2012年11月26日月曜日

いまどき、作家の原稿料はどれくらいなのか ・ 400字原稿用紙一枚で千円?それとも2千円?



作家の原稿料は、かつては400字原稿用紙1枚につき幾ら、という形で決められていたことが多いと思う。


このたった400字の用紙1枚でも、超売れっ子作家になると1万円以上ということもあるらしい。


400字ぐらいだと、早ければ10分もかからないだろうから、時間給に直せばいったいどれくらいになるのだろうか。


でもこんな作家が何人もいるわけではない。たいていはその何分の1の原稿料しか得ていないだろう。


5分の1か、10分の1か、中には20分の1というと人もいるかもしれない。


でも例え20分の1としても1枚500円である。仮に1時間に3枚書けば1500円だから、普通の人の時間給ぐらいにはじゅうぶんなる。


家に居ながらやれる商売としては悪くはないだろう。


だがこれぐらいのレベルの作家になるにも決してハードルは低くないのである。


何年も苦労して書き続け、何らかの文学賞の一つぐらい受賞して、箔でもつけなければ、原稿の注文などはこないのである。


金儲けとはどの道も厳しいものである。下はネットに載っている原稿料の話である。


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印税 

言わずと知れた作家の収入源。一般的には本の定価の10%が多い。1000円の本がミリオンセラーになれば、1000円×10%×100万部=1億円。

ただミリオンセラーは一年に数冊出るか出ないか。小説なら初版5000部スタートがよくあるケース。

印税率は作家によってかなりの差がある。売れっ子作家なら、10%を超えて15%なんてこともあるし、新人作家の場合、5%ということも。 出版不況といわれる現在、刷り部数はどこの出版社でも押さえ気味、相当なヒット作が出ない限り、印税収入だけで食べていくことは難しい。

 「生活にゆとりができるのは、著書が100冊以上になってからだ」というのは、有名作家の言葉。一般的な作家Aさんの場合(単行本を年1冊出版)1500円(単行本の定価)×10%(印税率)×5000部(刷り部数)=75万円


原稿料

小説・コラム・エッセイなどの執筆で得られるもの。もちろんたくさん書けば書くほど収入は多くなる。

収入の柱。 原稿料は原稿用紙1枚、1000円~2万円ぐらいまで。作家のレベル・文章を掲載する雑誌のレベル・専門性の有無などによって、大きな開きがある。

雑誌のコラムや文芸誌の小説連載は、1枚2000円~5000円ぐらいが相場。 月に書ける原稿用紙枚数を「月産○枚」という。原稿料だけで食べていくには、月産100枚は必要。

文芸誌の小説連載などの場合、いずれ一冊の本として出版することが多い。印税収入も見込める。一般的な作家Aさんの場合(月産50枚。1枚の原稿料を3000円とする)3000円×50枚=15万円(月額)

インターネット 「作家の原稿料」より

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