2011年6月7日火曜日

勤務評定が悪ければ採用取消もある・新規採用公務員に厳しい措置をとる中国指導部

受験者100万人以上
中国国家公務員試験会場の人々
6月3日の人民日報によれば今年度新規採用の公務員から新しい制度として1年間の試用期間が設けられ、その期間の勤務評定により、場合によっては採用が取り消されることもあり得るという。

給与改革一つを取っても長年紛糾を続けて決着のつかないわが国と比べて中国指導部の公務員処遇に対する大胆な決断力には大いに学ぶところがある。

以下その内容についての記事本文である。

新規採用公務員、試用期間後に採用取り消しも

中国国家公務員局は2日、中央組織部と人材資源(マンパワー)・社会保障部がこのほど発表した「新規採用公務員試用期間管理弁法(試行)」には、新規で採用された公務員が、試用期間後の審査に合格しなかった場合、

採用を取り消されるという内容が盛り込まれることを明らかにした。と新華社が報じた。
 
新しく採用された公務員には、雇用開始日から1年間の試用期間が設けられる。管理弁法によると、試用期間修了後、人徳、スキル、勤勉さ、成績、清廉潔白さなどの各項目に基づき全面的審査が実施され、合格・不合格の判定が下される。

▽思想・政治面での素養が足りない。

▽正常に職責を履行せず、担当業務を遂行できない。

▽業務に対する責任感や態度に問題がある。

▽道徳・品行面で劣り、清廉潔白と認められない問題が存在する。

以上4つのうちいずれかに当てはまる場合、不合格との判定が下され、採用が取り消される。(編集KM)

 「人民日報日本語版」2011年6月3日より

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