2018年10月3日水曜日

あなたは狙われている ・ 行動ターゲティング広告による個人狙い撃ち




ウェブサイトであなたを狙っているのは? ・ 最近増えてきた 不気味な広告

ネットで何らかの商品やサービスに関するサイトを閲覧すると、その後ですぐ閲覧するサイト内でそれに関連する商品の広告を目にすることはありませんか。

そんなときは、あれー!さっき調べた商品の広告がもう出ている、と不思議な気持ちになります。それと同時に何か監視されているようで気持ち悪い気がします。

おそらく多くの方が経験あると思いますが、こうした広告は最近日増しに多くなっているようです。言うまでもなくこれが上のタイトルにあるターゲティング公告なのです。

広告は的を絞って打つほど効果が高くなります。ターゲティング広告はまさにそれで、特定の商品に関心を持つ個人を対象にした最大の効果を狙ったものなのです。


ネットの商品検索には覚悟がいる


でもこの広告はユーザー側にはあまり気持ちのいいものではありません。なぜならネットに監視されていて、こちらの心の中を見透かされているような気がするからです。

お店で何気なく商品を眺めているとき、すぐ店員が近づいて来て購入を勧められるのに似ていて、心の内を覗かれる気がするだけでなく売り手側の強い勧誘の意思が感じられ、それに抵抗を感じるのです。

この広告がいやでネットでの商品検索をする人が減るかもしれません。だとすればターゲティング広告は逆効果ということも考えられます。

とは言え、いまネットの広告はこの手法が主流になっていますから容易に逃れることはできません。

したがって、これからのネットを使った商品検索で大切なことは「勧誘されないぞ!」という強い覚悟で臨むことです。


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行動ターゲティング広告とは


行動ターゲティング広告(こうどうターゲティングこうこく)とは、広告の対象となる顧客の行動履歴を元に、顧客の興味関心を推測し、ターゲットを絞ってインターネット広告配信を行う手法。

例えば、旅行関連のページを最近訪れたことがあったり、航空会社の広告をクリックしたことがあるユーザーは、「旅行」というジャンルに興味関心があると判定し、「旅行」関連の広告を配信するといったもの。ここでいう「行動」は、ページの閲覧、広告のクリック、検索のキーワードなどを指し、広告の配信を行う媒体・事業者によって定義は異なる。コンテンツ連動型広告を併用している場合が多い。

行動ターゲッティング広告は、追跡型広告(ついせきがたこうこく)やリターゲティング広告とも呼ばれる。

出典: ウィキペディア(Wikipedia)


「狙う広告」1兆円突破へ 属性分析、0.1秒の攻防

 ネット上で特定の個人を狙う「ターゲティング広告」の国内市場規模が2018年に初めて1兆円を超える見通しとなった。
過去に見たサイトや購買履歴を分析し、0.1秒以内に好みや関心に合わせて最適な広告を打つ。
「あなた」を特定する技術の開発も進み、狙い撃ちの精度を1万倍に高めた日本独自の手法が登場し始めた。新たな成長産業の膨張は続くが、プライバシー規制の強化という逆風も吹きつつある。
                       日本経済新聞 電子版 2018/9/3
     


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