2022年8月1日月曜日

高齢者は詐欺師に騙されやすいというのは本当だろうか?

 日本では詐欺にあうのは高齢者ばかりだが、外国はどうなのか

ネットをはじめメディアのニュースでは毎日のように詐欺の被害にあった人たちのことが報道されていますが振り込め詐欺に見るようにその被害者は圧倒的に高齢者が多いようです

ネットを使った詐欺などでは、20代の学生などを含めて若年層も時出てきますが被害者は高齢者に比べてうんと少ないようです

それゆえでしょうかメディアの報じるニュースなどではいつも詐欺にかかるのは高齢者ばかりというふうに謳った記事がいかにも多いのが気になって仕方がありません

こうした記事の内容から「高齢者は判断力が乏しくなっておりだまされやすくて当然」

というような先入観があることが伺えます。

それともう一つ原因になっているもっと大きな理由があります

それは詐欺師たちがだましのターゲットに定めるのが若年層に比べて圧倒的に高齢者層が多いからです


 詐欺にあう高齢者が多いのはなぜ? その本当の理由は

上の最後で書いたように高齢者に詐欺被害が多い最大の理由は日本では詐欺師がそのターゲットを圧倒的に高齢者に多く定めるからなのではないでしょうか

つまり詐欺師たちにだます相手を高齢者にかぎると考えている輩が多いのですなぜなら高齢者こそだましやすいターゲットだと思いこんでいるからです

その結果高齢者ばかり狙い撃ちにしますから当然のごとく被害者も高齢者ばかりという結果になるのです

 

アメリカの詐欺被害者は高齢者より若年層の方が多い

ネットの媒体資料ポータルサイトメディアレーダーがアメリカの詐欺被害者について書いている興味ぶかい記事が載っていました

それによりますとアメリカでは詐欺にある被害者は高齢者よりむしろ若者のほうが多いということですただ被害金額は高齢者のほうが若者を上回っているとも書いています

読んでいてなかなか示唆に富んだ記事だと思いましたつまりアメリカの詐欺師は日本の詐欺師のように高齢者ばかりを狙おうとはせず成人全体をターゲットにしているのです

その結果被害者の年齢構成は70~79歳が20%、20~29歳が44%となっています

被害金額が高齢者の方が多いのですが、その理由は説明しなくてもお分かりだと思います言うまでもなく高齢者層の方が若年者層より圧倒的に資産が多いからです

 

高齢者はだましやすいというのは詐欺師の間違った思い込み

賢明な高齢者は注意深いので詐欺師にはだまされない

上でも書いたように、日本で詐欺の被害にあう高齢者が多いのは、高齢者ばかりをターゲットにする詐欺師が多いからです

つまり例えば詐欺のターゲットが100人だとするとその大半の90%にあたる90人ぐらいが高齢者になるのです

残るのはわずか10%でしかなくこれが高齢者以外の若年層に当てられても被害者はわずかなものです

その結果、詐欺被害が目立つのは高齢者ばかりということになるのです

アメリカでは若年層と比べて高齢者の詐欺被害が多くありませんが、日本の高齢者も決してだまされやすくはありません

というより認知症でもない限りたいていの高齢者の注意深さは若年層以上で決して詐欺師にたやすくだまされるようなことはないのです

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