2026年1月6日火曜日

港区女子というバカげたイメージは誰が作った?


港区女子のイラスト adobe stock


人気お笑いタレント田中卓志さんは著書のエッセイ集でこう言っています。「港区女子の存在は苦手だ・・・」と。

しかしこんな発言をされることを、当の港区女子の多くが迷惑に思っているのではないでしょうか。

もっともこれは港区在住の女子たちのことで、今言われている港区女子には該当しません。

そもそも港区女子とはどんな人を指して言っているのかよくわかりません。まあテレビを中心にメディアが作ったバカバカしい虚像に違いありませんが。


「港区女子」をブログテーマにしたのはお笑い芸人田中卓志のエッセイ集を読んだから

お笑い芸人田中卓志は大人気になったエッセイ集「ちょっと不運な方が生活は楽しい」の中でこう言っています。

僕はいわゆる港区女子のような存在が苦手だ。かなり苦手。嫌いに近い苦手。以前港区女子と飲んだ時、ブサイクだからということだけで見下され、イライラさせられたことにも起因する。港区女子の自分たちは充実しているというアピールが苦手だし、アピールする姿が必死過ぎてめちゃくちゃダサく見えてしまう。まあ全部ひがみと言われればそれまでなのだが・・・。

 出典:「ちょっと不運な方が生活は楽しい」田中卓志 新潮社  

これは同じ芸人仲間の中岡(ロッチ)が主催した港区女子との合コンでの話である。これ以来彼は港区女子がすっかり嫌いになり、結婚相手の条件にも「港区に遊びに行かない女性」を挙げているくらいです。

でも巷間でよく話題に出される港区女子ですが、その実態がもう一つよくわかりません。で、これについてAIに訊いてみることにしました。


AIは港区女子についてこう言っている

「港区女子」という言葉は、特定の誰かが意図的に「バカげた」イメージを作り出したというよりも、六本木や西麻布などの港区界隈を活動拠点とする女性たちのライフスタイルが、メディアやSNSを通じて広まる過程で、ある種のステレオタイプ(固定観念)として定着していったものと考えられます。 

その起源やイメージ形成には、以下のような要因が絡み合っています。

  • 活動拠点とライフスタイル: 彼女たちがオフタイムに利用するエリア(高級レストラン、会員制ラウンジなど)や、ファッション、美容への投資を惜しまない華やかなライフスタイルが特徴とされ、これが世間の注目を集めました。

  • 「婚活」という側面: 当初は「ハイスペックな男性との結婚を狙う20代女性」という意味合いが強く、結婚への強い願望や、相手の経済力を重視する傾向がクローズアップされました。

  • メディアとSNSの影響: 雑誌やテレビ、特にSNS(Instagramなど)を通じて、彼女たち自身や周囲の人々が華やかな日常を発信したことで、そのイメージが増幅・拡散されました。

  • 都市伝説的な側面: 実際にすべての港区在住・活動女性がそうではないにもかかわらず、一部の目立つ行動が強調され、「港区女子」という特定のレッテルが貼られるようになりました。 

したがって、特定の個人や団体が意図的にネガティブなイメージを「作った」わけではなく、情報が広まる過程で、世間の関心や偏見が混ざり合い、批判的なニュアンスを含むステレオタイプが形成されていったと言えるでしょう。


「港区女子」という言葉や、その極端で時にバカげたと捉えられるイメージを定着させた最大の火付け役は、ライフスタイル誌の『東京カレンダー(東カレ)』です。 

その背景とイメージ形成の経緯は以下の通りです:

1. 言葉の生みの親:東京カレンダー

2015年〜2016年頃から、東京カレンダーのWEBサイトや誌面で「港区女子」という言葉が頻繁に使われるようになりました。 

  • 戦略的なブランディング: 当時の編集長(日紫喜康一郎氏など)らが、「港区」という特定のエリアに集まるアッパー層の男女の生態を、極端かつドラマチックに描くことで注目を集めました。

  • アイコン化: 港区界隈(六本木・麻布・広尾など)の高級レストランを舞台に、経営者や外資系企業勤務の男性(港区おじさん)との会食を繰り返す20代女性のライフスタイルを「港区女子」と定義しました。 

2. イメージの誇張と拡散

「バカげた」と感じられるほどのイメージは、以下のメディア展開によって増幅されました。

  • SNSと「映え」の文化: InstagramなどのSNSが普及する中、シャンパンや高級レストラン、ブランド品などの「キラキラした生活」を投稿する実在の女性たちが、東カレ的な世界観を模倣・実践するようになりました。

  • WEBドラマや漫画のヒット: 東京カレンダーが制作したWEBドラマ『港区おじさん』などのシリーズにより、記号化されたキャラクター像(パパ活的、打算的、上昇志向が強いなど)が世間に広く浸透しました。 

3. 本来の意味からの変質

もともとは「港区で夜な夜な飲み歩く婚活女子」程度の意味でしたが、次第に「経済力のある男性に寄生して贅沢を謳歌する」という皮肉混じりのニュアンスが強まり、ネット上での揶揄や炎上の対象となりやすくなりました。 

現在では、メディアによる過度な演出と、それに乗じるSNSユーザーの自己顕示欲が合わさって、一つの「ステレオタイプな虚像」として定着しています。