2012年11月24日土曜日

この記事に異議あり! ・ 夫婦のランチ代、夫500円、妻1千円 保険会社が調査



夫婦のランチ代、夫500円、妻1千円って本当だろうか?


下の記事は朝日新聞電子版に載ったものである。

確かに最近では女性が豪華なランチを楽しんでいる光景をよく目にする。でもそうした場合、たいていは若い女性でなく、高齢者であったり、そうでなくとも中年に差し掛かった年頃の人たちである。


中には3~4人連れでビールを飲み談笑しながら食べている人たちもいる。


だがこうした人は毎日そんなランチを食べているわけではないだろう。


たまに友人たちと会ったときなどにランチ代を奮発しているだけなのではなかろうか。


私がよく目にする一般的な職場の女性は圧倒的に”弁当派”が多く、外に食べに行く人は滅多に目にしない。


では男性はどうかというと、少なく見積もっても2人に1人は外で食べている。


これが今わが国の一般的なランチ事情ではないのだろうか。


つまり外でランチ代をよく使うのは圧倒的に男性であり、決して女性ではない。


この調査は時たま外で昼食をする高齢者女性などの統計なのではないのだろうか。


女性はたまにしか外食しないからいいものを食べる。ところが男性の場合外食などいつものことで少しも珍しくもなく、したがっていつも普段どおりでとくに奮発などしないのだ。


例えば毎日外でランチをとる男性の場合、たとえ1回が500円としてもひと月20日だと1万円になる。


一方ひと月に1回だけのランチに女性が1000円を奮発したところで合計1000円でしかない。

あとはたいてい安上がりのお弁当ですましている。これが現在の一般的な日本のランチ事情であることは間違いない。


しかしこうしたおかしな調査をして発表する保険会社の人、またこんないい加減な記事を載せる新聞社の人はいったい何を考えているのだろうか。


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これって、いったいどんなふうに調べたのだろう? いつもおかしな統計を発表する保険会社だが


平日のランチ代は夫500円、妻1千円――。「いい夫婦の日(11月22日)」にちなんだ明治安田生命保険の調査でこんな結果が出た。昨年と比べても、ランチ代の「夫婦間格差」は広がった。

20~50代の既婚男女1086人からインターネットを通じて回答を得た。夫のランチ代の平均は前年より5円減って535円。0円と答える人も15%いた。一方で妻の平均は941円で、8円増えた。「1千円以上1500円未満」「1500円以上」をあわせると約6割にのぼった。

同社は「多くの家庭で妻が家計を握っており、夫にしわ寄せがきているのかも」(広報)としている。


朝日新聞電子版 2012/11/23

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