2010年9月4日土曜日

夏の暑さをさらに増幅させる人たち





気象観測史上新記録の、まったくとどまることのない今年の猛暑だが、もう太陽の日差しはまっぴらで、人々は少しでも涼感をそそるものを目にしたいという気分になっている。

例えば電車内での真っ白なワンピース姿の女学生。

カップに山と盛られた白いかき氷。

さらには青い海に真っ白な帆を張って浮かぶ小さなヨットだとか、あるいは冷蔵庫で冷やされて白くなったジョッキに注がれたアワいっぱいの生ビールなどなど。

ところがそういった人の思いを知ってか知らずか、世の中にはまったく無神経でKYな人々がいるのもまた事実である。

つい2~3日前にも目にしたが、コーヒーショップでホットコーヒーを飲みながら、センスでやたらと扇ぎまくる中年の女性がいたが、その光景を見るだけで、熱さが一気に2~3度上がるような気がした。

夏でもホットコーヒーを飲む人を目にすることはそう珍しくはない。でも、さも熱そうにセンスをばたつかせながら飲む姿はなんとしてもいただけないのである。

次は男性だが、白いスーツ姿ならいざ知らず、いわゆるビジネスマンが好むダークスーツ。 

これにネクタイ姿で炎天下を行く男性の姿もいただけないものだ。

いったい取引先のどんな人がそんな暑苦しい姿で訪問されることを望んでいるというのであろうか。

今時、オフィス内でもCO2削減のため温度を高めに設定している所が多いはず、そんな中で訪問者のダークスーツ姿など望むわけが無いのである。

やはりこんな暑い夏こそ、白いカッターシャツ姿が一番なのである。

そんなことも指導できない、彼らの上司の顔を見てみたいものだ。

次は学生さん。

これは夏の風物詩とも言える甲子園の高校野球選手権でのことだが、応援団のリーダーの中に時おり黒い詰襟の学生服姿で大声を張り上げて一生懸命応援をリードしている男子学生の姿を目にすることがある。

これを見ると一応熱心さは買うが、気持ち的にヒートアイランド現象がさらにアップすること間違いなし。

最後はまた女性に戻る。

この夏にも日中の駅のホームでよく目にしたのだが、

帯をきっちりとしめた和服姿の中年女性たちの姿である。

たとえ夏物であっても、和服は首から足の先まで隙間というものがほとんど無く、露出部分が少ないため、暑苦しさを感じさせる点においては、他のどの衣服より大きいものがある。

神戸駅のホームでよく目にするそうした女性は、いったいナニモノなのであろうか、多分呉服屋さんのセールスレディか何かであるのだろうが。

歴史的な長さで猛暑日が続いた今夏、こんな暑苦しい姿の人たちには、残らずレッドカードを突きつけたい。

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