2019年10月10日木曜日

老後2000万円は投資や保険営業マンの格好のセールストークになる

 

老後2000万円は誰が言い出したのか
 
老後資金については、今回の2000万円以前に3000万とか4000万など様々な憶測による金額が流れています。
 
いや憶測ではなく、何か良からぬ意図のもとに故意に流されているようにも思われます。発信元はおそらく金融や保険業者であるのは間違いありません。目的はいうまでもなく・・・
 
 
 老後2000万円話は金融営業マンにはおいしいセールストークに

 
郵便局の不正保険勧誘が世間を騒がせていますが、いったい勧誘に当たった営業マンはどんなトークを使って営業成績を伸ばしたのでしょうか。
 
想像するにお金のない老後生活の危機や不安をあおって相手の心理にうまくつけこんだに違いありません。
 
こうした不安心理を煽るには『老後2000万円』の話題は格好のセールストークになります。
 
なにしろ元は国が運営していた機関が言っていることですから、これ以上信頼できることはありません。
 
対象者の多くが判断力に疑問がある?高齢者が多いとなればなおさらです。
 
 
詐欺師たちは「待ってました」とばかり老後2000万円話を利用
 
世に盗人の種はつきまじ、とはよく言ったものですが、同じことは詐欺師にも言えます。よくもまあ、これだけ手を変え品を変え、次々と新手の詐欺が出てくるものだ、と感心するほど詐欺師の種は尽きることがないのです。
 
詐欺師が尽きないということは、騙されてカモになる相手も尽きないからです。それは詐欺師たちが絶えず新しい手法を生み出すからに違いありません。
 
詐欺手法の根幹を成すのは何と言ってもテーマとトークです。できるだけ新しいテーマを用意し、これまでとは違った新しいトークを使って相手を騙しにかかるのです。
 
これから先、そうしたテーマとトークに使われそうなのが、いま巷を賑わせている2000万円問題です。
 
つまり、「これから先の高齢者は2000万円なければ生きていけない」と政府が言ったからです。
 
これを詐欺師が利用しないはずがありません。なにしろ日本という国家が云ったお墨付きの話なのですから。これほど信頼できる話はないのです。
 
これからはいたるところで詐欺師たちが「2000万、2000万」と騒ぎ立て、怪しい儲け話を持ちかけてくるにちがいありません。
 
 
詐欺師のターゲット・2000万円持たない高齢者は80%も
 
2000万円の話をトークに使おうとしている詐欺師たちはまず相手探しから始めますが、ターゲットに困ることはありません。2000万円を持っていない人を探すだけでいいのですから。
 
そういう人たちは巷にあふれています。最近の調査によりますと、高齢真っ只中の70~80歳の人たちだけ見ても、2000万円の貯金をクリアーしているのは僅か18%前後しかいません。
 
ということは80%以上の人がまだ2000万以下しか持っていないのです。そうした高齢者たちの多くが、今回の2000万円問題を前にして、「早く2000万円を作らなければ」と、焦りに似た心理状態にあるに違いありません。
 
詐欺師たちはそこに付け込んでくるのです。「500万円が2000万円になる良い方法がありますよ」とかなんとかという「おいしそうなトーク」を使って・・・

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