2011年11月20日日曜日

16年以上も経って、やっと結審を迎えようとしているオウム裁判について思うこと

弁護士バッジ
日本の裁判の審理が遅いのは弁護士のせいなのか?

皆さんは裁判について疑問に思うことはないだろうか。

もう16年以上も前になるが、日本を恐怖のどん底へ追い込んだあのオーム事件の裁判がいまだに終結していなかったiことについてどう思われるだろうか。

16年といえば、その当時生まれた子供が、今では高校生になっているほどの長い期間である。

いったいなぜこんなことになってしまったのであろうか。

その原因はこの事件の首謀者浅原彰晃裁判にも見るように、弁護士がひたすら屁理屈をこねたり、被告のさまざまな権利を最大限に利用していたずらに裁判の進行を妨げ、とにかく遅らせることばかり工作をしていたからである。

自己の利益のために嘘を続け、罪の意識が乏しく、社会の行動規律である規範やルールに従おうとしない。

人気漫画「弁護士のくず」ではないが、裁判を長びかせる過程では、まるで弁護士とは思えないような悪辣な方法や手段も平気でとることもある。

これが正義を守るはずの弁護士のやることであろうか。

いったいそうした弁護士は何を規範として、行動しているのだろうか。

およそ文明国の人間ならば、いかなる立場にあろうが、その国の社会規範に従って行動するのが最低限のルールである。

なのに、真っ先にルールを守るべき立場の弁護士が、それを無視して自己の利益を図るために規範に従わない。

もはや、こういう人間を法の番人などとは呼ぶことはできない。

いわば偽の正義面を作って、法を逆手にとって、民衆を欺くこのような弁護士こそ告発されるべきではなかろうか。

このようなに、オウム裁判の例に限らず、決してまっとうであるとは言えないような仕事振りの弁護士が今の日本には少なくないのである。

私たちは、そのステータスの高さゆえに、ともすれば弁護士という職業を過大評価しがちだが、そうした評価の前に、まず人物によく目を向けながら、その仕事振りをしっかりとウォッチしていかなければならない。

なお、オウム裁判は、裁判の長期化も課題となり、裁判員裁判や公判前整理手続きなど、審理の迅速化を求める議論の契機となったとされている。

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