2010年12月2日木曜日

これまでが高すぎたのか?・「100円」が多くなってきた自動販売機「飲物の値段」

「100円」の自動販売機、実は前々からあるにはあった。

でもそれがある場所はどちらかと言えば人通りの少ない場末などが多くて、駅前とか繁華街にあることはまずなかった。

ところがどうであろう。

いまや繁華街はおろか、街のいたるところでこの「100円」の自動販売機が目立ってきているのである。

考えてみれば、スーパーなどでは以前からダース単位で随分安い値段で売られているが、これらのペットボトルや缶入りの飲料だが、大量生産ということもあり原価は随分安いものではないのだろうか。

したがって「120円」という価格自体がいわゆる「リーズナブルプライス」からは大きくかけ離れているのではないだろうか。

悪く言えば「暴利をむさぼっている」のである。

本来、人手のかからない自販機での販売は店舗での価格よりむしろ安くていいはずなのだが、実はその逆なのがこれまでの実態である。

それが今では自販機の設置台数が増えきて以前のように売れなくなっってきたのだ。

それゆえの「100円」への値下げではないのだろうか。

「120円」から「100円」の値下げと言えば、率としては2割弱になるのであって値上げ幅としては実に大きなものだ。

それがいま多くの自販機に見られるということは、やはりこれまでが高すぎて、やっと「適正価格」?に修正されようとしているのである。

これまではテレビなどでの大量広告と「いつでも、どこでも」という便利さをいいことに高値止まりであった値段もやっと正常価格になりつつある。

この分野にもおいてもようやく競争原理が働きはじめてきたのである。

でもまだまだ「120円」で売っている自販機が圧倒的に多い。

特に駅構内のものなどは、「競争がない」ことをいいことに、同じものでも120円以上の高価格を設定しているところさえある。

まずそれらのすべてが「100円」になり、その後今度は「90円」とか「80円」という新価格が登場してきて、価格競争によって真の「リーズナブルプライス」が設定されてくることを諸費者としては強く望む次第である。

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