日本の宇宙飛行士は9名でそのうち2名が女性である。
その2名の女性のうちの1人「向井千秋」さんの主人が今回登場する向井万起男氏である。
その2名の女性のうちの1人「向井千秋」さんの主人が今回登場する向井万起男氏である。
なにしろ女性宇宙飛行士は日本に2人しかいないのだからその夫も当然2人しかいない。
したがって希少価値ゆえに貴重な存在なのである。
したがって希少価値ゆえに貴重な存在なのである。
その希少性ゆえに、著者はいまだに“宇宙飛行士向井千秋さんの夫”と称されることが多いが、別段それについて反感などもっておらず、抵抗なども一切していない。素直に認めているし、今も変わらぬ愛妻家である。
本業は医師。その暇を縫って書いたのがこの随筆集である。
だが、書くことが本業ではないとは言え、この方はこの道でも只者ではない。
2009年に別の随筆で講談社エッセイ賞を受賞しているのである。
この本はサブタイトルにあるように、24人の女性たちとの交友記である。
世間でよく言われる、いわゆる「男性と女性の友情は成り立ちがたい」という俗説を打ち破って、
友人として付き合った女性たちとの交流をユーモラスなタッチで綴っている。
登場する24人の女性はいずれ劣らぬ知性派であり、こういう人を惹きつけて友人に出来る著者の力もたいしたものである。きっとインテリ女性たちを虜にする強力な魅力を持っているに違い。
まあそれについてはこの本を読むと、なるほど、と納得できるのだが・・・。
この方、医師というお堅い職業にありながら大変ミーハーなところがあり、何にでも興味を持つ。
その庶民性が読者をひきつける。医師にもこんなに型破りでユニークな人がいるのだと思い知らされた。さすがは「宇宙飛行士の夫」である。
本業は医師。その暇を縫って書いたのがこの随筆集である。
だが、書くことが本業ではないとは言え、この方はこの道でも只者ではない。
2009年に別の随筆で講談社エッセイ賞を受賞しているのである。
この本はサブタイトルにあるように、24人の女性たちとの交友記である。
世間でよく言われる、いわゆる「男性と女性の友情は成り立ちがたい」という俗説を打ち破って、
友人として付き合った女性たちとの交流をユーモラスなタッチで綴っている。
登場する24人の女性はいずれ劣らぬ知性派であり、こういう人を惹きつけて友人に出来る著者の力もたいしたものである。きっとインテリ女性たちを虜にする強力な魅力を持っているに違い。
まあそれについてはこの本を読むと、なるほど、と納得できるのだが・・・。
この方、医師というお堅い職業にありながら大変ミーハーなところがあり、何にでも興味を持つ。
その庶民性が読者をひきつける。医師にもこんなに型破りでユニークな人がいるのだと思い知らされた。さすがは「宇宙飛行士の夫」である。
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他の書評より
「無名の女たち 私の心に響いた24人」(向井万起男)
シティボーイズの大竹まことさんのラジオ(文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」4月27日)のゲストで向井さんが出ていて、その話っぷりが心地よくこの本を買いました。
この本にも書いておりますが、向井さんといえば奥さん(宇宙飛行士の向井千秋さん)の方が有名人で、「向井千秋の旦那」という紹介のされ方が一般的には多くて、本人はそのことに関しては何とも思っていないということです。理由は「本当」だからとか。
向井さんの職業はお医者さん(病理診断医)ですが、ビジュアルのインパクト(おかっぱ頭に口ひげ)が強烈で、一見して忘れられないですね。ただ、文章がこれほどまでに達者だとは、今の今まで知りませんでした。大変失礼しました。しかもメジャーリーグおたくだったとは。
この本を読む限りで察するに、向井さんは「ミーハー」で「話し好き」で「女性っぽい」人だと思います。私もある部分では共通するところがあると思います。
2009年に講談社エッセイ賞を受賞した本(「謎の1セント硬貨ー真実は細部に宿る in USA」)も是非読みたいと思いました
この本にも書いておりますが、向井さんといえば奥さん(宇宙飛行士の向井千秋さん)の方が有名人で、「向井千秋の旦那」という紹介のされ方が一般的には多くて、本人はそのことに関しては何とも思っていないということです。理由は「本当」だからとか。
向井さんの職業はお医者さん(病理診断医)ですが、ビジュアルのインパクト(おかっぱ頭に口ひげ)が強烈で、一見して忘れられないですね。ただ、文章がこれほどまでに達者だとは、今の今まで知りませんでした。大変失礼しました。しかもメジャーリーグおたくだったとは。
この本を読む限りで察するに、向井さんは「ミーハー」で「話し好き」で「女性っぽい」人だと思います。私もある部分では共通するところがあると思います。
2009年に講談社エッセイ賞を受賞した本(「謎の1セント硬貨ー真実は細部に宿る in USA」)も是非読みたいと思いました
いしかわの「新・書き飛ばし」より
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