2020年5月1日金曜日

国民1人10万円の給付金でお金の価値が下がるかも知れない


5月以降には国民のすべてが10万円を手にするということの意味

今回のコロナ対策給付金10万円で注目すべきは国民一人当たりという点です

これは日本国民なら誰でも1人につき10万円貰えることを意味します。誰でもということは赤ちゃんからお年寄りまですべてが含まれるのです。

つまり国民の総数1.265億人全員が対象になるのです。その結果総予算は13兆円という莫大な額に及ぶのです。

これは言うまでもなく過去最大の給付金であり、国民の誰にとっても国からこれだけ多くのお金をもらうのはかつて経験したことのないことです。


貯金ゼロの人とか、これまでに10万円持ったことのない人もいるはず

何事も決まってしまえば、さも当たり前のこと、と思うのが世の常であり今回の国民一人10万円支給も例外ではありません。

今や誰もがさも当たり前のことのように、支給される日を待っているのです。

しかし、これを《あたりまえのこと》と思っていいのでしょうか。

巷には「たかが10万円」などと言って金額に不満を漏らす人もいるようですが、10万円は大金です。世の中にはこれだけのまとまったお金を過去に1度も手にしたことがない人だっているはずです。

そんな人達でも今回は無条件で10万円を貰うことができるのです。こんなこと生涯でもめったにあることではありません。それどころかこれが初めての最後になるかも知れないのです。

人々にとってこれほど喜ばしいことはないはずなのに、なぜさも当たり前のことのように冷めた気持ちでいるのでしょうか。

思いっきり喜んで感謝の気持をいっぱい表すのが国民としての正しい姿ではないかと思うのですが。


リーマンショックときの1万2千円からコロナ禍の今回は8倍の10万円にも増額された

上でも書いたように今回国から貰える給付金10万円を、さも当たり前のことのように考えている人が少なくないようですが、はたしてそんなふうに思っていいのでしょうか。

そもそも2009年のリーマンショック以前は国から給付金がもらえるなどとは、誰も思っていなかったのではないでしょうか。でも思いがけなく1万2千円もらえて、国民の多くは非常に喜んでいたはずです。

それなのに、今回はその8倍以上に及ぶ10万円が貰えるというのに、それほどありがたがらず、さも当たり前のことというふうに捉えている人が多いのはいったいどういうことなのでしょうか。

いくら財源が赤字国債だとはいえ、国が国民一人に10万円づづ給付することなど簡単にできることではありません。

したがって当たり前のこと、などと冷めた気持ちではなく、英断に踏み切った国の度量の大きさに対して感謝の気持ちを表すべきではないでしょうか。


何であれ増えれば価値が下がるのは世の常識だが

それにしても国が12兆円以上にもなる莫大なお金を国民に給付するということはすごいことではありませんか。

しかし危惧する点が一つあります。それはこれだけ莫大なお金が一気に世の中に回ってくればお金の価値が下がってしまわないか、という点です。

希少価値という言葉がありますが、物は数や量が少ないほど価値が高い傾向があります。反対に多ければ価値は低く見られるのです。

今回国民一人に10万円給付することは間違いなく世の中に出回るお金の量を増やすことです。したがって普通に考えればお金の価値が下がることになります。

それもそうでしょう。合計すると12兆円以上の莫大なお金が世の中に新たに出回ることになるのです。


12兆円はギリシャやスエーデンの国家予算に匹敵する額

12兆円のお金がどれほどの顎かといえば、ギリシャやスエーデンの年間の国家予算を凌ぐ額、といえばその凄さがおわかりでしょうか。

それほどの額のお金が一挙に世の中に出回るのですから、価値が下がらないはずがありません。

いくらコロナの影響で人々の収入が下がったとはいえ、働かないで手にするお金は不労所得のいわばあぶく銭です。

あぶく銭は価値を感じにくいだけに一挙に浪費してしまう危険を秘めているのではないでしょうか。

そしてもう一つ気がかりになるのは「物価は上がらないだろうか」という点です。

「お金の価値が下がり物価が上がる」というこうした危惧が、単なる杞憂の終われば良いのですが。

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