2018年2月1日木曜日

中国の衛生事情がヤバい ・ こんなに低いのか、中国人の衛生観念



本当なのか? 驚くほど劣悪な中国の衛生事情


いま中国はあらゆる面で成長が目覚ましく、中には日本を凌ぐほど進んだ分野もあり、今後もその成長ぶりから目が離せないというのが偽らざる気持ちです。

とは言え、そうした成長ぶりとは裏腹に日本人には考えられないような非常識なことが堂々とまかり通っているのもまた事実です。

今回朝日新聞電子版で報道されたのは中国の衛生事情についての記事ですが、まさかこんなことが!と、読んでいて目を疑うほどのひどさです。

と同時に、私たちの衛生観念について今一度考えさせられる良い機会になりました。

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便器洗ったブラシでコップもゴシゴシ…中国の高級ホテル


中国の高級ホテルやレストランで、清掃や調理の不衛生な実態を隠し撮りした映像が相次いで暴露され、反響を呼んでいる。

 中国メディアによると、黒竜江省ハルビンの三つのホテルで客室清掃を隠し撮りした映像が、昨年12月末に動画サイトで公開された。

映像ではハルビン・ケンピンスキーホテルの清掃員が便器を洗うブラシでコップを洗い、ハルビン・シャングリラホテルの清掃員はコップとゴミ箱を同じ雑巾で拭き、その雑巾を便器の水で洗っていた。

ハルビン香坊永泰シェラトンホテルでも、同じブラシで便器と洗面台を洗っていた。
 ハルビン市当局は各ホテルへの調査の結果、動画で告発された内容は事実だったとして、ホテルを処罰したと発表した。   
                        朝日新聞デジタル 2018125
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国によって衛生観念は異なる

上の記事には驚かされるだけでなく、読んでいて気持ちが悪くなるほどです。
こともあろうにトイレの便器を洗った同じブラシで食卓のグラスを洗うとは、いったいどんな衛生観念をしているのでしょうか。
しかもこれが行われているのが清潔を売り物にすべき高級ホテルというのですから、まさに二重の驚きです。
それも一つのホテルだけでなく三つのホテルが同じことをやっていたのです。
とここまで書いていて、ふと別の思いが頭をよぎりました。
三つのホテルが同じことをやるということは、ひょっとして中国のホテルの清掃スタッフは、これを非衛生なこととは思わず、当たり前のことと考えているのではないでしょうか。
つまり、たとえトイレのブラシでグラスを洗おうが、後できれいな水で流せばどうってことはない、と考えるのです。
同時にこんなことをいちいち気にする方がおかしい。とも思っているのではないでしょうか。
とすれば衛生観念が日本人とは根本的に違うことになります。
ということは衛生観念は国によって異なることを理解する必要があります。

欧米人の衛生観念は?

中国はさておき、欧米人の衛生観念は日本人と比べてどうなのでしょうか。
個人的なことですが、わたしは20代の頃ニューヨークのホテルで働いていました。
下宿屋に住んでいたのですが、そこの女主人が脱いだ運動靴を衣類と一緒に洗濯機で洗っているのを見て驚いたことがあります。
外で履く運動靴を下着などの衣類と一緒に洗うのは不潔だと思ったからです。
少なくてもその頃の日本にはそうした習慣はありませんでした。
でもこれも前述の中国人と同じように、後できれいな水でゆすいだら同じこと、という考えに立ってのことなのではないでしょうか。
これとはまったく別のことですが、欧米人などが急いでいる時にときどきやる「洗面台での小便」についても同じことが言えます。
おそらくこれについても後で水を流せば特に不潔なことではないと考えるのではないでしょうか。
これも日本人の衛生観念では理解できません。
でもよく考えてみればこれも欧米人にとっては特に非衛生なことではないのかもしれません。
なぜなら屋内に居ても外で履いた靴のままで過ごすアメリカ人と、屋内では靴を脱いで過ごす日本人では衛生に対する考えが根本的に違う、と考えられるからです。

日本人の衛生観念は物理的でないのか?

しかしよく考えてみると「後できれいな水で流せば同じこと」というのは、ずいぶん合理的な考えではないでしょうか。
要は最終的に汚れが残っておらず清潔ならそれで良いのです。
こう考えると、日本人の衛生観念は観念という文字が付く通り、心理的な面に重きを置いているようです。
それに対して中国人や欧米人は物理的な立場で衛生観念を考えるのではないでしょうか。
したがってこちらの方が合理的と言えなくもありません。
とは言え、日本流にいえば「味噌もくそも同じ」という考えに通じますから、少なからず危なっかしい考えに思えます。
したがって何事も気持ちを大事にする日本人としては、従来からの衛生観念を変える必要はまったくないでしょう。

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