2012年2月16日木曜日

米国タバコパッケージの恐い写真 ・ 今年9月から本当に採用されるのだろうか



たばこパッケージの警告写真に裁判所がノー ・ 米国医学会が非難の声明

米食品医薬品局は2012年9月から、米国内で販売されるたばこのパッケージなどに喫煙の害を訴えるイメージ写真を入れるよう義務付けた。

これに対し、たばこ会社5社は同措置導入の禁止を求めて訴えていたが、米連邦地方裁判所は2011年11月7日、差し止めを命じる仮処分を下した。

米メディアが大きく報じている。この処分について、禁煙を強く推進する米国心臓協会などは反発している。

「イメージ写真は警告よりもショックや不快を引き起こす」
 
訴状によると、たばこ会社は新たに義務付けられる警告文ではなく、イメージ写真の掲載に強い抵抗を示しているようだ。

FDAが掲載を義務付ける写真は呼吸器を付けて苦しむ患者や遺体など、見た目のインパクトで喫煙者を減らすことが狙いとされている。

たばこ会社は「これらの写真は喫煙者に警告を促すよりもむしろ、ショックや不快感を引き起こす」として、不公平を主張している。
 

今回の命令を出した裁判官は、一部報道によると、昨年にもFDAが中国からの電子たばこ輸入を禁止したのに対し、これを差し止める判決を出しているという。


医学会「写真は子供の喫煙を止めるために重要」
 
仮処分命令を受けて、米国心臓協会は「パッケージに記載するイメージ写真は、子供の喫煙を止めるための極めて重要な部分」で、今回の判断は誤りだと非難する声明を発表した。
 
米国肺学会も今回の判決に異議を唱えている。「たばこ会社は25年にわたって警告ラベルを目立たない所に付け、そのせいで多くの命がたばこにより失われている」とたばこ会社の対応を批判。

イメージ写真で喫煙への警告を示す方法は、完ぺきで総合的かつ科学的な評価によるもの、とFDA支持の姿勢を明らかにした。
 

    医療ニュースより

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