2024年9月13日金曜日

アナに暴言を吐いたプロ野球解説者《川藤幸三氏》はどうなる?



今後もテレビ出演を続けていけるのだろうか


プロ野球解説者川藤幸三氏といえば、良くも悪くも、よく話題に上る人だが、今回は悪い面の話である。

プロ野球解説者にとって、担当のアナウンサーは、いわば雇い主の側に所属する人で、仕事を継続していくうえで極めて大切な人である。

その大切な人に対する今回のような暴言は、常識で考えれば許されるものではない。

ということは悪くすれば解雇の条件になるかもしれないのだ。

したがってその後の氏の去就を気にしているのは、私だけではないだろう。

 

川藤幸三氏が 阪神タイガース戦テレビ中継で

「もっとまともなことを聞け、お前は」と担当アナを激しく叱った

年齢的なことからなのか、川藤氏は最近プロ野球解説者としてのテレビ出演が極端に少なくなっていて、読売TVのプロ野球中継でたまに観ることがある程度だ。

確か三か月前ぐらいであっただろうか、同じく解説者の赤星氏と一緒に10チャンネルの阪神戦プロ野球中継に出演していた。

この川藤氏、仕事があまり楽しくないのか、アナウンサーの呼びかけには、なんとなくめんどくさそうに応えている様子だった。というより応答の様子からは何かとても機嫌が悪そうな感じさえしたのだ。

それを強く感じたのはある場面でアナウンサーの問いかけ(内容は忘れたが)に対して、「もっとまともなことを聞け、お前は」と、まるで暴言としか取れないようなセリフを投げかけていたのだ。

これって視聴者にとってはひどい話で、聞き苦しさを通り越して、気分が悪くなった人さえいたのではなかろうか。

 

一時は「川藤ぶし」で絶大な人気を誇ったが

川藤氏といえば、何といっても、あの「川藤節」とも呼ばれた人懐っこい語り口である。

ややオクターブの高い抑揚の利いた独特な声で、少し皮肉を込めた渋い語り口はプロ野球ファンだけでなく多くの人から人気を集めた。

でもあまりにも長期間に渡って開設者を続けたためか、高齢になった最近では、元の皮肉っぽい口調が次第に相手に対する悪態に代わってきて、相棒のアナウンサーに暴言を吐くようになってきたのだ。

それが最悪の形で出てのが今回の「もっとまともなことを聴け、お前は」なのである

今回の発言はどう聴いても暴言そのもので、理解に苦しむが、日頃から彼はやや厳しめの発言をする人で、それに対しては別段反感を持ってはいなかった。

いや反感どころか、むしろ好感さえ抱いていたのだ。

というのも一般的にテレビに出演する野球解説者は、概してアナウンサーの発言や問いかけに対しては迎合的というか、いつも肯定的な返事を返すことが多く、反論して自分の意見を言うことが少ないので、日ごろから物足りなさを感じていたからだ。

ところは川藤氏はと言うと、アナウンサーの意見に同意できない時は、「そうではないだろう」とか「そうは思わない」と、まっこうから反対意見を述べ、自分の意見をはっきり言うのだ。

こうした反骨精神のあるところが、とても好ましく思えたのだ。だが、今回のアナウンサーに対する暴言は、少なからず羽目を外していたことは否めない。

 

あれがパワハラにならないのはなぜ?

いま兵庫県の斎藤知事のパワハラ問題が連日賑やかに報じられているが、いまパワハラについては人々はセクハラ以上に敏感になっているようだ。

で、川藤氏のアナウンサーに対する暴言だが、一般的に考えると、これは明らかにパワハラに当たるのではないだろうか。しかし、人々が大きく騒ぎ立てないのはなぜだろう。


パワハラと指摘されるかどうかは当事者の人間性の問題か


兵庫県の斎藤知事パワハラは大きな社会問題になって、今や進退問題にまで発展している。


これに対して大方の人は斎藤氏に対して同情的ではなく、引退を迫る側に同調しているようだ。斎藤氏は県民にも敵あつかいされているのだ。


なぜこうなったかといえば、原因は斎藤氏の人間性にあるのではないだろうか。要するに斎藤氏は人望に欠けるのか、県民からあまり愛されていないのだ。


一方川藤氏はどうだろう。年齢を重ねた今でこそ愚痴っぽくて怒りっぽくなっているが、元は味のある人懐っこい語り口でとても人気があったのだ。


それがいまだに人々の頭に残っているゆえに、今回のパワハラめいた暴言に対しても、あまり批判しないのではあるまいか。


担当ディレクターはこう語っている


だが、この問題が起こった後、担当ディレクターはこう語っている。


今のご時世ではパワハラと捉えられても仕方がない、たとえ川藤解説のファンが多いとはいえ、改善に取り組む時期に差し掛かっているのかもしれません」Yahooニュース


これでわかるように、どうやら川藤氏も進退問題に直面しているようである。


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