2019年9月6日金曜日

恐るべきアフリカゾウ密猟と日本との関係


世界で唯一象牙のハンコ(印鑑)を使う日本人が注目すべき本

牙(きば)アフリカゾウの密猟組織を追って 三浦英之 小学館
 
 
牙(きば)とはどんな本なのか 
 
アフリカゾウ虐殺の「真犯人」は誰だ!?

アフリカで、年間3万頭以上のゾウが、牙を抉り取られて虐殺されている。
野生のゾウは絶滅の危機に瀕し、今後十数年のうちに地球上から姿を消してしまうと言われている。

その犯人は、象牙の国際密猟組織。
元アフリカ特派員の筆者は、密猟で動くカネが過激派テロリストの資金源になっている実態に迫り、背後に蠢く中国の巨大な影を見つける。

そして問題は、象牙の印鑑を重宝する私たち日本人へと繋がっていく。

密猟組織のドン、過激派テロリスト、中国大使館員、日本の象牙業者。
虐殺の「真犯人」とは、いったい誰なのか――


選考委員満場一致の第25回「小学館ノンフィクション大賞」受賞作。

高野秀行(ノンフィクション作家)
「ショッキングな現実が勢いある筆致で描かれ、『ザ・ノンフィクション』の醍醐味がある」

古市憲寿(社会学者)
「実は日本が加害者だった? ゾウと我々の意外な関係性が明らかになる」

三浦しをん(作家)
「私は、今後も象牙の印鑑は絶対作らないぞと決意した」

(20195月発表作品)
 
出典・グーグルブックス
 
 
日本は世界一の象牙消費大国
 
日本は世界で唯一の印鑑(ハンコ)大国ですが、なかでも象牙の印鑑は「幸運を呼ぶ」と云われ人気が高く、84年には日本だけで世界の象牙の約4割を消費しています。
 
そのため国際世論の批判が高まりましたが、にもかかわらず、今でも日本では象牙の国内市場が維持されています。
 
これには日本なりの事情があるのですが、今もアフリカで密猟が横行しているのは日本で象牙が売れるからです。もし売れなければ密漁もなくなります。
 
いま世界中で象牙の取引はやめよう、という流れがありますが、日本だけその流れに逆行しているのです。
 
この本を読んで「象牙の印鑑はぜったい買わない」と、感想をくれた読者がいたのは嬉しかったですね。(著者談)
 
出典・著者は語る 文藝春秋Book倶楽部
 
 

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