2023年1月20日金曜日

ベストセラー作家も認知症になるのか

あの森村誠一がうつ病と認知症に

かつてベストセラー作品を何冊も出した作家の森村誠一氏の話です

氏は最近老いの正体写真下というエッセイ集の本を出したのですがこれはそれを読んで知ったことです

氏は現在90歳の一つ手前の89歳ですこの歳になっても書きおろしのエッセイ集を出すのですから見上げた作家魂ではありませんか

エッセイの中で氏はうつ病にかかりそれがどうにか回復するとその次には認知症にかかったことを正直に語っています

この病気のせいで物忘れが激しくなって一時は言葉という言葉をほとんど忘れてしまい作家としての執筆活動に対して絶望を感じたそうです

その後奥さんの手助けやかかりつけ医師の治療のおかげで徐に回復し何とか執筆を再開することができるようになったのです

そして以前から関わりのある出版社の編集者の力も借り、音声の書きおこしなどもまじえてこの本を出版することができたのだと語っています

この本を読む限りではおかしな個所など少しもなく認知症の人でもこれだけのものが書けるとは驚くばかりです

とはいえ決して普通の人にできることではなくこれまで多くの作品を世に出してきた文章の達人である作家ゆえのことであるに違いありません




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作家 五木寛之が語る先輩 石坂洋二郎のこと

作家の五木寛之氏は今90歳ですが自身が高齢になったので知人の認知症のことが気になるかもしれませんがこれをテーマにした氏のエッセイをよく読みます
なかでも先輩作家石坂洋二郎氏のことを書いたどれも同じような内容のものを度目にしました
それは高齢で認知症にかかった石坂氏が五木氏の名前を間違うことが多いという話です
どのように間違うかというと歌手の五木ひろしとよく混同するのです
五木氏がエッセイに書いた話では例えば石坂氏が人と話するときに先日五木ひろし君に会ったよとか五木ひろし君が言うにはねえなどというふうに話すのです
五木氏としては失礼ながら石坂氏が歌手の五木ひろし氏と交友があるとは思えませんから親しくしていて会うことが多い自分のことを指して言っていることがすぐわかるのです
でも五木氏はこうした話を決して皮肉や嫌味で書いているのではなく自分よりうんと高齢存命時認知症にかかっている石坂氏の近況を伝えるためにユーモアを交えてほほえましく書こうとしているのではないかと思います

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