2011年11月28日月曜日

人気ベストセラーと著者を一刀両断 ・ 痛快無比な書評本 「ベストセラ−炎上」


「ベストセラー炎上」 (副題)妙な本が売れる変な日本

屈指の辛口評論で名を成す、西部 邁・佐高 信の両論客が、ベストセラーとその著者を一刀両断に切り捨てる。

痛快無比な舌鋒で6氏のベストセラーを徹底批評。

多くのベストセラーが炎上するその炎の向こうに、現代日本の歪んだ素顔が浮かぶ。

朝日ニュースターで放送中の両者の異色対談番組「学問のすゝめ」書評シリーズから厳選収録。

(読後感)胸のつかえと肩の凝りが一気に取れたような、スカッとした気分である。

おすすめ度
☆☆☆☆☆

西部邁/ 佐高信/共著  出版社名 平凡社


本の内容(目次)

1 勝間和代『断る力』(現代文明を象徴する文章のリズム
「進化」を使いたがる人々 ほか)

2 村上春樹『1Q84』(栄養にならない本
バーチャリティーとリアリティー ほか)

3 内田樹『街場のメディア論』(どこの街場なのか
毒のない井戸端会議 ほか)

4 竹中平蔵『「改革」はどこへ行った?』(誌上証人喚問
住民票移転と逃税疑惑 ほか)

5 塩野七生『日本人へ リーダー篇』『日本人へ 国家と歴史篇』(果たして帝王学足りうるか
兵隊を知らない英雄伝 ほか)

6 稲盛和夫『生き方』(トートロジーの波
ダブルシンクの世界 ほか)


著者紹介

西部 邁
1939年北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科理論経済学専攻修士課程修了。東京大学助教授、教授を経て、評論家、雑誌「表現者」顧問

佐高 信
1945年山形県生まれ。慶応大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て、評論家、東北公益文科大学客員教授、「週刊金曜日」編集委員

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