

2007年に始まった東京マラソン以来、市民ランナーは全国で増え続けている。その数1000万人超。成人の10人に一人は、もう「走る喜び」に出会っているのだ。ダイエットなど身体面だけでなくメンタルにも効果絶大、走る習慣をつける過程で生活からよどみがなくなり、またランニング中のクリアな思考が仕事に新たな発見をもたらす…。なぜランニングが現代人の福音になるかを総合的に解き明かす初の一冊。



 
 
 
 
 
 
なぜグリーン車にはハゲが多いのか?


内容(「BOOK」データベースより)

知能が高い。パイオニア精神旺盛。スポーツマン。芸術的な才能がある。SEXが強い…。薄毛の人たちは、そのマイナスイメージとは裏腹に、卓越した潜在能力を持っている。実は、髪が薄くなる原因は、優秀な男を作り出すホルモンにあった!「ハゲを恥じるな、誇りを持て」―自らも薄毛に悩む医師が推奨するポジティブ・ヘア・ライフ。

             
      

なぜ下級生は廊下を直角に歩くのかのか?

内容紹介

100年企業「タカラヅカ」には日本の組織が学ぶべきすべてがあった! 「男役・娘役」「宝塚魂」「舞台裏」「年功序列」「あいさつ」「ファン」……
本当はすごい、タカラヅカエピソードの数々から、100年もの永きにわたり多くの人に圧倒的な夢を与え続ける「宝塚歌劇団」の秘密が今、明らかに! 執筆は、元タカラジェンヌで企業向けセミナー・研修に活躍する桐生のぼると、舞台芸術愛好家で国際機関に奉じる福井龍(解説)姉弟。
曽祖父の代から芸事に縁のある家系に育った二人だからこそ書きえた1冊。
女性だけの集団が、日本の伝統に根ざしつつ革新をも生み続けてきた秘密が、今、解き明かされる。      



 
 
 
 
 
(出典)

思わず吹いた!バカ質問署名TOP25HONZ)

ベスト珍書 - このヘンな本がすごい! (中公新書ラクレ)




0 件のコメント: