2011年6月14日火曜日

そこのけそこのけ、お馬が通る ・ 馬で通勤する中国西安の会社社長と秘書

これぞ究極のエコ通勤!

近頃ネット上で、「馬に乗って通勤する社長と女性秘書」と題された写真と動画がアップされ、話題を呼んでいる。

写真の黄色い服を着た男性は賀延慶さんで、民営企業の社長だ。隣の女性は彼の秘書だという。
 
賀社長は約100万元(1230万円)もする乗用車を何台も持っているが、渋滞が嫌なため、2年前から、特別な用事がない限り天候に関わらず毎日馬で通勤しているという。
 
賀社長は、「一番の楽しみは、馬に乗っている時、道行く人の驚きの視線を浴びることです」と述べる。
 
この馬「烏騅」は8万元(約100万円)で購入したが、飼育費が年間5-6万元(62-75万円)はかかるという。

会社の工場には専用の厩も用意している。

2年以上毎日馬で通勤してきたため、賀社長は1日馬に乗らないと体の調子が悪くなるという。
 
賀社長は「自宅から会社までは7-8キロメートルで、車で20分だが、馬でも20分ほどでつく。そうなると馬の方が低炭素で環境に良い」と語る。
 
馬での通勤をめぐる法律上の問題はないのだろうか?賀社長は「関連の法律法規を調べたが、今のところ馬での路上通行を制約する規定はないため、法律違反ではない」という。
 
西安市公安局交通警察支隊の職員によると、「中華人民共和国道路交通安全法実施条例」の73条には、畜力車(馬車)などの通行に関する規定はあるが、乗馬に関する規定はないという。(編集SN)


 「人民日報・日本語版」2011年6月10日 より

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