2018年5月29日火曜日

学校に行かなくても本を読めば勉強はできるが、学校へ行っても本を読まなければ勉強はできない


日本の大学生は圧倒的に読書量が少ない!

米国の大学生の10分の1しか読まない日本の大学生



最近の信頼できる調査(第52回学生生活実態調査)によれば、日本の大学生のうち、1日まったく本を読まない人の割合が49.1%、と報告されています。

これは恐ろしいことです。なぜなら全国民層の中で最も本を読んでしかるべきなのが高等教育を受けている大学生だからです。

にもかかわらず、その半数が1日中、まったく本を読んでいないというのですから、これを恐ろしいと言わずになんと言えばよいでしょうか。

日本の大学生の読書量は米国の大学生の10分の1程度と言われています。つまり米国の大学生が4年間の在学中に400冊読むのに対して、日本の大学生は40冊に過ぎないのです。

google,apple,facebook,amazon,など名だたるIT企業が育ってきた米国に対して、そうした企業をまったく生み出すことができない日本ですが、こうした日米の違いは、まさにこの大学生の読書量の差にあるのです。


日本の大学生が本を読まないのは何故なのか


日本の大学生が本を読まないのは、ズバリ、本を読む力がないからです。つまり能力としての本を読む力を持ち合わせていないのです。

なにごとをするにも能力が要ります。本を読むのも然りで、継続的に本を読むためにはこれがなければできません。

継続して本を読むということは、毎日数時間を読書に充てることです。これを特になすべきなのが高等教育を受けている大学生なのです

大学生にとって、読書はいわば義務と言っても良いのです。しかし能力がないゆえに、この義務はまったくはたされていないのです。

でも日本の大学生にはなぜ本を読む能力がないのでしょうか。

この答えを一言でいえば、大学生になるまでに本を読む習慣が養われなかったからです。


本をよく読むようになるためには 


本をよく読むことようになるためには、まず読書が簡単なことではない、と知ることです。

それを知れば継続的な読書ためには訓練が必要なことが理解できます。



読書の訓練には次の5項の実践から始めることをおすすめ



・読書を義務と考える

本をよく読むかそうでないかは読書に対する考え方によっても違ってきます。

読書を趣味と考える人がいますが、こうした人の読書傾向には偏りがあります。つまり気分次第で読んだり読まなかったりするのです。

こうなるのも趣味だからやりたい時だけやればよい、と考えるからです。

でもこれでは計画的かつ継続的な読書はできません。読書は継続的に行ってこそ価値があるのです。読書を間断なく継続させるために必要なのは読書に対する考え方です。

つまり、気が向いた時だけすればいい、と言うような趣味とするのでなく、何が何でもやらなければいけない、という義務としてとらえるのです。


・本を読む習慣をつける

習慣は第二の天性と言われるように、人は習慣になっていることは自然に行動に移します。

したがって読書が習慣になれば本を読むことが途切れることはありません。

とはいえ、こうなるまでには訓練が必要です。本を読むのを義務と考え、毎日間断なくやっていけば自然に読書が習慣になってきます。


・読書を日課にする

読書を習慣にして継続するためには、毎日やっていかなければなりません。つまり1日たりとも間を置いてはいけないのです。

日課にすればたとえどんな理由があろうとも読書を怠らないのです。

スポーツに筋力トレーニングが必要であるように、頭脳のてトレーニングには読書が欠かせない、考えるのです。


・本をよく読む友人をつくる

人間は周りに影響を受けやすい動物です。したがって読書に関してに良い影響を受けることが必要です。

読書のための良い影響を受けるためには、本をよく読む友人をつくることです。


・読書記録をつける

授業を受けるときはノートをとりますが、読書も勉強ですから読みっぱなしにしてはいけません。読み終えたら読書記録を書くことを習慣にしましょう。

これが貯まっていくと後に読み返すのが楽しいものです。

また読書日記などとして、ブログに書くのも良いでしょう。

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